キャッスル 〜ミステリー作家は事件がお好き
Castle (2009年・アメリカABC)

http://www9.nhk.or.jp/kaigai/castle/
http://tv.foxjapan.com/fox/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/950





19 Apr. 2010
第6話 キャッスルの弱点 Always Buy Retail

脚本/Gabrielle G. Stanton、Harry Werksman
監督/Jamie Babbit
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リックは元妻・メレディスと離婚した後にも激しいHを経験する。
離婚したのが不思議なくらいだというメレディスに対して、
あの時君が監督と不倫してマリブに駆け落ちしなければ今も
一緒だったハズだという。メレディスは今度
私もニューヨーク
に引っ越ししてこようと思う
と相談される。アレクシスにも逢え
るし、今はL.Aに居ても良い役が無いので、ニューヨークの
ブロードウェイを経験するのも良いという。同じ街に住めば
また昔に戻ったかのようになれるとの事だった。

そんな中殺人事件が発生する。
エスポージトによると
被害者はアフリカ系・20代前半
複数の刺し傷が有り、胸と胴体には打撲痕が有るという。
発見したのはホームレスで、まるで拷問されたかのようだった。
寧ろ儀式的ではないかとライアンは告げる。
リックがボーっとしているのに気がついて声を掛けるケイト
たち。リックは現在特殊な地獄が訪れているという。まるで
ケーキの食べ放題のようで、上手いけど罪悪感もハンパ無い
状態だとし、元妻と朝から激しいHをしてきたが、引っ越して
くることになった事を語る。年に一・二回ならば言うことは
ないのだという。ケイトは遺体の現場でそういう話題は自重し
てくれと語る。

そんな中、リックは遺体を見て
口の中を調べてみろと指示する。
何か口の中に包みが入っていないか?と尋ねる。すると中から
包みが出て来て何らかの
シンボルが出てくる。リックは恐らく
ブードゥーだと語る。ストームの6冊目「黒い嵐」の際に
リサーチしたので知っているという。西アフリカだけでなく
ハイチやドミニカのアメリカ内のコミュニティでも行われている
ものだという。儀式の目的が分かれば犯人が見えて来るのでは
ないかという。

リックはブードゥーに精通しているミッシェルから話を聞く。
口の中に入っているシンボルを見てヴェヴェだという。
精霊の世界への道を開く者を意味する印だという。
しかしこのブードゥーの儀式の形は
ハイチ、ジャマイカ、
ドミニカ
ではなく、
ナイジェリア型のものである事が分かる。
お守りは
ロアと呼ばれるもので、ブードゥーの精霊に捧げる
ものとのこと。床に書かれている特殊な絵を見て、
オグン
と告げ、意味合いは
無くした物を捜すときに呼ぶ精霊だという。
しかしこれをみただけでは何を捜していたのかまでは分からない
との事だった。
ケイトはブードゥーを信じていなかったが、オカルトとは
見る人の目の中にあるとし、西洋の宗教だって端から見れば
十分変なものだと語る。
ブードゥーは平和なもので精神的
信仰であり、殺人に関わることなど無い
と語る。どうしても
欲しいものを被害者が持って居たのではないかと語る。

そんな中、ライアンから二人目の遺体が見つかったとの連絡
が入る。被害者はダーシー・チョーでダウンタウンの弁護士
事務所で働いている人物だという。一人目の被害者と全く
同様の形が殺されており、被害者は赤い布の上に置かれていて
口の中にはお守り、蝋燭やボウルに入る動物の血も同じように
置かれていた。恐らくバッグで抵抗したのだろうとし、
ビリビリ
に割かれている被害者のバッグ
が現場に落ちていた。

アレクシスは学校でテストが有るという際に、突然校長の
シモンズに呼ばれる。なんとそこには母のメレディスが来て
いて、お爺ちゃんが亡くなったとして言いに来たのである。
校長は担任のブラウン先生も別の日にテストを受けさせてもら
うようにすることを告げ、すぐにお爺さんの元に駆けつける
様告げる。しかしアレクシスは既にお爺ちゃんが亡くなってい
る事を知っていたる母に問い詰めると、買い物に行く為に
連れ出すためには親戚の不幸が良いのだと語る。

ケイトたちはダーシーと親友だったバトンから話を聞く。
一人目の被害者の写真を見せるが見た事もない人だという。
ダーシーは企業や移民関係の弁護を担当していたのだとする
が、一人目の被害者との共通点は見いだせなかった。

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リックの元妻・メレディスがまたニューヨークで暮らすという
中で、殺人事件が起きる。宗教が絡んだ殺人事件故に専門的知識
のあるものからの助言を借りつつ、犯人が儀式を使って何かを
探しているであろう事を掴んでいく。第一、第二の犯行が行わ
れた事で、被害者に共通するものを探っていくことになる。

メレディスって名前の女性は何故こうも暴走するのか。
リックもSEXフレンドっぽくなっている手前断れないのかも
しれないけど、かなり違和感の有る関係だったな。
リックもリックで職場に到着していきなり、その話をすると
いう辺りのノリに一体どういうつもりなんだ?という感じしか
せず、主人公に嫌悪感を覚える感じの流れだった。
初回に登場したジーナとも結婚していた感じだし、リックって
一体何度結婚しているんだろうね。

ただリックとマーサの関係を考えると、リックの母も女優業
をしていて、幼少期からその苦労を知っているというのに、
そんな女優業をしている女性を妻に持つという事は、女優の
我が儘も苦にしないというところなのか。

事件は正直、宗教を絡ませる意味があまり分からないものが
有った。
単純に不法移民者たちに金を掴ませるなり脅すなりして、
バッグを購入する人物を探らせれば良いだけのもの。
元々のパスポートが偽造ならば、また新しく偽造したパスポート
を作っても良いんじゃないかという気がする。

キャナルストリートに有るニセモノブランド店を経営している
男性に容疑の目が当たったかと思うと、その元締めである
密輸入業で元ベニンの殺戮者なる人物が主犯格。

サラジェシカパーカーがミラノのファッションショーで持って
居たとする新作バッグがポイントとなり、それを突拍子もなく
登場した女優がヒントを与えていくという事で、ニューヨーク
のドラマにはよくあるファッションネタ。

リチャード(リック)・キャッスル (Nathan Fillion) 作家
ケイト・ベケット (Stana Katic) NY市警12分署殺人課の刑事
マーサ・ロジャーズ (Susan Sullivan) キャッスルの母親。女優
アレクシス・キャッスル (Molly C. Quinn) キャッスルの一人娘
ハヴィエル・エスポジート (Jon Huertas) ベケットのチーム
ケヴィン・ライアン (Seamus Dever) ベケットのチーム
ラニ・パリッシュ (Tamala Jones) 検視官
ロイ・モンゴメリー (Ruben Santiago-Hudson) 警部
ジーナ・グリフィン (Monet Mazur) 出版社、リックの元妻

メレディス (Darby Stanchfield) リックの元妻
アジ (Aldis Hodge) 不法移民、ジャマルの友人
ミッシェル (Nicki Micheaux) ブードゥー教に精通する
オスカー (Michael Benyaer)
チャールズ・オニ (Dohn Norwood) キャナルストリートの店主
ムクタル・ベイラー (Robert Okumu) 元少年兵、ベニンの殺戮者
ダイアナ・エドワーズ (Debbie Campbell)
ジル・バトン (Laura Simms) ダーシーの親友
Mr.シモンズ (Loren Lester) 校長先生
--- (Asia De Marcos) Yoga Manager
--- (Kwabena Darkwah) Man

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