クローザー The Closer (シーズン2) http://lala.tv/programs/closer/

第3話 絡みすぎた糸 Slippin'

脚本／Hunt Baldwin、John Coveny 監督／Elodie Keene
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ブレンダはフリッツと一緒に田舎から出てきた母・ウィリーに
ロサンゼルス観光をさせる。ガイドブックで有名俳優の邸宅を
見て回る。ゴードン・ジョー(41歳)、午前2時にメイドがプール
サイドで遺体を発見したという俳優の邸宅を見る。死因は書い
ていないとするが、実際には性的刺激を得ようとして窒息死し
たという事でフリッツは話すことが出来ずにいた。
そんな中、ガブリエルから電話が鳴るブレンダ。
フリッツに母親のことを任せて現場へと足を運ぶ彼女。

フィゲロア通りを走行中に車内で殺害された事件で、恐らく
この辺ではギャング団の抗争が激しい地区なので、ギャング団
同士の抗争ではないか?という。
被害者は2名で1名は病院に運ばれて重傷だった。

そんな中、被害者の一人はテイラーの知り合いだと判明する。
車は黒のSUV車・GM社製のエスカレード。車の持ち主はロナルド
タルマッジで、運転していたのは南カリフォルニア大学の学生
で19歳のウェスリー・タルマッジ。そして同乗者で助手席に座
っていたのは同級生のマイラ・シングルトンだった。辛うじて
生存しているのは20歳のテレサ・フーバーだった。
薬莢から凶器はテックナイトだろうというタオ。テイラーに
よるとウェスリーは決してギャング団ではないという。
この界隈はギャング団"ファイブスリー"の縄張りで、シックス
デュースとは敵対関係に有ったという。

ブレンダとガブリエルは遺族の元に知らせに行こうとするが、
死を知らせる前に色々と情報を聞き出すための注意事項をガブ
リエルに伝える。
タルマッジ家は、母親がリン、父親がロナルドだった。
ブレンダたちは息子達の死を告げたときの両親の反応を観察
する。

一方サンチェスたちは敵対するシックスデュースの幹部クラス
のものたちを署に連れてきて事情を聞く。
強引な取り調べだったが、話を聞くと大抵ギャング団同士の抗争
で殺害すれば、自慢するように名乗り出るが、我々の中にその
様な行動を取っていた物は居ないという。

ウェスリーについて調べるが、全く犯罪歴もなくギャング団
との繋がりも無かった。武技を所持していたという証拠もない。
しかし両親に息子の死を告げていた際に、妻が夫を責めていた
事が気にかかっていた。
そんな中、テレサのルームメイトからテレサはウェスリーと
交際して5ヶ月であった事を知る。白人と黒人が付き合って
いたという事でヘイトクライムによる犯行なのか?と疑われる。
再びロナルドとリンに疑問点をぶつけてみる。
すると夫を責めていた理由は、妻が田舎の大学に通わせよう
としていたのに対して、夫は自分の母校である南カリフォルニア
大学に通わせたことが死に繋がったのだという。今まで両親は
ギャングに関わらないように育てて来たという。車を二台所有
し、エスカレードは夫の車で、HONDAの高級車・アキュラのセダン
に乗っていたのは母親だと知る。またTOYOTAのカムリにも乗って
いたが、時々息子は車を借りに来ていたという。
白人女性と付き合っていた事について尋ねると、付き合っている
のを知ったら心配するだろうと告げる。
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■今回は比較的シンプルなエピソード

ただブレンダは母親のことをフリッツに任せっきりで酷い女性
だという印象ばかり残った。
それよりもありだけ飼っていた猫は何処に行ってしまった
のだろうか?

■ギャング団による抗争

ギャング団と言っても実際にはあんまり規模は大きくない。

今回は色んな名前のギャング団が出てきたけど、この手の犯罪は
サンチェスが一番詳しそうだったね。

そして被害者が今回テイラーの知り合いという事も有って、
ブレンダに低姿勢で頼む姿が有った。

■ブレンダの交渉・会話術

このドラマの魅力の一つでもある要素は会話によって相手に
如何に多くの情報を引き出し、その真意性を突き止めていくのか
にある。

冒頭では被害者の遺族に対して、鋭い視線を投げかけていたし、
この界隈のギャング団の少年達に対しても目を光らせていた。
逮捕されてビビるくらいならば最初から犯罪に手を染めるな
って感じだけど、あの駐車係の男性・マーカスのように無理矢理
ギャング団に引き込まれてしまうっていう例も有るんだろうね。

■プーキー、リトル・デビル、ビッグ・ジュニア

みんなにつけられたあだ名が凄い事になってる。
ビッグ・ジュニアってどういう意味だみたいな感じになって
いるけど、結局粋がった少年達が起こした事件。
アメリカのラッパーなんかも殺し合いしてしまう様な国なので
なんだかついて行けない所が有るけどね。