クローザー The Closer (シーズン4) http://lala.tv/programs/closer/

Feb. 16, 2009
第14話 クレアの千里眼 Fate Line

脚本／Steven Kane 監督／James Duff
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奉仕活動で国道110号線沿いのゴミ掃除をするサム・リンスキー
はそこでプリペイド式携帯電話を見つける。まだ電源が入って
おり、そこでメールのやりとりを見ると凄い事が書かれている
のを知る。

サムは人殺しの手がかりを見つけたとして、重大犯罪課にその
ネタを持ち込む。自分は社会奉仕20時間が残っているので、
その情報を提供する変わりに帳消しにして欲しいとフリンや
プロペンザに話を持ちかける。彼は車からバナナを投げ捨てた
罪で捕まっていたのである。
どんな情報か尋ねると、奉仕活動中に拾った携帯に殺人事件を
起こしたであろうメールのやりとりが書かれているというので
有る。確かにその内容はリアルだった為にフリンらはブレンダに
この話を持ちこむ。
ブレンダは今日は未来の妹・フリッツの妹のクレアが会いに来る
のでディナーを作らないといけないとして、フリンたちの持ち込
んだ事件を厄介払いしようとする。
携帯の文字が小さい上に液晶に亀裂が入っていた為に、老眼の
彼女には見づらかった。バズに話して、みんなでその内容を
確認してもらう事にする。

メールでは不倫している二人の関係のやりとりで、女性が男性
に全てが終われば永遠に一緒に居られるとし、夫を殺せば金も
全部私たちのものだと書かれていた。更にメールには

"バーグマンズ6、バーミリオン7、タイペイ マレー930"と書かれ、
その数日後のメールには、"全部が終わった、ヤツは死んだ"とか
"僕はプロだから事故に見せかけた"、"君に会いたい"とする
ようなやりとりが書かれていた。しかしその直後、女性側から
のメールは途絶えており、不倫を利用して夫を殺させたのか?
として、激怒する男性側のメールが送られていた。

タオによるとやりとりにはどちらもプリペイド式携帯電話が
使われているという。ただ携帯の充電器を忘れたのでそろそろ
電池が切れそうだと語る。
バーグマンズはデパート名でL.Aには5店舗ある。バーミリオンは
色を現しているのではないか?という。タイペイは台湾の首都の
名前だが、L.Aにはそういう名前のチャイニーズレストランが
有るというプロペンザ。マレーとは予約した人の名前か従業員
かも知れないと語る。
ブレンダは先週ロサンゼルス郡で死んだ男性の名簿を取り寄せ
る事を指示。また捜査はベンチュラ、リバーサイド、オレンジ郡
でのリストも入手するよう告げる。プロペンザには水曜日に
タイペイに予約した人物を調べる様告げ、ガブリエルにはバーグ
マンズの顧客名簿を調べる様指示、タオには携帯を更に調べる
様告げ、サンチェスにはバーミリオンについて色々と調べて
欲しいという。ブレンダはこれから妹が来るので食事を作らねば
ならない事を告げ先に帰ってしまう。

ブレンダは帰宅するとそこにはフリッツと共に妹のクレアが
居た。クレアは既にブレンダたちの為に沢山の料理を作っていた。
ブレンダの姿を見ると"お姉さん!"として飛びついて来て喜び
を表現する。ハワード家の人は感情を強く表すのだというクレア。
三人で食事をする中で、クレアは超能力者になるのだとし、
私にはそういう力が元々備わってて居た事を語る。人のオーラ
が見えるのだとして、"クレアの千里眼"という店をオープンし、
時々警察関係の捜査にも協力しているのだという。現在まで100件
くらいの捜査を担当したという彼女。プリンストンでヨガを
していなかったのか?と問うと、ボディムーブメントをしていたが
この業界は競合が激しいので辞めたという。これからサンタフェ
に引っ越してきて本格的に活動しようかなと告げると、ブレンダ
は是非捜査に力を貸してという。
フリッツはブレンダを呼び出すと、妹はヨガの前にはガラス職人
になるとしていたし、石鹸を作っていた事があるのだと告げ、
超能力者の件も本気にしなくて良いとするが、ブレンダは
これまでフリッツは私の両親の事を面倒見てくれたのだから
今度は私の番だと語る。
そんな中、クレアの声が聞こえると、ブレンダの持って来た
携帯のメールに"お前を殺す"と送られて来ている事を語る。

ブレンダはオフィスにいくとポープと廊下でぶつかる。
ポープは土曜日に何をしているのか?と問われる中、これまでの
事を話す。ポープは人事異動の件で来たのだとし、犯罪捜査班
のベテラン刑事が多数退職したので、重大犯罪班からも引き抜き
が有るかも知れない事を語る。
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国道脇で投げ捨てられていた使い捨て携帯電話を見つけた
男は、その携帯でのメールのやりとりの内容を見て、殺人事件
の証拠ではないかとして重大犯罪課にそれを持ってくる。
それが本当に事件性のあるものなのかを調査する中で、
ブレンダの元にはフリッツの妹・クレアが尋ねてくる。
彼女は姉を欲しがっていたので喜ぶ中、彼女には特別な能力
が有るとして捜査に協力していくが・・・

事件そのものも面白いネタだったけど、今回はシーズン4のラス
前の話という事も有って、人事の問題を微妙に臭わす流れで、
興味深いラストへとつなげた。
流れ的にはダニエルズが脱落の本命なのだろうけど、果たして
サプライズはあるのかどうか。

今回は初めてフリッツの妹のクレアが登場した。
これまでブレンダ側の両親の事ばかりが描かれていたけど、
フリッツ側はどんな家族構成になっているんだろうね。
親が他界していてもおかしくはない年齢だと思うし。
クレアの意外な能力を見せた流れは、このドラマに於ける
方向性の転換を予期させるものだけど、流石に「ミディアム」
化するような事は無いのだろう。

今回の犯人が不倫相手にメールで殺す的メッセージの羅列が
有ったけど、クレア自身ブレンダに対して"お姉さんお姉さん"
とすり寄る辺りに、既に出会いの段階から、今回の事件の犯人
の心情が乗り移っているのではないかと思わせる所もあった。

さて事件はメールの内容から場所や人物を特定していくという
流れで面白く出来ていた。
男女のやりとりをガブリエルとダニエルズに朗読させるという
辺り、今回の二人の終盤での険悪な雰囲気を考えると、相当
意地悪なものが有り、一体誰が二人にそんな役を演じさせた
のかが気になる。

クレアが適当に話しているであろう予言に対して、目に見える
ものが全てではないとするタオが、次々と彼女の発言した
内容と結果をすりあわせていく辺りが楽しかったし、タオが
発言する度にブレンダがビクついていた所もまた笑えた。

似顔絵がポープであるところがまた笑えたけど、一応はミスリ
ードを誘うものが有ったのだろうか。ポープが人事の異動を
臭わせる中、自分が異動してしまう的ネタ振りも考えられる
なと思ってみていたけど、流石にポープが人を殺すはずもない
か。

フリンから色々とブレンダの事を聞いたであろうクレアが
最後にブレンダの過去を暴露。フリンもクレアを押しつけられた
ことで静かな反撃を試みていたという事なのね。

フリッツの妹・クレア役を演じたAmy Sedarisは、「グッドワイ
フ」のステイシー・ホール役。「Sex and the City」のコートニー
マスターソン役。

クローザーでは2つのエピソードに出演。
Season 4, Episode 14
Season 4, Episode 15


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