クローザー The Closer (シーズン4) http://lala.tv/programs/closer/

Feb. 2, 2009
第12話 トランクの中の殺意 Junk in the Trunk

脚本／Duppy Demetrius、Leo Geter 監督／Scott Ellis
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手配車両が見つかったとのことで重大犯罪課の面々は現場へと
やってくる。強盗殺人課が捜していた車で、駐禁の警察官が
発見したものだという。実は最近宝石店が襲われ、容疑者は
フィル・アダムス(38歳)だと判明していたが、車で逃走していた
のである。この日ブレンダは休暇で現場の指揮はプロペンザが
執っていた。
遺体は何処に有るのか?とすると、トランクの中に入っていた。
被害者は135kg以上ある巨漢でトランクの中に入っている事自体
不思議な光景だった。
自分の働いていた宝石店から300万ドル相当の宝石を盗む映像が
防犯カメラにしっかりと写っていて、犯人は疑う余地もなかった。
タオたちはサンチェスが現場に居るのを見て、彼はまだ現場
での捜査を許可されていないのではないか?とするが、チーフ
のブレンダが休みで俺が指揮を任されているのだというプロペ
ンザは、サンチェスの身体に悪いようなことはさせないという。
遺体は腐敗し膨張している事も有り、とてもトランクの中から
出せそうも無かった。遺体はレッカー車で運び検死官室で
トランクの外側を切断して遺体を取り出そうと言う事になる。

フリンはとりあえず休暇中のブレンダに事件の報告をする。
フィルの遺体を見つけたこと。ブレンダの自宅には依然として
母・ウィリーと父・クレイの姿が有った。遺体は見つかったが
まだ盗まれたダイヤは見つかって居ないと報告。更に遺体は
現場では引き出せない程の巨体であり、腐敗でドロドロになっ
ている事を告げる。そんな中レッカー移動させる職員とサンチェス
が電話越しに喧嘩している声が聞こえると、ブレンダはサンチ
ェスを現場に行かせているのか?と問う。そんな事は無いと
否定する中で、レッカー車に乗せようとしていた車が突然
ワイヤーが外れ坂道を走り出してしまい、電柱に激突して
止まるのだった。

テレンスとモラレスは運ばれて来た遺体を調べる。
ブレンダは現場にやってくると、何か手がかりになりそうなもの
はないのかと尋ねる。盗まれたダイヤはなく、パソコンなども見
つからなかった。エルメスのニセモノバッグが入っており、
死因はトランクに詰め込まれたことでの窒息死が有力だった。
そんな中バッグの中からは金曜日の夜に使用したレシートが
発見される。サンディエゴの北にあるオーシャンサイドのファスト
フード店で使われたレシートで、支払いにはクレジットカード
を使用している事が分かる。

防犯カメラでは金曜日の閉店2時間後、僅か数分間で宝石を
盗みブリースケースに入れて居るのが写されていた。翌朝の
土曜日にフィルの妻・シェリーが夫の失踪届を出していた事
が分かる。
タオによるとカードを使ったファストフード店"バーガーラマ"
からの防犯カメラ映像が送られてきたという。
カードの名義は妻・シェリーのもので、夫は宝石強盗の後に
ハンバーガーを買っていたというのか?と疑問に思う。そんな
中防犯カメラには助手席に男性が同乗していることが分かる。
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宝石店を襲った犯人・フィルの車が路上で発見される。
ブレンダが休暇中の出来事で、彼女の自宅には相変わらず
結婚式の為に両親が滞在する中、フリンからは事件の報告を
される。その際電話越しに現場での捜査を禁止されているサン
チェスの声が聞こえたことから、プロペンザに要注意を与える。
犯人は既にわかっているが、何故自分の車のトランクの中で
死亡していたのか分からない中で、クレジットカードの使用歴や
防犯カメラの映像から共犯者らしき男性の姿が有ることに
気がつく。しかし宝石強盗と直接関与する証拠が見つからずに
いらいらさせられていく。

今回の犯人、なんか顔に似合わず滅茶苦茶腹が立つ様な人物・
性格だったね。

冒頭からサンチェスの存在の大きさを感じさせるものが有った。
スペイン語の通訳の件もそうだけど、牽引車が使っている
ワイヤーが重量に耐えられない事を示唆していたのもサンチェス
だったし、何気にタオと共に肉体派だけでなく、頭脳的にも
使えるキャラに変貌している感じがする。
坂を転げてしまう車・遺体の姿を見ると、死因特定に困難を
極めて証拠の汚染になってしまうのではないかと心配するもの
が有ったけど、流石にCSIレベルの厳格さは無いみたいだ。

サンチェスの態度が分かりやすい感じで、美しい女性を見て
カウンセラー泣かせの、人の心は意中の相手を見つける事で
トラウマさえも乗り越えられるみたいな感じに思えたけど、
実際には更に傷を深めてしまった感じで、失礼にも笑える所が
有った。ネイティブなスペイン語ではないのを見破ったところ
までは良かったんだけどね。みんなが控えめにキスしたサンチ
ェスの事を笑っていたけど、他の刑事ドラマならば一生ネタに
されかねない衝撃的展開だったのかも。セラピーに行ってきます
と、サンチェスが自ら退場していくところは面白すぎたな。

そもそもフィルがゲイだったようなので、今回の容疑者の男は
男性とのキスも厭わないというところだったのかな。

ポープが取調中にもかかわらず、その流れを阻害する様にして
このままでは起訴は出来ないだのなんのとやたらと口を挟んで
くるところがやたらとうざったらしかった。

フリッツィーのお手柄で、今回はかなり役所としても大きかった
な。ブレンダの巨体ジョークに怒りを露わにし、ブリンダの父
にもハワイの楽園で死ねれば本望でしょうみたいな毒づいていた。
海の藻屑となってやるというクレイが可愛らしい。

しかしウィリーとキースはブレンダのドレスを着させただけで
満足してハワイクルーズに出発してしまうけど、本質は結婚式
ではないのか?しかも心臓のステントの不具合で退院1週間の
クレイを早くもクルーズ旅行に連れて行くというウィリーの
姿を見ると、男性を手込めにする辺りの性格はブレンダに
しっかりと引き継がれているねと思わせるものが有ったな。

余談だけど、モラレス検死官がここに来て急にキレキャラに変貌
し始めた感じがするのだけど気のせいか?

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