クローザー
The Closer (シーズン2)

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第1話 真実とDNA Blue Blood

脚本/James Duff、Mike Berchem 監督/Michael M. Robin
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ダウンタウンの空き倉庫で中央署の刑事ティム・マーティン
刑事が殺害される。隣にはエクスタシーの売人・セブ・バラッ
クの遺体も有り、二人とも銃で撃ち合い殺し合った格好だった。
中央署の刑事たちは殆どの人が集まる中、事件の捜査の担当は
特捜班だったこともあり、本部長補佐・ブレンダの到着を待って
いた。一刻も早く、自分たちの同僚の遺体を運び出して欲しい
と感じていた中央署の署員達は殺気立っていた。
ブレンダは遅れてやってくる。
とりあえず検証しない限り遺体は運べないとして、遺体を調べ
ていく。話を聞いた限り、彼が居なくなって二日も経ってから
発見されるのは変ではないか?と疑問に感じる。
現場にはダニエルズ刑事が居るが、ガブリエルはブレンダに
彼女は被害者ティムの恋人だったことがあるので捜査からは
外した方が良いと助言する。
一緒に室内でなくなっていたのは、エクスタシーの売人・セ
ブ・バラックだった。
大学生の売人二人が売上金をちょろまか
しているとの噂で、殺害されていた事も有り、バラックが関与
しているかに思われた
が未だに決定的な証拠が見つかって居な
かった。
ティムの自宅は
ロングビーチに有るため、50kmも離れたダウン
タウンの倉庫に何故一人で来ていたのか気になる。

タオによると、被害者は同時に打ち合っているのではないかと
いう。バラックは銃弾によって背骨を損傷しており、ティムは
銃で眉間を撃ち抜かれていた。バラックの方は近距離から撃た
れていた。ブレンダは弾道検査をするよう告げる。
話を聞くと、ティムはその日非番だった事が分かる。
そんな中、現場にはマイケル・ディーツ
指名手配する様な
チラシが中央署の雄志によって刑事達に配布
される。
ブレンダはディーツは単なる倉庫の持ち主であって容疑者では
ない事から、急いで配布されたポスターの回収をリーヒィ署長
サビエル刑事に依頼する。

一通り現場検証を終えると、遺体に敬礼しつつ、外へと運び出す
のだった。

とりあえず100枚作成されたポスターは98枚まで回収されたと
の報告を受ける。ポープはこの日機嫌が機嫌が悪く、中央署は
この件から一切手を引くよう署長に話す。そしてブレンダに
対しても98枚回収出来たのならば、もう十分だと告げる。

ブレンダはこの件で違和感を感じたのは、刑事ならば容疑者に
対して連射するよう訓練されているのに対して、何故か一発
ずつしか銃弾が撃たれていない事だった。ブレンダはポープ
に対して、この一件に手を貸していたとする情報提供者に
話を聞きたいとするが、あくまで機密扱いだという。しかし
ブレンダには絶対に署内でも話すなとして、情報提供者が
アル・コーエンである事を話す。

大学生殺しの件ではマーティンが事件捜査を担当していて、
サビエル刑事が相棒だった。大学生を殺害していたのはバラック
が所持していた銃だと判明する。
一方弾道検査の結果、マーティンの銃が先にバラックを射貫い
ており、倒れている事が分かる。しかしマーティンは1mの距離
から撃たれて居て、倒れたバラックではマーティンを射貫くこ
とは不可能だという。倉庫にはもう一人居たのではないか?と
推察する。

サビエルから話を聞く。
するとアリ・コーエンが情報提供者で、バラックはアリの手引き
でカナダに逃げたが、
司法取引によってアリは、バラックの
DNAを採取する手はずになっていた
という。アリは2つのDNA
サンプルを送って来たが、大学生殺しの現場から発見された
血痕とバラックのDNAは一致しなかった為、アリは別人のDNAを
送って来たのではないかと疑われていた。

しかし何故ティムは一人で倉庫に行ったのか。
相棒のサビエルに話を聞くと、オレは最近彼の相棒になった
ばかりで、90年代からずっとティムと組んで居たのはハバート
だったという。しかし妻が4年前に亡くなり、そして子供の
チャーリーがガンに犯されたので現在休職中であること。
自分はマーティンの恋人であるリンダから電話が有り、デート
に彼が来ないと聞いて彼の家に行ったら土曜日の新聞がそのまま
郵便受けにあったので異変を感じたのだという。マーティンは
元々女癖の悪い人物だったので、最初は単純にリンダを捨てる
為にスッポカしたのかと思っていたとサビエルは語る。

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■シーズン2の最初は警察官が殺害されるネタ

売人と接触していたと聞いて、どうせ汚職しているのだろうと
思っていたけど、実体は被害者の刑事が殺されるだけの事を
していて、色恋沙汰のもつれが原因だった。

マーティン刑事と相棒のサビエル刑事。
どちらもストーカー気質があったり、人の彼女を奪う癖が有っ
たりとロクな刑事たちじゃない。

■ハバート刑事

元マーティン刑事の相棒で、妻を失い子供までもガンで失おう
としている現実。とても可愛そうだけど、そんな彼が犯人なの
ではないか?とする想像も全く無かったわけではないけど、
どちらかというと金銭的な問題で汚職に関与ししているのかと
思った。

■フリッツ vs ポープ

ポープが不機嫌だった日、なんとポープが妻と離婚したという
事をフリッツから聞くブレンダ。ポープは彼氏が居ようとも
関係なくアフローチしてくるという人物だとして、フリッツは
不審に思っていた様だけど、警察官はロクなヤツが居ないな。

ポープがブレンダを食事に誘うも、彼の前でフリッツと同棲宣
言。
フリッツが科学捜査課への異動話を蹴ってまで、ブレンダの
元に居るという事で、彼女も一応は応えた格好なのかな。

■DNA

事件の顛末はイマイチ理解出来たのかどうかよく分からなかっ
たけど、とりあえず流れの中でマーティンとチャールズに
血のつながりが有るというだけでなく、更にはチャールズを
助けようともしないという事で、ハバートが事件を利用して
殺害した様だ。

■甘い物が大好きなブレンダ

シーズン1の最終話で妙に甘い物を食べていたなと思ったけど
急に封印したようだ。
プロベンザが署内でチョコレートを食べていたのを止める
ブレンダの姿。フリンが憎たらしくも、皮肉をもって
カリカリとしたナッツは食べて良いのか?と告げる辺りが笑える。

ブレンダ・ジョンソン (KYRA SEDGWICK) LAPD殺人特捜班 本部長補
佐/チーフ。
ウィル・ポープ (J.K. SIMMONS) LAPD副本部長。
フリッツ・ハワード (JON TENNEY) FBI特別捜査官。
デビッド・ガブリエル (COREY REYNOLDS) LAPD殺人特捜班巡査長

ラッセル・テイラー (ROBERT GOSSETT) LAPD強盗殺人課 警部。
ルイ・プロベンザ (G.W. BAILEY) LAPD殺人特捜班 警部補。
アンディ・フリン (TONY DENISON) LAPD殺人特捜班 警部補。
マイク・タオ (Michael Paul Chan) ロス市警重大犯罪課警部補
アイリーン・ダニエルズ (Gina Ravera) ロス市警殺人特捜班捜査 官
フリオ・サンチェス (Raymond Cruz) ロス市警重大犯罪課警部補
クリッペン (James Avery) 検視医
バズ・ワトソン (Phillip P. Keene) ロス市警重大犯罪課取調モニター室技術者
フラニー (Amy Hill) テイラーの部下、コンピュータ

ハバード (Kevin Kilner) 中央署刑事・休職中
ローレンス・サビエル (James Black) 中央署
リーヒィ (Paul Dillon) 中央署・署長
リンダ・サルク (Gigi Rice) マーティンの恋人
アリ・コーエン (Eli Goodman) 情報提供者・司法取引
チャーリー・ハバート (Braeden Lemasters) 息子、小児性ガン
--- (Spike Silver) Detective
--- (James Moses Black) Uniform
マイク (Mike Berchem) RHD detective
--- (Charlene Amoia) Dealer
--- (Dave Andrews) Forensics Officer
--- (Todd Cattell) Detective
--- (Mark D'Amico) Undercover Cop
セブ・バラック (Tony Flores) エクスタシー密売組織
アーロン・サンズ (Michael Kostroff) 医師

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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