クローザー
The Closer (シーズン2)

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第9話 神の選択 Heroic Measures

脚本/Adam Belanoff 監督/Nelson McCormick
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ガブリエルとダニエルズは通報を受け、サウスウェストパシフ
ィック大学病院
へとやってくる。広い館内故に行く道がなかな
か分からず困難を極める中、先にダニエルズが到着。
病院の理事を担当しているピアースは、メリッサ・ラングナー
に対して警察を呼ぶ必要など無いと説得するが、誰も医師達が
息子・ニコラスの死因について説明してくれないからだと語り
息子を殺されたのだと告げる。ダニエルズはそんなやりとりを
見ていてメリッサに落ち着いて欲しいと告げると、何が有ったの
か話して欲しいと告げる。すると8歳の息子ニコラスは、嘔吐
した際に少し血が混じっていたので検査のために連れてきたら
その数十分後に殺されたのだという。ピアースは事件などでは
無いので警察には帰って欲しいと言うと、ダニエルズはそれを
決めるのは貴方ではないという。医師はあらゆる手を尽くしたの
だとするが、一切情報を証そうともしない医師たちに不審を覚
えたダニエルズは手術室を閉鎖すると宣言し、証拠を保全する
と語る。

ブレンダはフリッツとディナーデートしていたが、知らせを聞
いてやってくる。話を聞くと胃から出血していたのでそれを
止める手術をしたが合併症で亡くなったとのピアースの説明を
受ける。ピアースは何故手術室を封鎖するのかと問う。
ブレンダはメリッサから、殺されたと思う理由は何なのか?と
尋ねる。すると彼女は現在自ら医学の4年生で、6時15分にニコ
ラスが嘔吐した際に血が混じっていたこと。大したことはない
と思ったが念のために内視鏡検査のために連れてきたのだとし、
その検査の20分後には亡くなってしまったのだという。血管
外科医のDr.ウッズのーに死因を尋ねると、聞く度に答えが変わ
るので何かを隠していると思った事を告げ、消化器官の先生と
目配せしていたので、疑惑が確信に変わったという。
ブレンダはダニエルズに何故手術室を閉鎖したのかと訪ねると
事情聴取を拒否したからだと告げ、妨害しようとした事を語る。

ブレンダたちは手術室へと足を運ぶと、少年の出血を防ぐ為に
相当苦戦したであろう生々しい現場が残されていた。少年の
遺体の体にあざがあるのが気になる中、手術中の映像を録画
している事が分かる。
ブレンダはピアースに対して、
ビデオテープの提出、カルテの
提出
して欲しいとするが、殺人はあり得ないというピアースに
ブレンダはフロア全体を閉鎖すると告げる。もしもこれ以上
非協力的な態度を取るようならば捜査妨害で逮捕する事もあり
得ると告げる。

ブレンダに対してポープは、医療ミスかどうかも分からない
状態で、遺族のヒステリー感情だけで捜査をするのは危険では
無いか?という。トッド・ウッズ外科医は優秀な医師であり、
敢えて殺すような事をするか?と問う。ピアースに逢うと、
執刀したのは頸動脈ステント治療のパイオニア・Dr.サンズ
同じような検査を24回も経験しているという。刑事事件ではなく
民事事件で解決出来る方法ならばいくらでもあると告げると、
ポープはマーティン・ガーネット検事補に電話し、証拠を集め
る為に大陪審を集めると脅す。ピアースは医師からの事情聴取
とビデオ録画のテープの提出を許可するが、カルテの提示は
拒否する。全ての情報を出す気は無い様だと告げる。

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丁度放送している際にゲリラ豪雨が有り、39分くらいの所で録画が
切れてしまいました(>_<
その後吹き替え版を39分過ぎから見たけど、全て内容を覚えている
自信なし。

病院の責任者で理事長のピアースが、冒頭ではダニエルズを怒らせ、
今度はブレンダにイラっとさせて、最終的にはポープをイラッとさせて
大陪審に持ち込むような事を言う流れと韻の踏み方が笑えた。
確かにこの理事長、言動がイラっとさせられる。

何故理事長がカルテを最後まで見せようとしなかったのかが、ドラマ
としてのポイントだった感じ。

母親がミュンヒハウゼン症候群なのではないか?とした際には、ちょっぴり
ドキっとさせられるものがあったし、そういう可能性が有ってもおかしくない
なと思わせる作りが見事だった。子供の体を切り刻んで病名を調べようと
していた時にはその疑いがピークだったけど、原因を探り当てた辺りは
見事だね。まだそんなに医療経験もない感じだったし。

夫が財産目立てで殺害したのではないかと思わせたり、色々とミスリード
は多かったけど、結果的に医者の怠慢なのか、それとも勝手に術後の事
を判断して死を選択してしまった医師が悪いのか。

今回は医療分野の専門的知識も必要で、タオが通訳をしていた。
タオって謎の人物だね。

結局血友病のような少年の手術ということで、体のあざは虐待ではなく
そんな病気の痕跡だった訳だけど、そんなに難しくないような事なのに
何で医師達はあっさりと検査もせず手術をしようとするんだろうね。
医療訴訟は怖いと思うけど、守ってくれると思っているのか。それとも
医療過誤だとしても捕まらないとする公算が有るのか。

逮捕出来ないのであれば、巨額の賠償金を民事で奪い取って欲しかったけど
結局自ら刑を執行してしまった。自業自得って感じもする。

ブレンダ・ジョンソン (KYRA SEDGWICK) LAPD殺人特捜班 本部長補佐/チーフ。
ウィル・ポープ (J.K. SIMMONS) LAPD副本部長。
フリッツ・ハワード (JON TENNEY) FBI特別捜査官。
デビッド・ガブリエル (COREY REYNOLDS) LAPD殺人特捜班巡査長

ラッセル・テイラー (ROBERT GOSSETT) LAPD強盗殺人課 警部。
ルイ・プロベンザ (G.W. BAILEY) LAPD殺人特捜班 警部補。
アンディ・フリン (TONY DENISON) LAPD殺人特捜班 警部補。
マイク・タオ (Michael Paul Chan) ロス市警重大犯罪課警部補
アイリーン・ダニエルズ (Gina Ravera) ロス市警殺人特捜班捜査官
フリオ・サンチェス (Raymond Cruz) ロス市警重大犯罪課警部補
クリッペン (James Avery) 検視医
バズ・ワトソン (Phillip P. Keene) ロス市警重大犯罪課取調モニター室技術者
フラニー (Amy Hill) テイラーの部下、コンピュータ

メリッサ・ラングラー (Deirdre Lovejoy) ニコラスの母
ハワード・ピアース (Anthony Heald) 病院・理事長
ウッズ (Paul Hipp) 医師
ガーネット (James Patrick Stuart) Deputy D.A.
ウォルター・ラングナー (John Bennett Perry) メリッサの父
ビバリー・ラングナー (Pat Crowley) メリッサの母
ジェイソン・ヒギンズ (Cameron Dye) メリッサの彼氏
アーロン・サンズ (Michael Kostroff) 医師
--- (Alix Korey) Nicky's Teacher
テイラー・クロスビー (Taylor Boggan)

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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