クローザー The Closer (シーズン5) http://lala.tv/programs/closer/

Jun. 29, 2009
第4話 キティの贈り物 Walking Back the Cat

脚本／Leo Geter 監督／Steve Robin
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ブレンダはディナーを作る。
フリッツが帰宅するとブレンダがディナーを作っている事を知
って意外に思う。今日は時間が有ったから作ったのだという。
フリッツはディナーの雰囲気を崩さない様にして、ネコちゃん
"キティ"の遺灰を棚に隠すが、ブレンダはそれを見ていて、
何を隠したの?と問い詰める。フリッツは話題をそらそうとする
が・・・ネコ遺灰を受け取ってきたのだという。ブレンダは
遺体ならば見慣れているからとして、ネコの遺灰を見ると、
ネコくん(ネコのメスだ・フリッツ談)の遺灰がビニールに無造作
に入れられている事に憤り、更にはハワード家のネコと書かれて
いる事に不満を告げる。このネコはジョンソン家のネコだと。
フリッツは骨壺にでも入れようとしてカタログを見せるが、
私は遺灰を骨壺に入れるような女じゃないとし、ネコが喜んで
いた場所に遺灰をまいて弔いにしようという。フリッツはネコ
は室内で飼っていただろうと告げる。

スッカリ食事は冷めていた。フリッツはディナーの席で明日も
時間が有るようならば頼みたい事が有ると口にするが、やっぱり
辞めて置くという。仕事と私生活は区別すると約束していたな
と告げる。ブレンダは気になり何を頼もうとしていたのかと尋
ねると、オースティン・ブレアの事をFBIとして聴取したいのだ
が居所が分からなくなっているとし、捜して欲しいという。
ただし誰にも気がつかれずこっそりと捜索して欲しいとのこと。
ブレアを捜している事を隠したいのだという。

ブレンダはポープにこの件を話す。
一ヶ月前に失踪人届が出ているオースティン・ブレア(26歳)を
捜したいこと。ポープはそれは失踪人対策課の管轄だとして、
テイラーに言って話を通してもらうという。ブレンダはただし
捜しているという事は内密にして欲しいのだという。ポープは
何故捜しているのかを聞こうとするが、ブレンダはネコの遺灰
がバッグの中に入っている事を告げ、涙ぐむ姿を見せると、
ポープはそれ以上の言及を避けて、ブレンダに協力する。

一方重大犯罪課にプロペンザがやってくると、隣には若い女性
ローレン・ハインズを連れて来る。重大犯罪課のオフィス内を
案内する中で、ガブリエルは時期・刑事巡査部長だと紹介し、
フリンの事を俺の一番の頼りになる男だという。
ブレンダはポープにあの女性は誰か?と問うと、プロペンザの恋人
だという。高級デパートの紳士服売り場のバイヤーをしている
女性とのこと。最近プロペンザがオシャレをしている理由がそこ
に有ったのかと感じる。

テイラーが戻ってくると、失踪人対策課も不審がっていたという。
失踪届を出したのはオースティンのゲイ・パートナーのトラビス・
マイヤーズ(22歳)だという。最後に見たのは一ヶ月前との事だった。
彼氏の浮気相手を捜すために失踪届を出しただけじゃないのかと
言う。しかしブレンダは失踪届として出ているのだから捜査すべき
事を訴える。

ブレンダはフリンに話して内密にブレアを捜して欲しいと告げる。

一方プロペンザはブレンダにもローレンを紹介する。
サンチェスはローレンを見ると、年は幾つなのか?と尋ねる。
明らかに年齢差の有るカップルに違和感を覚えるサンチェスだが
ブレンダはサンチェスの椅子を蹴飛ばし、無神経だと告げる。

そんな中フリンは失踪者はベンツのSVUに乗っていたとし、
薬物所持の過去で2度取り調べを受けているが逮捕はされていない
とのこと。カードは派手に使っている形跡が有るが、いずれも
失踪前の事だと。住所はシルバーレイクにあるとする中で、
遺体安置所にそれらしい遺体が4体あるという。

先月の25日に失踪したこと。そして最後に目撃されたのがクラブ
であること。
検視官のモラレスは、それはヘルAと呼ばれる場所に行ったのだ
と解説する。元々はLAをもじったもので、ゲイたちのサーキット
パーティであり、月に一度、L.A中で行われるものだという。
その期間には薬物で死亡するゲイが多いのだという。

そんな解説を聞いていると遺体安置場にフリッツと共にムーア捜査
官がやってくる。失踪対策課があちこちに電話をかけまくっている
ので内密の調査になっていないとしてブレンダに文句をいう
フリッツ。二人のFBI捜査官が遺体を目にするとブレアの遺体だ
と確認する。

遺体は路地で発見。肺に吐瀉物がある事から典型的な薬物過剰摂取
の遺体だという。薬物検査にXとGHBとメスを行った事を告げ、
この三種はゲイのパーティーで良く流通するものだという。
遺体からはGHBの薬物とアルコールが検出され、死んだのは路上
ではないかという。サーキットパーティーには備え付けの医師
が居る為に、パーティー会場でなくなることはあまりない
との事だった。
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ブレンダの飼い猫が亡くなってしまう中で、フリッツから
失踪人の捜索を頼まれる。ゲイでありクラブイベントなどで
薬物を売っているブレアを探したいとのこと。
しかし遺体として既に一ヶ月前に亡くなっていた事が判明。
家宅捜索すると麻薬と大金以外に、フリッツの名刺がある
事が分かる。

ネコちゃんなのかネコくんなのか実にどうでも良いところで
拘りあっているフリッツとブレンダ。
この二人、結婚して以降何処かチグハグでいつでもブチ切れて
別れそうな感じもしているけど、今回の一件を見ても、
フリッツによる意地悪なのか、それともブレンダがネコの死
で落ち込んでいるのを見越して、捜査させて忘れさせようと
しているのか微妙なところで動いていた気がする。

ネコちゃんの遺灰を使って泣き落とし作戦に出るも、
フリッツには通用せず、ポープには絶大な効果を発揮して
しまうというところが笑えた。

元々重大犯罪課も形を変えてきたので、今回の捜査で仮のFBI
として重大犯罪課が関わっていくというのも悪くはないけど、
このドラマほどFBIがマヌケな組織として描かれているドラマ
も無いのかも知れない。

今回はなんと言ってもプロペンザの彼女が登場。
前回からご機嫌だったプロペンザ。そしてオシャレにもなって
いたけど、正直、プロペンザも担がれて、高級なシャツを
買わされているだけじゃないの?って感じも何処かしていて、
なんとなく怖いところがある。これ以降出演もないし・・・。
サンチェスは相手に年齢を聞こうとしたり、FBI捜査官に一時
的になると聞いてFBIのバッヂを欲しがる姿があった。

面白く出来ているのが、重大犯罪課としては殺人事件を
追い、FBIとしては麻薬の元締めを探ろうとしているところ。
FBIとしては証拠能力はなくてもロス市警としては証拠となり
得ることもあり、その辺の変わり身の早さを上手く利用した
感じだった。その辺の事もフリッツはお見通しって感じだった
ので、やっぱりブレンダの事を思って行動を取っていたのかな。

結局殺しは元締めの男が行ったこと。
麻薬の生成にはゲイの義理の父で医師の男も関与していた。
麻薬の捜査の過程で出てきた金を勝手にブレンダがFBIから
引き取って、ゲイの男に与えていたけど、証拠品として
押収したものをそう簡単に渡しても良い物なのか?