クローザー The Closer (シーズン2) http://lala.tv/programs/closer/

第2話 親子のきずな Mom Duty

脚本／Wendy West 監督／Gloria Muzio
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ブレンダはフリッツと同棲する事を決める。
フリッツは有給を2日間取って引っ越し作業をするが、肝心の
ブレンダはアラム・アソーリアンの裁判に於いて、陪審員の一
人が亡くなった事を受けて、仕事が休めなくなっていた。
ガブリエルは引っ越しを手伝おうとするも、ブレンダはそれを
許さず、ブレンダはフリッツに謝罪するも、ぎこちないままに
仕事へと向かう。

今回の事件は、犯罪組織のボス・アラム・アソーリアンがナイト
クラブを放火した件の公判中だったが、突然陪審員の一人・
ベラ・ローズが突然亡くなったのである。
ロス警察としては、この件で時間と労力を費やしてようやく裁判
に持ち込めた事件だったので、テイラーは何とか裁判の継続を
したいと考える。陪審員の一人が亡くなっても補充陪審員が
居るために継続することは出来るのだが、ローズが殺害された
のかそれとも事故・自殺によっては、事態が変わってくる。
事件性が有る場合には、審理無効になる事も有り得たのである。
フリンは絶対に殺されたものだとして、ブレンダに提言する。

そもそもこの事件に於いて陪審員や証言人たちは、何者かによ
って脅迫されていた。アラムはアルメニア系組織を牛耳る大物
の人物だった。

被害者のベラを発見したハース廷吏によると、9番(ベラ)が
昼食を取った後、突然倒れたのだという。最低限の蘇生措置を
行ったことを告げる。
彼女は持病があり、毎日ピルケースに入れてクスリを飲んでい
る事が分かる。
クスリの成分、食事を作ったレストランなどを調べる様指示
する。

一方捜査中のブレンダの元に母・ウィリーから電話が鳴る。
ユーレス大叔母の葬式があるとして、ウィリーはブレンダの
元に来ようとしていた。ブレンダは仕事があるので葬式には
出席出来ない事を告げるが、4時間で空港に到着するという。

ハースから改めて話を聞くと、陪審員たちは室内で昼食を取って
いたが突然ベルが鳴ったために中を確認したところ彼女が亡く
なっていたのだという。他の陪審員11名から当時の状況を聞き
たいとするが、話を聞くことは出来ないのだという。審理無効
になれば話を聞くことが出来るが、その場合、アラムは不起訴
になる可能性もあった。

ブレンダはフリッツに電話すると、同居するのは少し待って欲
しいと頼む。アトランタから母親が叔母の葬式の為にやってくる
のだとし、理不尽な要求であることは重々承知している上で
頼むという。明日の夜8時にディナーの席できちんと母親に
紹介してくれるのならば・・・とフリッツも認める。

クリッペンは被害者のクスリを分析する。
所持しているのは、抑制剤、ベータブロッカー、利尿剤、
ビタミン剤で、心不全の治療薬・ジボキシンも含まれている
という。通常は0.8m〜2mgまで一度の服用で許容されている
が許容量を超えて飲むと危険だという。血中濃度で規定の16倍
の量が検出されているという。一度に摂取しないとここまで
数値は上昇しないとの事だった。
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■ブレンダの母・ウィリーが初登場

もう少し癖のある人かと思ったけど、"ありがと"の口癖が
ブレンダと同じだなと思うくらいで、意外と普通な感じだった。
写真をやたらと撮っている所は面白かったし、何と言っても
職場に来てブレンダの邪魔をしているのか彼女の仕事を理解
しようとしているのかよく分からないけど、プロペンザと
仲良くしているシーンが印象的だった。

■フリッツは相変わらずブレンダに振り回される

ブレンダくらいの年になれば別に同棲しているのを見られても
良いんじゃないか?という気がする。

ブレンダのママは、フリッツを見て気に入ったのだろうか?
早速写真を撮っている所が笑えるな。
ハリウッドのレストランで食事するなんて、映画俳優にでも
会わせてくれるの?みたいな口ぶり。

■陪審員の被害者と裁判の被告

人の命の重さは同じだし、犯罪性の大きさからどちらを優先さ
せるのかという点で難しい対応を強いられるも、ブレンダは
目の前の事件である殺人事件を優先していく。

心不全の治療薬、ジボキシンは意図的に飲まされたのか。
それとも自殺なのか。まぁ自殺っていうのはあり得ないよね。

■ナイトクラブ放火事件の顛末

裁判の件で、組織のボス・アラムは何と息子の罪を被っていた。
銃弾を受けたバハンに対して、寿命が近づいている事を匂わせて
告白させるという見え見えの展開だったけど、意外と効果的
だった。

■犯人は祖母だった。

殺されてしまったベラ。
そんな彼女を殺害した祖母に同情はしないけど、ベラもそれだけ
酷い事をしてきたんだね。事情聴取する光景をウィリーは見ていた
けど、どう感じたんだろう。自分と同世代の人が殺しているみたい
な衝撃さを感じていたみたいだけど、自分たち親子にはそんな
関係ではないと思いたい所が有ったのではないか。

■砂糖の無いケーキ

プルーンを変わりに入れたと言っていたけど、現在糖分を
控えているブレンダにもピッタリではないのか。
あっさりとゴミ箱に捨てる辺りが凄い大胆だよね。