クローザー
The Closer (シーズン4)

http://lala.tv/programs/closer/





Jul. 21, 2008
第2話 取り戻せない日々 Speed Bump

脚本/Hunt Baldwin、John Coveny 監督/Arvin Brown
--------------------------------------------------------
ブレンダとフリッツは隣り合う布団の中で朝を迎える。
気持ちの良い朝だというブレンダに対して、フリッツはキスし
て朝から情事に耽る。客間ではまだ良い事をしていないわよと
挑発すると、フリッツは早速今からしようとしてブレンダを
だっこしていく。しかしフリッツは過去
フットボールで痛めた
背中が痙攣して歩けない
ことを知る。そんな中でタイミング
悪くブレンダの携帯にガブリエルから連絡が入り、
ひき逃げ事故
が起きた
という。ブレンダはフリッツに対して、ひき逃げ事故
なので処理はすぐ終わる事を告げその場から離れると、フリッツ
は昼には戻ってこいとして続きをしようと語る。背中から
攣っただけだとするとブレンダは心配するが、
"FBIを信用しない
のか?"
と告げ、彼女を職場に送り出す。

現場に行くと事件の概要を聞く。
朝6時10分に店主がホームレスらしき人物が亡くなっていると
して通報して来たのだという。しかし何故特捜班が呼ばれたの
かと問うと、被害者は仮釈放の許可証を持ったロイ・ウィルキン
ソン
だという。現在更生施設に入っている人物で、
禁酒をして
いたハズがマルガリータを12杯飲んでいる
状態だという。

タオによると死亡推定時刻は午前2時。
フリンたちは酒気帯びのドライバーが酔っ払いをひき逃げした
だけだろうとし、スリップ痕もないという。ロイは1999年に
傷害致死の評決を受けた人物で、当時恋人だったカーリー・
メイハン
を死なせた人物だという。しかし
当時この事件を担当
していたフリン
は、その説明には間違いがあるとして、カーリー
はロイにバーで引っかけられただけで、しかも明らかな殺人事件
だったと語る。終身刑にすべきなのに評決では8年の判決だった
という。父親デイビス・メイハンは映画プロデューサーだと
いう事で、この件でもマスコミが多数注目する事件である事は
明らかだった。ブレンダは事件についてまるで知らない事を
告げると、ニュースを見ればこれから嫌と言うほど概要が流れる
ハズだと言われる。
フリンはこの世からクズが一人消えただけだとして、捜査は
終了だとするが、ブレンダはそれを否定する。私だってどれ
だけ昼までに帰りたいのか貴方に分かるのかと告げる。

ロイは
私立財団運営の社会復帰センターに通っていた事を知る。
仮出所の人が通う施設との事。
早速責任者のカレン・シルバに話を聞きに行く。
ロイが裏路地で車に轢かれて亡くなった事を語ると、ロイは
ずっと酒は飲んでいなかったという。しかし断酒しても一度
中毒化すると絶てない人は多いのだという。酒に関して苦労
していた事を告げると、フリンは何が"苦労"だとして興奮する。

ボランティアスタッフのパトリシアにロイの部屋に案内して
もらう。家族写真もなかった。パトリシアによると、ロイは
外から嫌がらせを受けていると話していた事が有るという。
引き出しには断酒会の一年記念のメダルが入っている事が分かる。
仕事はクビになったばかりだったという。何故酒を飲み始めたのか
分かるかと問うと、酒を飲むのに理由など要らないのだと
聞かされる。カレンからは一年半前から施設に入った人物の
入居者リストを手渡される。
カレンはブレンダに対して、ロイの死亡証明書が欲しいと語る。
葬式の際に必要な為だと告げる。

入居者からの聞き込みで、ロイは無口で人付き合いは無かった
との事だった。

プロペンザやタオはブレンダをロイがひき逃げされた現場へと
呼び出す。遺体を調べた結果、両足の大腿骨を骨折しており、
肋骨や内臓損傷も激しいのだという。前輪が上半身に乗り上げ
後輪が足を踏んだのではないかと推察。オイルが流れている
事を指摘し、恐らく遺体を引いた際にオイルパンが損傷したの
だろうと語る。タオはその後オイルの流れをブレンダに説明しな
がら歩き回る。するとなんと
一周してまた遺体現場に戻った
跡がある
事が判明するのだった。

--------------------------------------------------------

フリッツが背中の痛みを訴えて、一日中朝出たままの状態で
床に寝そべっている所がある意味凄い。
今回のフリッツ、ずっと床に寝そべっている印象しか無く、
何時にも増して仕事をしていない度の高いフリッツィーの姿が
有った。
ブレンダは痛み止めとしてバイコディンを彼に手渡すも、
アルコール依存症のある人物には御法度な薬とのこと。
ブレンダが無神経にもフリッツのアルコール依存の事を忘れて
しまうものが有ったけど、今回は担当した案件の被害者・加害者
がアルコール中毒者だった事も有り、容易には治せないことを
何度も耳にしたので、最後はブリンダにも彼への心遣いみたいな
ものが描かれていた。思い切って棚にしまってあるワインも
捨ててしまえって感じだけどね。

テイラーがダニエルズとガブリエルの関係の事を気にして
いたけれど、一体何が有ったんだろう。未だに明かされない
この二人のケンカの原因。

今回は久しぶりに悪童フリン降臨だったけど、以前と比べて
身内に悪態をつくと言うよりも、悪に対する憤りの延長に有った
為にブレンダにもその怒りが伝わってくるような流れだったね。

事件に関しては、もの凄く簡単に解決したような流れだった。
保険金の流れを掴んでいけば、すぐに容疑者が見つかりそうな
ものだけど、この二人の強欲な女性たちも気がつかないと
思ったのだろうか。

所詮金で繋がっていた関係というのも崩れるのも早かった。
ブレンダがカーリーの両親を傷つけたくないことも分かるけど、
嘘を付かれるとどうしても容疑の目を向けざるを得ないという
所だろうね。

しかし保険屋も、こんなあからさまな殺人事件なのに、保険金
を支払っていたというのがある意味凄い。

ブレンダ・ジョンソン (KYRA SEDGWICK) LAPD殺人特捜班 本部長補
佐/チーフ。
ウィル・ポープ (J.K. SIMMONS) LAPD副本部長。
フリッツ・ハワード (JON TENNEY) FBI特別捜査官。
デビッド・ガブリエル (COREY REYNOLDS) LAPD殺人特捜班巡査長

ラッセル・テイラー (ROBERT GOSSETT) LAPD強盗殺人課 警部。
ルイ・プロベンザ (G.W. BAILEY) LAPD殺人特捜班 警部補。
アンディ・フリン (TONY DENISON) LAPD殺人特捜班 警部補。
マイク・タオ (Michael Paul Chan) ロス市警重大犯罪課警部補
アイリーン・ダニエルズ (Gina Ravera) ロス市警殺人特捜班捜査官
フリオ・サンチェス (Raymond Cruz) ロス市警重大犯罪課警部補
クリッペン (James Avery) 検視医
バズ・ワトソン (Phillip P. Keene) ロス市警重大犯罪課取調モニ
ター室技術者
フラニー (Amy Hill) テイラーの部下、コンピュータ
モラレス (Jonathan Del Arco) 検視官

デイビス・メイハン (Paul Michael Glaser) 映画プロデューサー
ローラ・メイハン (Amy Aquino) デイビスの妻
パトリシア・シモンズ (Wendy Phillips) 施設のボランティア
カレン・シルバ (Jenny O'Hara) 更生施設の責任者
ジム・フランシス (Zia Harris) 施設に居る元囚人、アルコール中毒
--- (Robert Cicchini) Parole officer
--- (Jay Jackson) LA Reporter
--- (Jeannine Cota) LA Reporter
--- (Amy Jackson) LA Reporter
--- (Ryan Van de Kamp Buchanan) Detective

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

inserted by FC2 system