クローザー The Closer (シーズン2) http://lala.tv/programs/closer/

第14話 灰色の任務（前編） Serving the King, Part1

脚本／Hunt Baldwin、John Coveny 監督／Arvin Brown
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人里離れた場所で青年の遺体が発見される。
遅れてやってきたテイラーは、フリンに対して現状の説明を
求める。被害者はマリク・ファラ(16歳)。今朝8時半に遺体が
発見されたという。体に銃弾を4発浴びており、背中から一発
撃たれて居る所を見ると、逃げようとして後ろから撃たれた
のだろうという。現場を捜査しているマクヘイルとロス刑事
は、現場に残された足跡から被害者を含めて現場には三名いた
であろう事を告げる。アラブ系の少年が何故こんな山の中に
居たのか。持ち物を調べると、リュックの中からメイフラワー
学園の図書カードが入っていた。裕福な家庭の子であろうと
いう。他に楽譜、バスの時刻表、着替え、歯ブラシ、サンド
イッチ、そして血痕の付いたナイフが現場に有り、恐らく
被害者のものだろうと言う。マリクと犯人はもみ合い、マリク
がナイフで犯人の足を刺したのだろうという。身の危険を感じ
ていたのだろうという。薬莢も多数見つかっており、三カ所
に薬莢が点在して落ちている事が分かる。
この界隈では夜6時まで雨が降っていたので、車のタイヤ痕
や足跡が見つかって居る事から、それ以降にこの場所に来たの
だろうという。
フリンは範囲を広げて捜査をしようと告げるが、テイラーは
ハリウッドの別の場所で殺人事件も起きているのだとして、
そんな時間も人員も割けないとして、範囲は広げず、ナイフ
に付着している血液検査と、薬莢について詳しく調べる様
指示する。またナイフで足を刺されている事から近隣の病院
を調べろとテイラーは指示する。

その頃自宅に居たブレンダはジョギングに出かけるが、すぐ
に戻って来てしまう。フリッツはそれを指摘すると、近くに
美味しそうなパン屋が有ったのだという。フリッツはブレン
ダに何か気分転換したらどうかとし、捜査課の仲間達に電話
して逢ってきたらどうかと告げる。実は先日のFBIを署内で
発砲した件で、内務調査局の査察が入り、この4ヶ月間
リーダーのブレンダ、そしてプロペンザ、そしてサンチェス
は休暇扱いになっていたのである。タオは鑑識に戻され、
ダニエルズは国土安全保証省との渉外係をさせられていると
いう。休職中にテイラーがチームをバラバラにしていると
告げる。サンチェスとプロペンザは何をしているのか?と
問うと、内務調査局の調査対象者であり、プロペンザがあの
時銃を袋に入れず、サンチェスが4発も撃たなければFBIから
仕事を奪われずに済んだのだとブレンダはフリッツに恨み節
で語る。フリッツは自分を責めるのは筋違いだとし、休職も
悪くは無いと告げる。
そんな中、ブレンダはポープに呼び出されているという。

一方マリク事件について分かっている事を報告されるテイラー。
マリクはレバノン系で父は他界、母は夜働いているという。
マリクが外出した理由は分からず、ピアノがとても上手くて
練習漬けの毎日だったという。マリクの手にはNLERNLWLと
書かれておりそれが意味するのは何か分からずにいた。

現場の薬莢の飛び具合から、被害者と加害者、そして車を
運転してきたもう一人がいる事が分かる。マリクのクビには
アザが有り、クビを締められていた事を示唆していた。
そしてその際に犯人の足にナイフで突き刺したのではないか
という。しかし犯人は先に車の男に向かって発砲していて
狙いはマリクではないのではないか?と、ガブリエル、フリン
組とテイラー組では意見の相違があった。
またロス刑事によると、夜10時にバスの運転手がマリクを
現場から1.2kmの場所に下ろしている事が確認されていた。
夜中に1km以上歩くなんて一体何をしていたのか。
テイラーはガブリエルたちの意見を参考にすると、彼らは別の
事件を担当してくれと捜査から外してしまう。そして嫌みを
語るかの様に、ブレンダの口まねをして、"ありがと"と告げる
のだった。

ウィルのオフィスを尋ねたブレンダ。
そこでブレンダは元CIA諜報員のアンドリュー・シュミットと
逢う。彼からFBIの調査を辞めさせて、ブレンダらを職場に
復帰させる事が出来ると聞かされる。しかしその為には交換条件がある
との事。マリクの死によってCIAにはセキュリティに重大な
欠点があることが発覚し、安全性の面から今回のある捜査に
CIA職員は使えない事が分かったという。マリクは間違えられて
殺害されたのであり、車で逃げた男を救いたいとの事。
その為に事件の首謀者を捜し出して欲しいとの事だった。
ブレンダをそれをするにはチームが必要だとするが、表向き
それは認められないという。
今回の作戦の詳細に関しては夜9時に教会で話すので一人で
来て欲しいと言われる。
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■FBI射殺事件から4ヶ月

いつの間にか4ヶ月の時が経過していて、しかも4ヶ月間内務調
査の名目でブレンダが捜査出来ない状況が続いていた。
捜査に関われないのは、ブレンダとサンチェスとプロペンザ。
今回サンチェスが一度も出てこなかったのが気になるな。
やっぱり射殺してしまった本人なので、厳しい取り調べが
行われているのだろうか。

■テイラーが捜査チームに。

殺人課の指揮を執っているのはテイラーだった。
一応チーム・ブレンダの中でも、フリンとガブリエルは
捜査に加わって居る状態。この二人、元々はチーム・テイラー
の一員だった事も関係しているのか。

ただテイラーの部下達が使えないで、ブレンダにたたき込まれ
たフリンとガブリエルの方が余程鋭い視線で事件を見ている。

■テイラーがブレンダの口まねをした。

ありがと、みんなよろしく!どうもありがと。チャチャっと
片付けてちょうだいね。ありがと。
まぁブレンダの口まねがネタにされる事は良くあるんだけどね。
フルバージョンで物まねされたのは初めてかも。
暫くテイラーも大人しくしていたのに、なんだか急にまた
態度がでかくなったな。

■シーズン2ラストは二話またぎ

しかもいきなり殺人課の話から、テロリストとか核兵器の
問題を扱うCIAの諜報員の役割をさせられることになった。
殺人課の刑事がそんな仕事を担当できるのか。
ブレンダと銃の扱い下手そうだし、プロペンザとか階段を
登っただけで息切れしているし、凄く頼りない。

でも今回プロペンザはバズと共に、ブレンダサポートの為
にずっと盗聴して監視して回る役割だった。

■事件の顛末

なんだか物語としては結構複雑。
長ったらしいセリフが多くて、その繋がりがよく分からない
けど、ラリー・コールとブレンダの師であるイレインたちが
遂行していたファイヤープルーフ作戦での失敗のツケをブレン
ダたちが解決していく様だ。

ただ話を聞いていると、既にこの作戦は失敗していて、
既にイランにロシアの解体した核兵器と分離プルトニウムは
渡ってしまったという事。今更阻止できるのかという感じにも
見えるけどね。

■マリクを殺害した犯人

ヴォイツキーという人物が殺害犯の様だ。

元々の情報の流れはL.A在住のイラン系銀行員モハマド・ヌバル
からの情報で、ヴォイツキーとの繋がりがある。
ヴォイツキーがアラーの使徒団と精通していて、この流れを
CIAが監視していた様子。そしてミサイルは回収して使徒団
の構成員も逮捕するも、逆にCIAの諜報員を始めとして情報提
供者5名が殺害された様子。
ヴォイツキーをハメる為に、ダーラという女性を使ったという
CIAのラリーだけど、かなり怪しい。
ブレンダも作り話じゃないの?みたいな目で見ていたね。