クローザー The Closer (シーズン3) http://lala.tv/programs/closer/

第1話 壊れた家族 Homewrecker

脚本／James Duff、Mike Berchem 監督／Michael M. Robin
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ウォレス家で殺人事件が起きる。
バズは裁判と証拠にすべくビデオカメラで現場捜査を一から
撮影する。
通報を受け現場にかけつけたロス市警・ハリウッド署のソリス
から話を聞く。ドアや窓には中から鍵が全てかかっていたので
殺人の可能性が有り、応援を待ち踏み込んでみると殺されてい
たという。現場には現金800ドル、宝石類など見つかって居るが
まだ強盗の可能性は捨てきれないという。
サンチェスは一人目の被害者であるマーシャ・アンダーソン・
ウォレス(42歳)の状況を語る。夫人は複数箇所さされ、手には
防御創が有ること。犯人と争った証拠でもあるという。
ダニエルズ捜査官は二人目の被害者であるケビン・アラン・ウ
ォレス(49歳)の遺体について現状をカメラに向かって説明する。
30カ所以上刺されていること。ブレンダはパソコンと携帯電話
を全て押収して調べる様指示。フリンは三人目の被害者である
娘のジェニファー・アン・ウォレス(12歳)について説明する。
ジェニーの相性で呼ばれて居た彼女は心臓を突き刺され、天井
にも血が噴き出して付着していた。
家族の携帯電話を捜すが、一つ目は夫人のバッグの中に有り、
二つ目は充電中のが見つかる。
フリンはあまりに惨い子供の死に方と、ビデオカメラを回して
捜査するやり方に異議を唱えるが、裁判での証拠能力にも影響
するので型どおりの捜査を求められる。ジェニーは背中、胸、
ノドに一カ所ずつ刺されていた。
プロペンザは洗面台から凶器と思われるペーパーナイフが見つ
かったことを説明。タオルには血痕が付着しており、犯行後
に犯人がシャワーを浴びたことが伺わせる。
タオは衣類が洗濯機の中に入っていて血が付着している事を
説明する。
そんな中、17歳のエリック・ディーン・ウォレスの姿だけが
何処にも無かった。エリックの室内を捜索すると、エリックの
靴と同じ大きさの靴が洗濯かごの中から見つかって居るという。

そんな中、携帯電話の音が天井裏から聞こえるのを耳にして
現場の捜査官達は緊張感を走らせる。一斉に天井裏に飛び込む
とそこにはエリックの姿が有った。

エリックから話を聞くと目が覚めて水を飲みに行ったらジェニー
が倒れて居たという。人が来た様な音は聞こえなかったと告げ
る。父親はターミナルアイランドとロンポックに有る連邦刑務所
で働いており、社会学者だと話を聞いているという。
ブレンダはガブリエルにエリックと一緒に病院に付き添うよう
告げる。瞳孔が開いているので薬物検査をして欲しいとの事だ
った。

そんな中、ブレンダはポープから10時にオフィスに来るよう
呼び出しを受けていた。
早速ポープに逢うと、今後残業は一切禁止だという。
殺人に時間は関係ないというが、カリフォルニア州が決めた
事だという。またエリックの血液検査も出来ない事が言われる。
余計な経費がかかるとかで、不景気のあおりを喰らい、警察署
でもリストラ・経費節減が求められていた。明日には
児童保護局が来て弁護士をつけてしまうのでそれまでに血液検査
をする必要が有るのだと訴えるも、予算6%カットの必要性を
求められ、逆に国からはテロ対策局の強化を求められている
という状況だと聞かされる。その為に各部署一人ずつ人員を
減らすことになったと告げられ、ブレンダ班からも一人削る
様言われる。プロペンザがそれに該当するのではないか?と
言われるが、ブレンダは誰一人として不必要な人など居ないと
告げる。テロ対策局に異動させるか、リストラを通告させる
かどちらかだと言われる。

エリックのドラッグ検査はブレンダが実費を払って行うことに。
ガレージの車がこじ開けられている形跡が有るという。
ブレンダは犯人はケビンのもちものの何かを捜していたのであ
ろうかと推察する。
タオからの報告では凶器から指紋は検出されず拭き取った形跡
が有り、死亡推定時刻はPM11:00からPM24:45だと言われる。
犯人は明らかに息子による犯行だとフリンは告げる。
勤務記録に関しても父親が刑務所で働いているという記録は
なかった。エリックはウソばかり付いている事からも容疑者で
間違いないのではないかと言われる。
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■延長放送

延長放送だと知らず毎週録画のまんまの設定だったので、60分
のところでぷっつりと切れてしまった。
まぁとりあえずリストラ策の対案をガブリエルがポープに出して
いた事で円満解決っぽいところが見られたのでそれで良かった
かも。ブレンダとフリッツがあの後どうなったのか見たかった
けど、フォローの流れは有ったのだろうか?

■一家惨殺事件

もの凄い惨殺な殺人事件だった。
ここまで酷いことをする動機は何なのか。
犯人が何を盗もうとしていたのか興味深い流れが有り、息子の
あやふやな供述がまたドラマを面白くさせていたね。
そんな息子・エリックを演じていたKyle Gallnerは、
「ヴェロニカ・マーズ」のビーバー役の子。弟君で気が弱そうな
子なのはこの時から変わってない。「CSI:NY」のリード役。
誰だっけ?と思ったら、マックの恋人・クレアの連れ子の人か。

■プロペンザ、早期退職勧告

プロペンザに警察署内から辞めろとの無言の圧力。
それを敏感に察知したプロペンザがコーヒーメーカーを直した
り、細かい気配りで自分の存在感を発揮していた。
プロペンザが辞めたらつまらなくなっちゃうよね。
一人辞めるとしたならば誰が無難かなとか思っている自分が
居たけど、やっぱりフリンが居なくなるのが一番かも。

■フリッツが署内でからかわれる

"ロス市警"特別捜査官フリッツ・"ジョンソン"と名札に書かれて
しまったフリッツ。
完全にブレンダの使いっぱになっているからね。
男性としてもプライドをズタズタにされる屈辱感に耐えて、
ブレンダと付き合い続ける事は可能なのか。
引っ越ししようと企んでいるみたいだったけど、最後どうなった
んだろうか。延長分が切れてて見られなかった。

■二重婚を続けていた夫

途中からそんな臭いがプンプンしていた。
重婚のエピソードはアメリカンドラマでは結構色んな所で
見られる気がするけど、どのドラマだったっけとかいつも
思い出せない。「クリミナル・マインド」なんかにもそんな
エピソードが有った気がする。「MAD MEN」でも重婚とは少し
違うけど、ドンの二重生活があるよね。

■緊縮財政

「CSI:NY」でも緊縮財政で装置が導入できるとか出来ないとかの
エピソードが有って、マックがメディア王に魂を売るべきか
どうかで葛藤が有ったけど、アメリカの警察官も辛い状況だ
ね。軍事的には相当金をつぎ込んでいるお国柄だけど国内の
捜査機関に回ってくる金は少ないのか。
ブレンダがわざわざ血液検査を自腹(150ドル)で行うとか
ちょっとかわいそうすぎる感じがする。
警察用の飛行機で現場に向かうとか休日出勤とか、ネタ的に
は面白かったね。

■犯行は二重婚のゆがみが原因

悲しいけれど、どちらの生活が物質的に豊かな生活を送って
いるのかによって、愛情の物差しと捉えてしまったのだろう。
一方は母方の財力のお陰だという事実を知らなかったのか。
ただ突然侵入してきた息子に対して、囚人扱いされるという
屈辱感は耐えられないものが有ったのも事実だろう。