クローザー
The Closer (シーズン2)

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第13話 信頼が崩れる時 Over Kill

脚本/James Duff、Adam Belanoff 監督/Michael M. Robin
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ブレンダと"フリッツィー"はDVDとディナーを用意して、今夜を
楽しく過ごすための準備を整える中、フリッツが
中庭のドアを
開けっ放しにしていることにブレンダは激怒
する。ネコが居る
ので開けてしまえば逃げてしまう事を告げ、何度も言っている
のに何故辞めてくれないのかとフリッツを責める。そして
ネコ
を捜す
が・・・
そんな中、FBI捜査官の一人、ジェリーから電話が鳴る。
FBIがL.Aで保護拘置している証人が襲われたというものだった。
裁判で証言する証人のマーティン・デルーカは生きていたモノ
の、彼の妻のミシェルと警護していたFBI捜査官の一人が殺害
されたという。既に現在ガブリエルが現場に居ることを聞き、
ブレンダとフリッツは現場へと向かう。

現場にはティム・ヘクトFBI捜査官が居た。
彼が証人保護の責任者だった。ブレンダは現場に行くが、事件
の知らせを聞いてやってきたブレンダを始めとしたロス市警の
捜査官は現場に入れてもらえず、FBIの捜査権を行使される。
捜査権の奪い合いになりそうか?とするが、ブレンダはFBIが
用意した規制線をくぐり抜けると交渉にいく。プロペンザは
勇ましいブレンダの姿を見て、スカーレット・オハラにお任せ
あれだと告げる。FBIは捜査権を譲らない事を知ると、ブレンダ
はタオに命令し現場の照明の全ての電源を切るよう告げる。

ヘクト捜査官は仕方なくブレンダたちの立ち入りを許可する。
亡くなったのはドハーティ捜査官で、マーティン・デルーカの
警護をしていたという。後部座席にいたマーティンの妻・ミシ
ェルも殺害されたという。デルーカ夫婦の三度目の結婚記念日
だった為に、ヘクトが近くのレストランを予約してそこに行こう
としている最中だったという。ブレンダは
現場の監視システムが
何故作動していないのか?
と問い、
ヘクト捜査官が当時現場に
居なかった理由
も尋ねる。するとヘクトは連邦検事のオフィス
に居た事を告げ、次の裁判の打ち合わせをしていたのだという。
二日後にジョセフ・デラモンテの裁判が有り、
証言してくれる
マーティンは、ジョセフの父親の部下だった人物
だという。
ポープも現場にやってくると、ブレンダに加勢し、マーティン
たちから話を聞くのでロス市警のオフィスに連れて行くと語る。

マーティンによると、マフィアとは本来仲間であること。
決して家族・仲間は殺さないが、デラモンテの息子が組織を
テロリストに変えてしまったのだと語る。
いつもは自分が前に乗るが、その日は妻が体調を悪そうにして
いたので自分が座っている席に座らせたとのこと。妻はお腹の
子を流産してしまったのだという。ガレージのシャッターを
開けたと同時に男が発砲してきたとし、FBI捜査官がアクセル
を踏んでバックに発信させたのだという。マーティンは
FBI捜査官が撃たれるとその捜査官の銃で応戦したら、犯人は
車で逃げ去ったという。犯人の顔は見たが、デラモンテの手下
であるとしたならば新顔だったと語る。

ヘクトは情報の提供を拒否し、ロス市警との合同捜査も拒否。
ブレンダは何故犯人が証人保護していた居場所を知っていたの
かを知る為にも、
マーティンが居た場所を知る全FBI職員の
リストと通話記録、メール記録の提示
を求める。また
現場で
殺害に使用された薬莢や弾丸も全て調べ、証言を阻止している
人のリストも提供してもらう
とFBIに要求していく。
ブレンダはヘクトから改めて話を聞くが、自分たちはデラモンテ
ファミリーの不正を暴くために10年以上の捜査を続けて来た
事を語り、裁判までにマーティンを取り返すと告げる。ポープ
もその苦労を知ってか、ブレンダに対して、裁判の行われる
2日間で事件を解決するよう要求する。

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■愛されるネコ、虐げられるフリッツ

冒頭のブレンダのネコ好きが嫌と言うほど分かるものが有った。
悪い事は常にフリッツに押しつけてしまうみたいな感じにも
思える反面、ブレンダが自動車の運転だけでなく実はパソコン
の操作にも慣れていないとする事情が判明。
そんなに好きならばネコの写真くらい撮っておけば良いのにと
小一時間な感じだけど、ママの方が写真を撮っていたという
事でメールしてもらう事になった。

■取り調べ室で、ブレンダはいつも家庭で行っていることする

フリッツイジメが今回のテーマなのか。
今回、FBIとロス市警の捜査権の争いも関わって来ただけに、
フリッツとブレンダの関係も相当微妙で複雑な物になるなと
思っていたけど、今回のブレンダの取り調べ室での作戦は、
全ての責任をフリッツに押しつけてしまうというもの。
相変わらず周りのモノを利用するのが上手いブレンダですね。

■昔気質のマフィア

ファミリーを大切にしてきたマフィアの男性・マーティン。
なんだか妙にプロペンザと気が合ったりして、同世代の男同士
だったからだろうか。案外このままいけば、職場以外では
二人は仲良くなれるんじゃないかという雰囲気もしていたけど
最後に激しいオフィス内での騒動が起こったときには、悲しい
事にプロペンザが人質に取られてしまった。

■カルアミルクで鑑識を急かせろ

前回のネタがまだ継続して有効だったのね。
ハワイから帰宅したタオは、やっぱり居ると心強い。
改造銃の内部の指紋を採らせる事になった。
CSIのマイアミでも同様の内部の指紋で証拠を掴むというネタ
が有ったな。

■内部の精通者はヘクトなのか

完全にヘクトが情報モラしていたでしょみたいな流れだった
けど、情報が筒抜けだったのは家族同然の付き合いをマーティン
としていたからで、それでも互いに知らない事も有る。

結局妻を殺害したのはお腹の子を堕胎したミシェルに制裁を
加えた夫による仕業。昔気質のファミリー愛ってところなのだ
ろうけど、なんとも複雑なモノが有った。

■白人のマフィアに憎しみ

人種問題になるととにかくサンチェスはカーっと来る役割だね。
マーティンが白人だったとする事で冒頭から悪態をついていた
けど、結局マーティンがトドメをさした。
まぁこれも仕方が無いけど、責任問題に発展していくのかな。
CSI辺りだと内務調査が入ってカウンセラーからのゴーサインが
出ない限り現場復帰できないけど、このドラマならばすぐに
復帰しそうだね。

ブレンダ・ジョンソン (KYRA SEDGWICK) LAPD殺人特捜班 本部長補
佐/チーフ。
ウィル・ポープ (J.K. SIMMONS) LAPD副本部長。
フリッツ・ハワード (JON TENNEY) FBI特別捜査官。
デビッド・ガブリエル (COREY REYNOLDS) LAPD殺人特捜班巡査長

ラッセル・テイラー (ROBERT GOSSETT) LAPD強盗殺人課 警部。
ルイ・プロベンザ (G.W. BAILEY) LAPD殺人特捜班 警部補。
アンディ・フリン (TONY DENISON) LAPD殺人特捜班 警部補。
マイク・タオ (Michael Paul Chan) ロス市警重大犯罪課警部補
アイリーン・ダニエルズ (Gina Ravera) ロス市警殺人特捜班捜査官
フリオ・サンチェス (Raymond Cruz) ロス市警重大犯罪課警部補
クリッペン (James Avery) 検視医
バズ・ワトソン (Phillip P. Keene) ロス市警重大犯罪課取調モニ
ター室技術者
フラニー (Amy Hill) テイラーの部下、コンピュータ

ティム・ヘクト (Michael O'Keefe) FBI捜査官
マーティン・デルーカ (Dayton Callie) 元マフィア、証言人
ローレンス・モラン (Sal Landi) 武器商人
ジョセフ・デラモンテ (Ken Garito) マフィアのドン
ロナルド・グッドマン (Greg Ellis) ジョセフの代理人
--- (Ryan Van de Kamp Buchanan) Detective
ミシェル・デルーカ (Tammie Baird) マーティンの妻

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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