キャッスル 〜ミステリー作家は事件がお好き
Castle (2009年・アメリカABC)

http://www9.nhk.or.jp/kaigai/castle/
http://tv.foxjapan.com/fox/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/950





第4話 絨毯にくるまれた死体 Hell Hath No Fury

脚本/Andrew W. Marlowe 監督/Rob Bowman
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NY市警の不味いコーヒーを口にするリック
まるで猿のおしっこみたいな味がするとケイトに言う。
ケイトはリックに今日は貴方の本の
新作発売記念日なのでは
ないかとし、こんな所に居る暇は無いのではないか?と問う。
もしかして逃げているのではないかと告げ、貴方は周りの評判
など気にしないタイプなのではないかと言われる。
そんな中ケイトの元に殺人事件の通報が入る。

ウォルコウフスキー巡査が現場に居た。
発見者はゴミ箱で絨毯を拾ったリフォードアリソンで、
掘り出し物だと思って拾った
絨毯の中に遺体が丸めて入ってい
たのだという。検視官のラニによると
38口径の銃弾によって
撃ち殺されており、
至近距離から討たれたものであるという。
ポケットからは何も見つかって居らず、強盗目的なのか?と
されるがリックはそれを否定する。単なる強盗ならば撃ち殺し
て放置していくもので、わざわざ絨毯にくるんで捨てないと
の事だった。絨毯が捨てて有ったのは二ブロック先だという。
遺体を見てリックはこの男を知っているとの事。

被害者はジェフリー・ホーン(48歳)
市議会議員で2期目の
議員だった。バスの広告でよく見かけたという。
ケイトたちは被害の妻で有るローリー・ホーンの元に事件の
報告をしにいくと共に事情を聞きに行く。夫は資金集めの為
に忙しくしていたとし、帰宅せず選挙事務所のソファで寝て
いる事も多かったとのこと。昨晩11時に電話したのが最後だ
と。
選挙事務所の所長・フランク・ネスビットから話を聞いた
限り夫は元気だったとし、夫はとても良い人であり良い父親
だったという。こんな風に殺されるのが信じられないとの事。

そんな中、リックの携帯にマーサから電話が鳴る。
無事かどうかを確かめたかったというマーサ。何のことかと
思えば
新作の本が書店で並んでいるが、全く売れていないとの
事だった。

エスポジートライアンは絨毯が拾ってきたとするゴミ箱を
調べに行く。ライアンによるとこういう不要品は恵まれない
人が拾う仕組みになっているとし、ウチの絨毯も54丁目に
拾ってきたものだという。エスポジートは小便が掛けられてい
るかもしれないのに、不潔ではないかとして、ライアンの家
にゲームしにいくのは控えると呟く。そんな中制服警官が
被害者の財布を見つける。中にはIDカードだけが入っていた。

現場近くで銃声を聞いたものがいないとの事で、これは計画
的に行われたものだとケイトは推察する。

一方ジェフリーの選挙事務所に行く。
所長のフランクによるとスタッフたちは意気消沈しており、
カウンセリングが必要な程だという。ホーンは友人だったと
いうフランク。昨日は38丁目の
マルコーニに行われたパーティー
に彼と出席して、午後23時に別れたという。彼は一人で歩いて
帰りたいとの事だった。しかし遺体はダウンタウンで発見され
ており、どうにも腑に落ちないものがあった。
対立候補のジェイソン・ボリンジャーと敵対関係に有るとし、
脅迫に関しては、カルバン・クリーソンから嫌がらせを受けて
いたという。カルバンは
アクシアムソーホーマジョスティッ
クなどクラブやホテルのオーナーで金の有る男だった。クリーソンは
ローワーイーストに有る古い倉庫を購入して、そこを遊べる
スポットにしようとしたが、治安の事を心配して、ホーンが
建設許可を出さなかったので嫌がらせをしたのではないかと
いう。

クリーソンの元へいく。
ホーンが死んだと聞いて俺には関係ない事だという。
自分は邪魔する物を殺さないが潰すだけとのこと。昨日の
アリバイを尋ねるとソーホーのクラブにいたという。
ケイトはアリバイを確認に以降とする中で、リックは現場で
撮った写真を友人に送ったところ、あの絨毯はクリーソンが
経営するホテルで扱われている絨毯である事を知る。
ケイトはクリーソンに正式に署に来てもらい事情を聞くことに
なる。

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リックの新作が発表される中で殺人事件が起きる。
殺されたのは議員のジェフリー。絨毯に巻かれて発見された
遺体は何を意味するのか。

リックってちゃんと仕事をしているのね。
新作が出たとの事だけど、ちょっとペースが早いかも。
1話でも作品発表をしていたし、一体一年に何冊発売するんだ?
って感じもする。

事件は殆どリックが解いてしまっている印象が有るね。
絨毯がクリーソンのホテルで使用されているとか、クリーソン
に容疑がかかると逆に証拠が揃いすぎているとか、
売春婦と接近するのもリックの手柄。

容疑も登場人物全てに一通り嫌疑がかけられ、ブルースは
金を脅していたし、対立候補のジェイソンも浮気の事実を
掴んでいたし、クリーソンにもそれなりに被害者を憎むべき
動機は有るけど、最後はやはり浮気が引き金となった事件の
顛末。

金の流れを追えばまさに事件の真相は見えて来ると言わんばかり
の展開だった。

リックがいつもケイトの捜査を妨害しているのに対して今回は
ケイトがリックの新作発表会での朗読会で邪魔をして、如何に
今までリックがしてきた事が嫌なのかを思い知らせた。
またケイトがヒマだとして、検視官・ラニの職場に遊びに行っ
ていたけど、ケイトはリックに気が有るのか。

エスプレッソマシーンにケイトが興味のないフリをしつつも
深夜に飲みに行く所が良かったね。
いつも猿のおしっこみたいなコーヒーを飲んでいるとしている
けど、アメリカ人はコーヒーにだけは拘りが有るんだよね。
まぁライアンとか平気でそのコーヒーを飲んでいる感じだった
けどね。

リチャード(リック)・キャッスル (Nathan Fillion) 作家
ケイト・ベケット (Stana Katic) NY市警12分署殺人課の刑事
マーサ・ロジャーズ (Susan Sullivan) キャッスルの母親。女優
アレクシス・キャッスル (Molly C. Quinn) キャッスルの一人娘
ハヴィエル・エスポジート (Jon Huertas) ベケットのチーム
ケヴィン・ライアン (Seamus Dever) ベケットのチーム
ラニ・パリッシュ (Tamala Jones) 検視官
ロイ・モンゴメリー (Ruben Santiago-Hudson) 警部
ジーナ・グリフィン (Monet Mazur) 出版社、リックの元妻

ブルース・カービー (Jonathan Banks) 私立探偵
カルバン・クリーソン (Bruno Campos) 実業家
フランク・ネスビット (Michael Reilly Burke) 選挙事務所長
ジェイソン・ボリンジャー (Joshua LeBar) 選挙事務所
ローリー・ホーン (Lisa Waltz) 妻
ティファニー (Alicia Ziegler) 売春婦
--- (Amy Hathaway) Attorney
ウォルコウスキー (Ron Rogge) 警察官
--- (Carla Greene) Aide
--- (Tim Barraco) Delivery Guy
--- (L.T. Tolliver) NYPD Uniform Officer
--- (Kenny Suarez) NYPD Uniform Officer

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