クローザー
The Closer (シーズン4)

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Jan. 26, 2009
第11話 血痕のシルエット Good Faith

脚本/Adam Belanoff 監督/Elodie Keene
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ブレンダはフリッツとの結婚式を一ヶ月後に控えて、両親が
ハワイからのクルーズ船に乗る前にL.Aで結婚式を見届けるまで
滞在しようとしていた。
ブレンダに結婚式のドレスを着せると母・ウィリーは思わず
涙する。世界一綺麗な花嫁さんだと。父・クレイもブレンダの
花嫁姿にご満悦だった。クレイはフリッツに対して、君が
花嫁姿を見られるのは一ヶ月後だとして、ブレンダのドレス
姿を見せようとはしなかった。本当に結婚式をするのかフリッ
ツとしても
念書にでも書いて欲しいくらいだという。そんなフ
リッツはクレイは俺たち夫婦みたいに50年後の事を考えて見ろ
と告げる。ブレンダは白いドレスに不満だったが、母から白は
喜びと新たな旅立ちを意味するものだとして説得する。ブレンダ
は一度目の結婚式で来たドレスで良いと告げるが、二度とあれ
は着させないという。呪われている衣装であり無かった事に
したいのだと両親は語る。
ドレスは義理の妹・エイミーのものにするか、ルース叔母さん
のものにするか、それとも私のドレスにするか?と問うウィリー
に対してブレンダは母さんのドレスにするという。

そんな中フリッツはフリンから電話が鳴っているとしてブレンダ
に報告に来る。
ブレンダはギリギリになるまで決めない子だとし、クルージング
に出発する前に結婚式場が決まれば良いなとクレイは呟く。
ブレンダならば殺人現場に牧師を呼びつけ、ウェディングケーキ
代わりにバックからひょいとチョコバーを取り出しかねないと
語る。

ブレンダは両親に対して、
部下サンチェスの快気祝いと同時に
自殺事件の事をちょっと話を聞いてくる
と語ると家を出て行こう
とする。フリッツも両親のお守りはゴメンとばかりに僕も仕事
が有るとして出ていこうとする。母はブレンダに出かける前に
ケーキを選ぶ予定でしょと告げると、ブレンダは職場にそれら
全てのサンプルを持って行くことにする。

職場に戻るとサンチェスは元気な姿が有った。
しかしテイラーによると内勤させるのは、5回の手術を受けた
ことや肩の骨は死体から移植されたものであること。医者から
の診断書もまだ届いていないので、暫くは様子見だと語る。
ブレンダは三日前にサンチェスと射撃訓練所に行ったが回復
していたし、1kmを走っていたことを訴える。とりあえずプロペ
ンザにサンチェスの体調管理は任しているとの事だった。

そんな中事件について語られる。
ハリウッド署のパトロール警察官が二日前の日曜日に自殺事件
を担当したが、
ハリウッド署では既に自殺案件としているもの
だか、検死官のモラレス
他殺である証拠が有るとして訴えて
いるのだという。地方検事に訴える前にとりあえず重大犯罪課
が調査するとのこと。しかしこの部署が殺人容疑として扱えば
ポープの事をハリウッド署は審問させるつもりだという。
とてもデリケートな案件だった。

モラレスから遺体の現場の写真を見せてもらう。
被害者はジェフリー・クロフォード(36歳)、白人で建築業者。
ジェフリーは頭を銃で撃ち抜かれて死亡していた。
発見者はポール・ヒックス牧師で、彼とは2年前から親しく接し
ているのだという。自殺だとされた原因は手首に躊躇い傷が
有った為のモノだが、モラレスはこの傷は今回の件とは関係が
ないものだという。
ジェフリーは建築業者のパートナーでもある実の
エド
から
多額の借金をしており、元妻のデイナからは生活費と
養育費を求めて告訴
されているという。
ジェフリー自身薬物
依存症だった過去
が有り半年前に施設をでたばかりだった。

遺体のレントゲン写真を見ると指の関節が癒合していて、
右側から打たれたものだが、指は曲げることが出来ない状態
だったのだという。モラレスは死因を追求しないのであれば
別の所にこの話を持ちかけるとし、自分が所属しているのは
ロス市警ではなく郡だと語る。
サンチェスは押収された遺体現場のバスルームを見て血の飛び
散り方が不自然で血痕が一致していないことを語る。
ブレンダは捜査をする事を決めるが、あくまで表向き自殺と
して調査を始めて欲しいと言われる。

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教会が貸している困窮者向けのアパートで男性・ジェフリー
は遺体として発見される。そこを管轄しているハリウッド
署では遺体は自殺だと判断するも、検死官のモラレスは
他殺の疑いが疑いがあるとして訴える。果たしてこれは
本当に他殺なのか。

取りあえずサンチェスお帰りなさい的エピソード。

シーズン跨ぎのエピソードならばともかく、シーズン4の
10話と11話というスパンを考えるとサンチェスの復活が
早すぎて違和感が有るぞ。さすがのプロペンザも自分が
かばってもらった結果サンチェスが負傷した事も有って、
いつもならば率先してジョンソン夫婦の対応係にさせられる
所、今回はサンチェス係にさせられていた。

しかしカウンセリングが必要だとされるけど、後遺症など
は残ったりするのだろうか。サンチェスって逞しいイメージ
が有るのでなんでもはじき返してくれそうだけど、肉体的な
事はともかく精神的には弟も失っているし、サンチェスに
とってシーズン4は悪夢そのものだな。

正直ブレンダの結婚ネタも少し飽きてきた。
このまんまズルズルっとしていくのかよく分からないけど、
それだけ刑事は家庭を持つのが難しいというところに繋がって
いるのかな。

結婚はともかく、サンチェスの復帰もともかく、ブレンダの
父親が倒れてしまったとする事実にはひやりとさせられた。
シーズン7の最後の日まで是非生きて、ブレンダの活躍を
守ってほしい所だ。

さて今回の案件。
ブレンダたちが必死に捜査しなくてもモラレスがこの案件
を提起すれば非難されるのはハリウッド署だよなという
感じのシナリオ。

人の善意を利用するというベスという女性の性悪さを感じる
ものがあったけど、ドラッグ中毒だった男性がベスという
人物に対する拘りを持つことで立ち直りつつ有ったという所
を見ると、人には色んな意味で固執するものが有れば立ち直れる
というところなのか。ただ周りに迷惑をかけまくっているので
立ち直っているとは言えないし、自立もしていない感じだった
けどね。

神父がうさんくさかったので君犯人でしょ?という視線を
送ってしまった自分が恥ずかしいけど、確かに神父とか教会
とかいう雰囲気はまるで感じない人物だったし、場所もスケー
トリンク場だったという事で、前衛的な教会の姿が有ったな。

スイーツネタでは、ケーキを絡めたネタが楽しかったかな。
脳みそが飛び散っている画像を見ても食べられるのならば
美味しいって事だみたいな発言をしていたプロペンザや
レモンケーキを好んで食べているフリンの姿が有る。
ブレンダの引き出しに入っている甘い食べ物をごっそり持ち
帰ろうとするデイナのたくましさもまた凄かった。

そういえばフリッツって妹が居るんだね。
両親とかどういう事になっているんでしょうか?

ブレンダ・ジョンソン (KYRA SEDGWICK) LAPD殺人特捜班 本部長補
佐/チーフ。
ウィル・ポープ (J.K. SIMMONS) LAPD副本部長。
フリッツ・ハワード (JON TENNEY) FBI特別捜査官。
デビッド・ガブリエル (COREY REYNOLDS) LAPD殺人特捜班巡査長

ラッセル・テイラー (ROBERT GOSSETT) LAPD強盗殺人課 警部。
ルイ・プロベンザ (G.W. BAILEY) LAPD殺人特捜班 警部補。
アンディ・フリン (TONY DENISON) LAPD殺人特捜班 警部補。
マイク・タオ (Michael Paul Chan) ロス市警重大犯罪課警部補
アイリーン・ダニエルズ (Gina Ravera) ロス市警殺人特捜班捜査官
フリオ・サンチェス (Raymond Cruz) ロス市警重大犯罪課警部補
バズ・ワトソン (Phillip P. Keene) ロス市警重大犯罪課取調モニター
室技術者
フラニー (Amy Hill) テイラーの部下、コンピュータ
モラレス (Jonathan Del Arco) 検視官

ウィリー・レイ・ジョンソン (Frances Sternhagen) ブレンダの母
クレイ・ジョンソン (Barry Corbin) ブレンダの父
ポール・ヒックス (Lex Medlin) 司祭、善意の新教会
ベス・ギブソン (Melinda Page Hamilton) 骨髄性リンパ腫患者
エド・クロフォード (Lance Irwin) 長男、建築会社経営
--- (Gina Fricchione) Sex Addict in Group Therapy

ジェフリー・クロフォード () 36歳、建築業社
エイミー () ブレンダの義理の妹
ルース叔母さん () ブレンダの親戚
ジョイナー警部 () ハリウッド署


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