クローザー
The Closer

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第13話 最終楽章 Standards and Practices

脚本/James Duff 監督/Michael M. Robin
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ハリウッドの有名プロデューサー・プルーイットが自宅のジャ
グジーの中で遺体として発見される。ジャグジー内には被害者
のものだと思われるかつらが浮かんでいた。
隣人のミッチェルから音楽が五月蠅いとの通報を受け警察官が
訪れた際に亡くなっているのを発見したという。
プルーイットの妻・アメリアは昨日から息子を連れて実家に
帰省しているとの事だった。
ジャグジー内でテキーラを飲んでいたと思われる形跡を見つける
が、特に毒や薬物が混入された形跡も無かった。
バスローブが濡れている状態であり、恐らくそれがジャグジー
内に浸かっていたのではないかという。
ブレンダがまた現場に到着していないのを知り、
プロペンザは
ブレンダの口まねをして、他の捜査員達に指示を与える

しかしその姿を後ろからブレンダは聞いており、適切な指示だ
と呟く。

朝ブレンダが寝ているベッドの元にフリッツがやってきてワッ
フルを持ってくる。フリッツは夕べFBIから電話が有ったとし、
何か話しづらそうにブレンダに何かを話そうとするが・・・

その頃ポープの元にも内務調査局にある通達が届いた事を聞い
ていた。
何者かがジョンソン本部長補佐に対する匿名の告発文
を出した
というもの。品行に問題が有り、捜査官として失格だ
というものだった。ロス市警の内部からの告発で、検事局や
FBIに対する問題点なども書かれていた。この告発文がそのまま
通ればブレンダが解雇される事にもなり、彼女を抜擢した
ポープにもその責任は回ってくる所だった。ポープはテイラー
が送ったものだと知りつつ、取り消せないかを模索するが、
前回の仕返しとばかりに、匿名で訴えたものを取り消すなんて
倫理違反だと語る。早速事実関係を調べるとの事だった。
ポープはテイラーに対して、内務調査の証人となり得る人物
に故意に接触を図り指示を与える事も当然倫理に反する事だ
よなと確認し、私の考えが当たらないことを祈ると告げる。

一方被害者のプルーイットについて調べると、
妻・アメリアへ
の暴行で何度も捕まっている
事が分かる。しかし告訴にまでは
至っておらず、飲酒運転でも何度か捕まるも、何れも見逃され
ている形跡が有った。

そんな中、遺体の肺には水が入っていたので、溺死である事
が分かる。被害者の血中アルコール濃度は0.16なので、溺れる
ほど飲んでいる訳ではないという。しかし抵抗した跡が
見つかっていないのも不自然だという。しかしかかとには擦り
傷が付いている事を指摘する。
ダニエルズによると、かつらの件を調べたが、このタイプの
ヘアピースはクリップと接着剤でくっつけるために、外れるこ
とはまず無いという。それだけに外れたという事は抵抗の跡に
もならないかと告げる。またバスローブからは塩素、臭素、
殺鼠剤が検出され、何れもジャグジーの成文と一致したこと
が分かる。

しかし一体誰が音楽の音量を上げたのか。容易に近づける顔見
知りにより犯行である事は間違い無いと告げる。逆上した妻
によるものなのか?と疑う。
妻のアメリアが二日前に帰省した実家の父親は有名なピアニスト
アロンソ・ロペスだった。またプルーイットには愛人ず居た
事が判明する。
そんな中、ガブリエルがポープのオフィスに密かに呼び出され
るのを目にする。それを知ってブレンダはポープのオフィスに
入っていく。ポープは告発の件が根拠がない事を証明すると
し、徹底的に闘い君を守ると約束する。

一方アリバイの確認のために、ロペス家を尋ねる。
すると殺された日の犯行時刻の時には、家族人で食事を取って
いたという。アロンソ、デニス、デリア、アメリアの4人で
ディナーを取っていたという。前日にケンカしていたという
隣人からの情報を元に、どんな理由でケンカしていたのか
尋ねる。アメリアを見ると手首にあざが有る。しかし明確な
理由を言おうとはせず、デニスもアロンソも娘はここに居た
のだという。7時前には食事をしていたと告げる。

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■ブレンダのピンチ

なんとブレンダが捜査官としての品行に欠けるとして告発文が
届いた様子。フリッツが朝からワッフルを作った際に、ブレン
ダにその事を告げたのだろうか。

少しブレンダもナーバスになる姿も有ったけど、その辺はブレ
ンダも一人の普通の女性って感じだったかな。

■プロペンザとフリン

下品コンビ復活なのか。
ただプロペンザはあまりフリンの事を好きな感じには見えない。
机にお尻をのっけていたフリンにもどけろみたいな態度を
見せていたし。

そのよりもプロペンザのブレンダの物まねは笑えた。
このシーン一つ見ると、如何にしてブレンダが特捜班に浸透
したのかが分かるものが有ったな。

■幼稚なFBI、検事補、殺人課警部

今回の反乱は、この三人が主導した物のようだ。
FBIは麻薬捜査を邪魔されたとのこと、検事補は殺人事件の
起訴を邪魔されたこと、警部は前回の殺人課の犯したミスの
件を完全に逆恨みした感じ。
どの人物もブレンダが謝罪と称して、嫌みっぱく語っていた
けど告発したら逆に自分たちが恥をかくだけだよねという
ものが有った。

■スペイン語

バズは父親がメキシコ人って事でスペイン語を話せるようだ。
サンチェスも当然スペイン語が話せる。
ブレンダが話せるのは、チェコ語、ロシア語、ドイツ語と
いう事で、残念ながら取調室での彼女のテクニックは発揮
されずじまい。その変わりに、上述した場で散々皮肉まじり
に鬱憤を晴らししていたけどね。それもフリッツがバックアップ
してくれたからこそ、出来た行動だろうね。

■甘い物が好きなブレンダ


ロペス家でも密かに甘いお菓子をもらっていたし、机の中にも
隠しているかのように甘いお菓子が入っていた。
朝からワッフルにもたっぷり蜜を掛けていたし、ストレスが
溜まると甘い物が食べたくなるのか、元々好きなのか。

■みんな優しい

全員が辞表届を出すと脅して、ブレンダへの処分の撤回へと
後押しする。ここまでシーズン1にしてまとまるなんて思わな
かった。
しかし皮肉なことに、失態を犯したテイラーが昇格してしまう
のだから何とも言えない。

■事件

結局地下鉄の駅に設置してあった防犯カメラ映像、そして
作業車の中に置き忘れていた帽子を元にして犯人を特定して
いく。どんな動物でも娘・家族を守るために起こすアクション
だとする事で、何らかの情状酌量の余地は有るのだろうか。
ブレンダは一級殺人を求めていたようだけど、暴力を振るわれ
ていた事実は有るし、ちょっぴり可愛そうだね。

ブレンダ・ジョンソン (KYRA SEDGWICK) LAPD殺人特捜班 本部長補
佐/チーフ。
ウィル・ポープ (J.K. SIMMONS) LAPD副本部長。
フリッツ・ハワード (JON TENNEY) FBI特別捜査官。
デビッド・ガブリエル (COREY REYNOLDS) LAPD殺人特捜班巡査長

ラッセル・テイラー (ROBERT GOSSETT) LAPD強盗殺人課 警部。
ルイ・プロベンザ (G.W. BAILEY) LAPD殺人特捜班 警部補。
アンディ・フリン (TONY DENISON) LAPD殺人特捜班 警部補。
マイク・タオ (Michael Paul Chan) ロス市警重大犯罪課警部補
アイリーン・ダニエルズ (Gina Ravera) ロス市警殺人特捜班捜査官
フリオ・サンチェス (Raymond Cruz) ロス市警重大犯罪課警部補
クリッペン (James Avery) 検視医
バズ・ワトソン (Phillip P. Keene) ロス市警重大犯罪課取調モニ
ター室技術者
フラニー (Amy Hill) テイラーの部下、コンピュータ

パウエル (Lorraine Toussaint) 担当検事補
ジャクソン (Jack Conley) FBI
アロンソ・ロペス (Tony Plana) ピアニスト、父親
デニス・バーク (Jamie Elman) アロンソの弟子
Mr.ミッチェル (Dakin Matthews) プルーイット家の隣人
デリア・ロペス (Jenny Gago) アロンソの妻
アメリア・プルーイット (Mayte Garcia)
サンディ・デュコート (Alanna Ubach) プロデューサ、愛人
--- (Joseph Bertot) 庭師
--- (Ricardo Chacon) 庭師

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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