CHUCK / チャック (シーズン2) http://www.superdramatv.com/line/chuck/ http://wwws.warnerbros.co.jp/chuck-dvd/ http://www.ntv.co.jp/chuck2/index.html

Apr. 20, 2009
第21話 チャックVS大佐 Chuck VS the Colonel

脚本／Matthew Miller 監督／Peter Lauer
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サラはCIAの命令に背いてチャックが監禁されるのを阻止し、
二人で一緒にカリフォルニア州・バーストーに有るフルクラム
の秘密の隠れ家である"ブラットロック"に向かう。
そこに父親が幽閉されているハズだったが、いざ現場に行くと
たばこの吸い殻ばかりが残されており、施設らしい施設は
無かった。チャックの中のデータも反応しなかった。
チャックはケイシーに見つかったらサラも投獄されてしまう
事を告げるが・・・

一方チャックの父・スティーブは、ロークから一日でインター
セクトを完成させるよう告げる。スティーブはサラとチャック
に何かしたら要求には応じない事を告げる。

その頃ダイアンはケイシーに対して、サラの生死は問わないの
でチャックを取り戻すよう命令していた。それが無事に解決すれ
ば任務終了とし、ケイシーのことを大佐に昇格させるという。
好きな任務を担当させると言われる。

ケイシーはチャックの部屋に入り込み、何処に行ったのか調べる
中、エリーとデボンは不審な行動を取るケイシーに話しかける。
ケイシーはチャックが無断で店を休んでいることを告げると
5分前に電話が鳴り、サラと一緒に結婚式のことで出かけている
のだという。
ケイシーはすぐにキャッスルに戻るとエリーの電話の通話を
探知し、何処から電話が鳴ったのか調べる。

サラとチャックはモーテルに泊まる。
チャックはサラに対してリスクを冒させた事を謝罪するが、
チャックがこれまで国のためにしてきた事を考えれば、当然の
要求である事を告げ、インターセクトを取り出して普通の生活を
送って欲しいと語る。自分はチャックを保護するのが仕事だと
すると同じベッドで眠る事になる。

その頃バイモアではエメットがビッグマイクのポジションを奪い
取りマネージャーとなっていた。モーガンはエメットに対して
裏切る事を知っていたら協力はしなかった事を告げ、ビッグマイク
は友達だと語る。しかしエメットは出世のチャンスを掴もうと
思わないか?と尋ねられアシスタントのポジションが空いている
という。手下になれと言われるが、俺には友達はチャックが居る
ので十分だとして断る。

チャックとサラは一緒のベッドで朝を迎える。
二人は自然と抱き合い手を握り有って寝ている事を知る。
感情が抑えきれずにキスする中で、コンドームをサイフから
出そうとするが、モーガンが使用した跡で、メモが入っていた。

一方バイモアではモーガンはマイクの元を尋ねると誤解を解き
たいとして話し合いたい事を告げる。こうなったのは全部俺
のせいでまさかエメットが店を乗っ取るとは思わなかったのだ
という。自分はマイクと母が別れて欲しかっただけだとし、
許しを請うと、二度と家族を裏切るなと告げる。
そんな中、場内放送でエメットはマイクいびりが始まり、トイレ
掃除を命じる。モーガンは自分がトイレ掃除をする事を告げるが、
自分で汚したものは自分で掃除するものだとして、マイクが
トイレ掃除をすることに。モーガンはこれ以上マイクをいたぶるな
とエメットに要求すると、提案を受け入れろと告げられる。

チャックは外でコンドームを買いに行こうとするとケイシーに
見つかり捕まってしまう。ケイシーはサラを捕まえようとして
部屋に入ると、シャワー室から音が聞こえる。サラはケイシー
を不意打ちして縛り付けると車で逃げようとする。すると
チャックは外に停まっている車を見てインターセクト情報が
入り込み、フルクラム(ビンセント)が居る事をサラに告げる。
ケイシーの事をそのまま置き去りには出来ないとしてまた部屋に
戻るが、ケイシーは既に部屋にはなく、サラと入れ替わるように
してチャックの元に現れるのだった。
ケイシーはチャックを捕まえて連れて帰ろうとする中で、
ケイシーとサラは互いに銃を向けあう事になる。
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チャックの父・スティーブを探す為に、サラはチャックを幽閉
せよという将軍の命令に背いてチャックと共にフルクラムが
残した情報を頼りにバーストーに有るグランドロックに向かう。
しかしなかなか敵のアジトは見つからず、チャックとサラは
一晩をモーテルで過ごす事になるが・・・

サラとケイシーがチャックを巡って綱引きをし、スレ違い様
にチャックと関わるというシチュエーション作りが見事なもの
が有った。
今回のエピソード構成だとどうしても終盤までは、利益相反の
関係に有るので、二人が顔を合わせれば戦わずには居られない
訳で、そういう意味ではこの様なスレ違い方が面白く効果を
発揮したと思う。
度重なるケイシーが捕らわれてしまうという構図も有ったけど、
ケイシーならば一人で抜け出せることは明らかだし、以前は
自分の腕を犠牲にしてまで拘束から解かれていた執念を見ると、
至る場面でこんな場面、ケイシーならば難なく切り抜けるだろう
という安心感は有った。

バイモアの流れもとても興味深く、エメットが何故これ程までに
マイクに嫌がらせするのかみたいないやらしさを演出していた。
モーガンがマイクに跪いて許しを請うシーンは、完全に映画「ゴッドフ
ァーザー」を踏襲しているような流れで、笑えるものが有った
なと。

ジェフとレスターはモーガンに怒りを感じていたけど、君らの
友情とはそんなものなのかと小一時間な感じがしたかも。

今回は流れの中にデボンを加えるというこれまでに無いパターン
が提示された。ケイシー・ホモ説・ストーカー説が流れる中、
ケイシーとデボンの対決というのもある意味では見応えが有った
のかもしれない。
チャックは思わずデボンに自分がスパイである事を話してしまった
けど、その際にサラが"お口にチャック!!"と語る辺り、吹き替え
ならではの笑い処だったのだろうな。

サラとチャックの関係も相変わらず踏ん切りが付かないけど、
一夜だけでも二人にとって良い気分が味わえたのではないか。
ただ正直、サラにしてもチャックにしても、何処で監視されて
いるのか分からない状況の中で身体の関係を持つのはちょっと
恥ずかしいのかもと思わせる所が有った。まぁ結果的には監視カ
メラで見られている様な事は無かったけどね。

とりあえず父親を助け、そしてチャックの中のインターセクト
も取り除くことが出来た様だ。それがすなわちサラとの別れを
意味するのかもしれない辺り、シーズン3に向けた興味として
存在しているというところか。

そして何と言ってもモーガンとアンナがバイモアを辞めてハワイ
で鉄板焼き屋を開くという辺り、どういうオチで攻めてくるのか
見物。
最終話はエリーとデボンの結婚式の波乱かな。
しぶとく生きていたテッドだけど、あの施設って核シェルター
じゃなかったのか? F-16爆撃機で破壊できるものなのかという
感じがするが・・・微妙に爆薬も少なくてショボい攻撃に
見えたし。

最後にサラの青いドレス姿はステキだった。
友達としてディナーに招待するチャックとケイシーの関係も
益々目が話せないな。親指一本でお前ごとき殺せるわとか言わない
で!

■使用された曲

・Bon Iverの"Creature Fear"