キャメロット〜禁断の王城〜
Camelot

制作総指揮 ・・・ グレアム・キング
脚本 ・・・ マイケル・ハースト

http://www.bs11.jp/drama/2052/





Jun. 10, 2011
第10話 最後の審判(終) Reckoning

脚本/Terry Cafolla、Chris Chibnall
監督/Mikael Salomon、Stefan Schwartz
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アルビオンからバードン峠が襲撃を受けていることを聞き、
それを失うと国が脅威になる事を知ってアーサーたちは峠の
死守する為に現場に向かう。モーガンの為に忠誠を誓った
ハーウェルはなんとしてでも
アーサーが持つ剣をモーガンに
持ち帰りたい
と考えていたが、キャメロットの騎士達は少数
ながらも精鋭が揃っている為に一時撤退を余儀なくされる。
一方アーサー王たちの軍隊も、ケイなど負傷した為に治療の
為にアーサー王だけを残してその場から立ち去る。

ハーウェルは遠目からアーサーたちの事を何とか攻め落とそう
としていた。モーガンの王冠を奪ったのはアーサーだと感じ、
今夜必ず殺して剣を奪うと誓う。
その為に夜になるとアーサー王の兵力がどの程度あるのかを
偵察させる。

一方アーサーは表面的には峠をみんなで死守している様見せか
けてはいるが一人で防衛していた。敵の兵士が偵察に来たのを
知り何とか退治する。アーサーは隙を見て敵が攻め込んできた
時のために罠を仕掛けていた。

一方峠から脱出していたレオンテスたちは待ち合わせ場所にな
かなかアーサーが来ない事を心配する。しかしガウェインたち
アーサーの性格から最後まで死守するためにあの場に留まる
つもりではないか
と感じていた。

ハーウェルは偵察部隊が戻ってこない事を知り更に別の偵察隊
を送る。アーサーは侵入者たちを一人ずつ殺していくが、
少しずつ敵兵によって囲まれ、ついには捕まってしまう。
アーサーが持って居た剣・エクスカリバーを奪われ、ウォレス
はハーウェルにそれを届けると、今頃はアーサーにトドメを
刺している事を告げる。アーサーはもう一人しか残っていなかっ
たと。すぐに剣をモーガンに届ける様ハーウェルは指示すると
自分はアーサー王の遺体を燃やしてから行くという。

モーガンは
キャメロットの城へと向かっていた。
保護して欲しいとするものたちを大勢引き連れ、更には、
自分
たちをハメようとしたとしてマーリンとイグレーヌに手錠を
かけて連れてきた
のである。しかし対応に出たものたちは、
アーサーは現在バートン峠にいる事を告げる。
モーガンはキャメロットの人たちの集まる前で、マーリンや
イグレーヌが自分たちを脅迫しようとした事を告げる。

アーサーは絶対絶命の中、最後の力を振り絞り再び用意して
置いた仕掛けを使って10人以上の兵士を一人で倒す。やがて
限界が来る中で、そこにはレオンテスを始めとして、騎士達が
応援に来たのである。なんとか全ての人物を制圧すると、
ウォレスに対して、この
襲撃を計画した人物は誰なのかを問い詰
める。するとモーガンであることを告げ、
アーサー王を峠に
おびき寄せるよう指示された
事を語る。

モーガンはキャメロットで被害者ぶりつつ、アーサーが亡くなっ
た今、ペンドラゴンの血を引くものとして自分が王となって
この土地を守る事を誓おうとする。シビルも市民達にモーガン
こそ王冠を引き継ぐのに相応しい事を強調する。
イグレーヌはモーガンに対してあなたたちの企みなど絶対に
上手くは行かないという。
モーガンはマーリンの元に行くと、私との晩の事をイグレーヌに
話したのかと問う。マーリンはイグレーヌには手を出すなと告げる。
告げるが・・

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いよいよ最終話。
混乱するブリテンの国を統治するペンドラゴン家。
なんとか市民の安全の為、争いのない世界を作るために奔走す
るアーサー王に対して、王位を受けたいモーガンはアーサーを
殺害を企て、禁断の力に頼っていく。アーサーはモーガンに
忠誠を誓う兵士たちに囲まれ絶体絶命のピンチに遭うが・・

一人で敵対する相手と対峙していく辺りは、映画「ロビンフッ
ド」
っぽいところが有るけど、前提としてアーサーが死守して
いる峠に、朝まで待てば援軍が来るとか、そういう設定が有れば
また違ってみられたのかも知れないけど、一人だけで奮闘して
いる事に何の意味があるのかに思えて、ちょっぴり内容としては
不発な感じだった。
ただラストだけ有って、戦闘シーンが多く、その見所は多かった。
不甲斐ないアーサーの姿がこれまで描かれていたけど、今回の
展開を見る限りではとても強い姿が有り、王としての資質を
感じる所に繋がっている。

最終話だけ有って亡くなる人も多く、イグレーヌの死はちょっ
ぴり悲しい物が有った。

何の力も発揮出来なかったマーリンはとっかかりの部分にこそ
存在感を発揮したけど、結局何もせず最後まで存在の価値の
分かりづらい役所だった。

そしてモーガンもまた何らかの存在が協力者となり、魔法使い
としての能力に力を貸しているのかと思っていたけど、
結局は制御できない自分の中の欲望との戦いだったのか?と
言う感じで、別に誰に襲われることもなく、体が蝕まれる
こともなく、イマイチ消化不良な流れではある。

続編の可能性を残したのだろうか。
モーガンの処分に関しては中途半端だったし、喪に服する
べき時に相変わらずHネタで責めるアーサー王はやはり上述
した事を否定するようだけど王様としての資質は無いのかも
知れない。

もうちょっと民衆のために尽力していたので、モーガンに
対する市民たちの非難の視線も加味して欲しかった。

アーサー王 (Jamie Campbell Bower) イグレーヌとウーサー王の子
モーガン・ペンドラゴン (Eva Green) ウーサー王と前妻との娘
マーリン (Joseph Fiennes) 魔術師
グィネヴィア (Tamsin Egerton) アーサーの夢の中の金髮美女
ケイ (Peter Mooney) アーサーの義理の兄、円卓の騎士の一人
イグレーヌ (Claire Forlani) 女王、ウーサーと再婚
レオンテス (Philip Winchester) 円卓の騎士の一人
ガウェイン (Clive Standen) 円卓の騎士の一人

ロット王 (James Purefoy) ウーサーの最大の敵、オークニー王
ウーサー王 (Sebastian Koch) ブリテンの王様
ブラシヤス (Diarmaid Murtagh) 円卓の騎士の一人
ウルフィウス (Jamie Downey) 円卓の騎士の一人
ペリノア (Adam G. Goodwin) 円卓の騎士の一人

ビビアン (Chipo Chung) ウーサー王に仕えていた奴隷
ブリジット (Lara Jean Chorostecki) 侍女
シビル (Sinead Cusack) 尼僧

--- (David Coakley) Fourth Marauder
ハーウェル (Dara Devaney) モーガンの部下
ウォレス (Paul McGlinchey) ハーウェルの部下
--- (Jeff Doyle) Marauder One
--- (Ciaran Kenny) Marauder Two
ヒルダ (Elaine Fox)
ルーカン (Sebastian Spence) アルビオンの父
アルビオン (Tyler Kennington) バードン峠に住む子
グリフィス (Ciaran Gallagher)
ボリン (Ed Cosgrove)
--- (Darryl Kinsella) Camelot Guard

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