クローザー
The Closer (シーズン3)

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Sep. 3, 2007
第12話 重ねられたウソ(前編)'Til Death Do Us Part One

脚本/James Duff 監督/Roger Young
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プールで発見された遺体の事件を担当する殺人特捜班。
バズは事件捜査の過程を裁判での証拠にする為に、イチから
撮影して回る。この家の犬の散歩係が遺体を発見し警察に通報。
12分後に警察官は到着して現場の保存をしたという。
被害者はこの家の主・オリバー・ヘンリー。死後数時間経ってい
るというもの。
タオによる見立てでは水中に8時間から9時間は経過していた。

事件は容疑者から自供を引き出せなかったこともあり、
法廷
托される。検事はガーネット。被害者のオリバーは
有名な離婚
弁護士
。被告は何週間もそんなオリバーを脅し続けていたジョ
ナサン・シェイファー
だとされる。
だった。彼の弁護士・ゴードリーは被害者の死因は他殺ではなく
事故死なのではないか?として証拠を提示する。被害者の額に
ついた打撲痕は倒れてついたものだというものだった。

オリバーの遺体を調べるブレンダたち。
着衣の乱れ、そして脇のYシャツの破れやヒザの破れを指摘。
更に靴底には擦れた跡が有った。サンチェスは
引きずった跡が
有るとしてプールサイドにその痕跡を見つける


被害者のオリバーは妻・バレリーと共に
離婚弁護士"ヘンリー&ヘ
ンリー"
を共同経営していた。有名人や政治家などを相手にした
弁護士で、相談料はバレリーは一時間500ドル、夫は倍の値段
を取る弁護士だった。しかし二人は三ヶ月前に離婚し、事務所の
所有権を係争中だという。
別れた夫に死亡保険金が1千万ドル
かけられ
ていて、その
受取人は妻になっている事から、妻にも
事情を聞くことにする。

近隣住民によると昨夜の9時頃、私道に黒の
BMW・コンバーチブル
が停車していたとの事。しかし有名人を相手にした弁護士
故に、彼が担当しているクライアントにその手の車を乗っている
人は数限りなく居た。379人の離婚訴訟を扱っていた。

ポープはブレンダを呼び出すと、この件が自殺・事故ではないの
か?と問い、殺人だというのであれば明確な証拠を持ってくる様
告げる。

検死官・モラレスによると指の付け根に擦過傷があるという。
これは引きずられた事を示すもので、額の打撲痕は比較的衝撃
が軽いモノで、死因とは直接関係は無いという。
被害者は酒は飲んでいなかったが、意識朦朧として倒れたので
はないか?と推察する。スーツの脇が破れていることからも
プールサイドで倒れた被害者をプールの中に引きずり込んだの
ではないか?という。
薬物検査は陽性反応が出ていた。
使用された薬物は
ミダグラムという鎮静剤で、催眠導入剤と
しても使用されるものだが、一般には使われないものだという。
主に
麻酔医が使う物だという。

ティアノ判事の下で、ブレンダも法廷に立ち、これが事故では
なく殺人事件である事を証言する。

朝、フリッツは自動車保険の請求書が来ており、口座振り込み
されていない事を知る。ブレンダとフリッツは口座を一本化して
保険料を安くしようとしていたが、ブレンダがなかなかその
手続きをしていないことに苛立ちを覚える。肝心のブレンダは
チョコレートケーキやアイスを捜すが、フリッツは病院から
禁止されているだろうとして、既に捨てた事を告げる。ブレンダ
は来週には手続きしようと思っていた事を告げるが、先週も同じ
事を言っていただろうとフリッツはご立腹。口座の解約手続き
のサインだけしてくれれば、後は僕が手続きをしてくるという
フリッツ。
ブレンダはフリッツに対して今回の事件について、話をするが
フリッツは、事故や自殺ならば、使用した薬の瓶や薬物が
無いのは明らかに不自然だろうと告げる。

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珍しく前後半で二話に渡る事件の話。

法廷でのシーンが描かれるのもこのドラマでは初めてなのかな。
CSIシリーズでは時々見られるけど、最有力である証拠(容疑者の
車の中に被害者の飼い犬の毛)が使えず、更には架空だと思ってい
たアリバイ証言人が出てきてしまった事で相当検察側に不利な
状況ではある。

ただまぁ使用されていた麻酔薬は、一般人では手に入らなそう
な事情も有るので、その流れから分かっていきそうな感じが
するけどね。

離婚弁護士が嫌いな人が多い感じで、ポープも事件処理より
事故・自殺を望んでいたようにみえるし、フラープルなる
特例条項のような離婚弁護士丸儲け的法律に苦しんだであろう
プロペンザなどにとっては、大して肩入れしていない事件
なのかも。
案の定、不倫相手の取り調べに対する意欲的な行動と、
被告人に対する取調室の白髪オヤジの放置プレイ的扱いの
差が、そんなプロペンザの心理を表しているのかも。

驚くべきは、この不倫相手の女性、現在dlifeで放送中の
smashで、マリリン・モンローを演じるアイビー役の
Megan Hiltyだった事かも。
まだこの頃は大してドラマ界では注目されていなかった様な
感じもするし、よく居る感じの風俗嬢っぽいセクシーを売りにした
キャラって感じだった。

取調室でのブレンダは相変わらずバカな女性役を演じていた。
浮気症の男が相手なのでセクシーさで挑発しているのかと
思ったけど、そんな意図も見破られていたとすると相当恥ずかしい
ものが有るかもね。

私生活ではフリッツが飲酒運転で二度逮捕されているという
状況が明らかにされた件かな。
前の彼女と別れる際にそんな事情に陥ったのか。
それとも彼自身の運転ではなく、飲酒者の同乗者として車に
乗っていた事で逮捕されたのか。いずれにせよ5年前のフリッツ
の状況が何処にあるのかが気になるね。


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ブレンダ・ジョンソン (KYRA SEDGWICK) LAPD殺人特捜班 本部長補
佐/チーフ。
ウィル・ポープ (J.K. SIMMONS) LAPD副本部長。
フリッツ・ハワード (JON TENNEY) FBI特別捜査官。
デビッド・ガブリエル (COREY REYNOLDS) LAPD殺人特捜班巡査長

ラッセル・テイラー (ROBERT GOSSETT) LAPD強盗殺人課 警部。
ルイ・プロベンザ (G.W. BAILEY) LAPD殺人特捜班 警部補。
アンディ・フリン (TONY DENISON) LAPD殺人特捜班 警部補。
マイク・タオ (Michael Paul Chan) ロス市警重大犯罪課警部補
アイリーン・ダニエルズ (Gina Ravera) ロス市警殺人特捜班捜査官
フリオ・サンチェス (Raymond Cruz) ロス市警重大犯罪課警部補
クリッペン (James Avery) 検視医
バズ・ワトソン (Phillip P. Keene) ロス市警重大犯罪課取調モニ
ター室技術者
フラニー (Amy Hill) テイラーの部下、コンピュータ
モラレス (Jonathan Del Arco) 検視官

ガーネット (James Patrick Stuart) 検事
ジョナサン・シェーファー (Michael Wiseman) 眼科医、被告
クリステン・シェーファー (Sarah Brown) ジョナサンの妻
ミシェル・エドワーズ (Megan Hilty) ジョナサンの浮気相手、女優
ティアノ (Lillian Lehman) 判事
バレリー・ヘンリー (Jennifer Aspen) 離婚弁護士、オリバーの妻
本人出演 (Dominick Dunne)
--- (Julia Di Angelo) Schafer's Daughter
ルーカス・コードリー (Steven Culp) 被告側・弁護人
--- (Leticia Castillo) Court Clerk
本人出演 (Rikki Klieman)
本人出演 (Loretta Sanchez)
--- (Sam Puefua) Juror

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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