クローザー The Closer (シーズン3) http://lala.tv/programs/closer/

第6話 ツイてない人々 Dumb Luck

脚本／Duppy Demetrius 監督／Elodie Keene
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駐車場で殺人事件が起きる。
防護服を着たガブリエルたちが現場に駆けつける中、プロペン
ザは9時に駐車場のトヨタ車コーナーで人が殺されそうになっ
ていると通報が有ったのに、今頃来るなんてと激怒。オレは
お前たちよりも30分前に来て働いている事を告げ過労死させる
つもりかと告げる。ブレンダは熱が有り気分が悪くなって
そこに横になっているという。
ブレンダの元に行くと、真っ赤な顔をしたブレンダは、被害者
の財布をガブリエルに手渡し、死因は絞殺だと告げ、凶器は
プロペンザが持って居るという。財布の中のIDから被害者の男性
はグレン・クーパー(31歳)、ノースハリウッドに在住。個人ト
レーナーをしている人物だった。特捜班が呼ばれたのは、
現在強盗殺人課が5件も事件を抱えている為にヘルプ要請された
ものだという。しかしガブリエルはブレンダに対して、今日は
WMD大量破壊兵器の対応訓練が有った事を告げ、26日までに
消化しないと政府からの助成金が出ない事をブレンダに報告。
殺人事件よりも大切な事が有るのかというブレンダは呆れる。

駐車係のケニー・ウッズから話を聞く。
この駐車場は自分の叔父さんが経営しているとし、車種ごとに
駐車している事が分かる。被害者はレーザーワイヤで斬られた
のに犯人の姿を見ていないのか?と問うが、何も見ていないと
いう。

ブレンダはモルグで検死解剖をするモラレスとテレンスの元へ
いく。ブレンダは風邪を引いたみたいだと告げ、心臓がバクバク
しているのを見てくれないか?と問うと、モラレスは死んだら
私が見るという。そこにポープがやってくると、ブレンダに
対してWMDの訓練を中断させて何をしていると憤怒される。
明日再度受けられるように手配する事を告げると、ブレンダは
部下一人で一体何をすれば良いのか?と問い、体調が悪いのに
どうしてそんなに意地悪なのかと涙する。
検死官の検視によると、テーザー銃で麻痺させてから、被害者
を襲っている事が分かる。胃の内容物から、被害者は亡くなる直前に
イタリアンレストランで食事したであろう事が判明。カボチャのラビオリや
リゾットなど炭水化物を多数取っている事が分かる。トレーナー
なのに炭水化物を多く取っている事を不思議に感じる。また
赤ワインや生牡蠣が出てくる。
グレンのカードは限度額まで使用されているが、限度額に
至るまでに500ドルを毎日下ろして、全2万ドルを下ろしている
事が分かる。脅迫を受けていたのか、それともクスリでもやっ
ていたのか。
通報者の携帯から通報者に話を聞くも、通報した覚えはないと
言われる。

そんな中、プロペンザはイタリアンレストランのウチに、
胃の内容物と該当する店は、イル・プリモ店だけだと調べて
いく。更に当日被害者と一緒に居たのは金髪の女性で、支払い
は彼女がしている事。プロペンザの手際の良さに、プロペンザ
本人がブレンダのマネをして"ありがとう"と皮肉を告げる。

カードを使用したのはティファニー・ルイスだった。
ガブリエルと共に話を聞きに行くブレンダ。するとティファニー
にはボブという夫が居る事が判明。ティファニーはばつの悪そう
にココでは話せないというと、ブレンダは二時間後に署に来て
話してくれるならばそれでも良いと語る。

ブレンダはフリッツに連れられて町医者にいくが、待合室で
45分も待たされた挙げ句、未だに名前を呼ばれずにいた。
ブレンダは24時間以内に犯人を捕まえなければならない事を
告げ、私は風邪を引いただけなので大丈夫だとして捜査に戻ろう
とする。そんな中、ブレンダに連絡が入り、ティファニーが
署に来たと告げる。
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ブレンダは体調が悪化する中で、殺人事件が起きる。
最悪なことは重なり、ブレンダは部下だと思っていた捜査官た
ちは、プロペンザを除いて全員がテロ対策課に属している事が
分かる。ガブリエルの経費節約案の為に仕方がないというが。
そんなテロ対策課は、WMDのプログラムに乗っ取り、大量破壊兵器
対策の訓練を受けなければならず、捜査する人間が限られてしまう。

事件以外のエピソードが妙にツボに入るような特異な感じの内容
だった。

冒頭から駐車場に横たわる二人の人物を見て、死者が二名発生する
事件なのかと思わせて実際にはブレンダが病気でノットダウンして
いて、顔を真っ赤に腫らせている姿が印象的だった。
ブレンダの年齢を考慮すると、案外早期の更年期障害なんじゃない
か?と心配するところも有ったけど、流石にそれは無かったようだ。

病院の待合室で待たされた仕返しとばかりに医者・ジャクソンを
待たせるとはブレンダも人が悪い。

事件捜査に於いても奇抜な状況が多かった。
なんと言っても特捜課が防護服で身を包んだ人物であふれている事。
レシーバーで使わないと防護服をきた人物と会話できず、実に面倒
な手順で捜査をしなければならない事。

ブレンダが捜査官が足りない事に対して、ポープに涙している辺りが
不謹慎にも笑えた。情緒不安定なところはやっぱり更年期じゃないのか
って感じ。
チームブレンダの正式な隊員はプロペンザ一人。そして多く見積も
ってフリッツも入れて三人のだけの状態だな。
そんなプロペンザが今回は妙に手際が良かった。「ありがとう」の
ブレンダの口まねしながら、満面の笑み。素敵すぎる。是非額にでも
飾って起きたい眩しいまでの笑顔。

事件自体はなんともマヌケな事件。
殺害された人物は、殺害を依頼しターゲットとした人物とは違う
こと。
ブレンダが全く約束を守らずに、ティファニーの浮気の事実を
話してしまったり、殺し屋が亡くなった事を偽装して、目撃者の
ケニーから証言を引き出す所など、何とも居ない所が有った。
ただブレンダは早急に事件を解決したがっていたが、容疑者たち
が馬鹿すぎる事も有り、そんなに急いで解決しなくても良かったの
かも。