クローザー
The Closer (シーズン5)

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Jul. 13, 2009
第6話 偽りの名刑事 Tapped Out

脚本/Adam Belanoff 監督/Adam Arkin
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メロンを食べるプロペンザにフリンはいつから果物なんて
食べ始めたのかと問う。人間が老けるのは食べ物のせいだとし
恋人のローレンと付き合ってから、食生活の改善で血圧は正常値
になり、毎日マッサージをして、エアロビ、サカナのサプリを
二錠飲んでいるのだという。
そんな二人がいるカフェにポープがやってくる。銃弾犯罪班が
日頃どんな捜査をしているのか知りたいのだとし、何とか
捜査課間の壁を取り外したいのだと語る。
そんな中、近くの現場で事件が有り、警察車両が多数走って
いるのを目にする。ポープは二人に目の前で規制線が貼られて
いるのに現場に行かないのか?と問うと、どうせ
中央署の管轄
だという。ポープは市民の義務として、奉仕することだという。
私はここでは本部長ではなくただの男だというポープにフリン
はそんな奴が一番嫌いだと語る。

現場にやってきたポープは、既に捜査を始めていたリチャード
トレイシー
から話を聞く。重大犯罪課が早くも来るなんて感動
だというトレイシー。プロペンザとフリンも仕方なくポープ
に付いていく。
事件は7時30分にマンションの駐車場で起きたもので、車に乗ろ
うとしていたところを撃たれたのだろうという。キーは右手に
握られていること、そしてサイフなどは盗まれていないという。
銃は至近距離で一発額に撃たれて居ると。目撃者によると、
女性が走り去るのを目撃しており、女性が搭乗したのは黒い
BMWだということ。逃走の際には何か投げ捨てていったとのこと
なので、回収したら凶器に使用された銃だったという。
トレイシーは夜勤明けにサイレンを聞いたのでやってきた事を
告げ、あまりに眠いことを告げる。しかし正義の女神に仕える
身として、結束すべき時だと語る。ポープは感動し、彼こそ
私が求めていた事を実践しているという。トレイシーは証拠は
自分が署に運ぶとしてポープから受け取る中で、ポープ、
フリン、プロペンザの名詞を受け取っていく。
犯罪現場を目にして素通りできないところなど、私が理想とする
人物だとしてフリンとプロペンザに語る。
そんな中、マリー・モーガンが駐車場にやってくると、マーク
の遺体を見て叫び出す。彼とは知り合いなのか?と尋ねるが、
叫ぶだけ叫んでとても話にならなかった。仕方なく取調室で
話を聞く事になる。

現場に遅れてガブリエルがやってくる。
マリーは私はなんて事をしたのかと嘆く中で、死体とHをして
しまったのだという。しかし貴方が関係を持って居た時には
まだ彼が生きていたでしょという。
被害者は
口説き屋と呼ばれる男性・マーク・バーンスタイン
った。サンチェスは彼の事に詳しかった。独自のテクニック
で女性を口説き落とす男だと。
ブレンダは目撃者や被害者の携帯から何か分かっていないのか
とするが、何も記録されていない事を告げ、全ては中央署の刑事
が記録していったものだという。
中央署に捜査資料を求めるが
トレイシーという刑事は存在していない
事を知る。

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ポープとフリン、プロペンザは自分たちの管轄では無かった
ものの食事をしていた際に警察車両が通るのを見て現場へと
足を向ける。すると中央署の刑事だと名乗る男性・トレイシー
が既に現場にいる事が分かる。ポープはトレイシーが献身的に
捜査しているのを見て彼こそ理想だと考えるも、実際には
彼は警察官では無い事を知る。

ブレンダの結婚、愛猫キティのエピソードを脱した後の流れ
故に、ちょっぴり薄味なのか濃い味なのか分からない微妙な
さじ加減のエピソードだった。

また変なヤツが登場って感じ。
LAW & ORDERシリーズとかCSIなんかを見てしまうと
今回のドラマに於ける捜査資料の殆どは証拠能力が効果無し
と扱われてしまうと思うけど、このドラマでは意外と曖昧な
描かれ方をしていた。一応これまでの採取した証拠は
使えないとはしていたけどね。

トレイシーは三人から受け取った名刺をフル活用して捜査をし、
殺人捜査班の先を行く捜査を繰り広げているのだから凄い。
警察官になりたかったようだが、精神鑑定で落とされた
ようで、全く似たような理由で、愛国心溢れる男性が軍隊入隊
を断られて、犯罪を犯していくという海外ドラマは、見たこと
があるぞ。

警察官以上に警察官になり切る男ってことで、能力は有るのだ
けど、完全に自分が警察官だと思い込んで組合に訴えるとか、
言っている姿を見ると、もの凄く危ないヤツにしか見えない。
警察官にストーカーしているみたいな変な奴だった。

フリンとプロペンザが一緒に食事に言っているところを見ると
二人ってなんだかんだ言っても良い関係なんだな。
冒頭ではメロンを食べて居たけど、パイナップルを食べて居た
り見る度に違うフルーツを食事にしているプロペンザは
憎めないけど、今回はトレイシーの存在が奇抜過ぎて、
他のキャラが目立つ隙がなかった。
神出鬼没という点や、名前からしてオールキャストドラマとして
撮影されたアメリカンコミックの映画化「ディック・トレイシ
ー」
の設定を一部踏襲したのだろうけど、シーズン5になって
ポープをフォローしていくブレンダという構図が有ったりする
ね。

ブレンダ・ジョンソン (KYRA SEDGWICK) LAPD殺人特捜班 本部長補
佐/チーフ。
ウィル・ポープ (J.K. SIMMONS) LAPD副本部長。
フリッツ・ハワード (JON TENNEY) FBI特別捜査官。
デビッド・ガブリエル (COREY REYNOLDS) LAPD殺人特捜班巡査長

ラッセル・テイラー (ROBERT GOSSETT) LAPD強盗殺人課 警部。
ルイ・プロベンザ (G.W. BAILEY) LAPD殺人特捜班 警部補。
アンディ・フリン (TONY DENISON) LAPD殺人特捜班 警部補。
マイク・タオ (Michael Paul Chan) ロス市警重大犯罪課警部補
アイリーン・ダニエルズ (Gina Ravera) ロス市警殺人特捜班捜査官
フリオ・サンチェス (Raymond Cruz) ロス市警重大犯罪課警部補
バズ・ワトソン (Phillip P. Keene) ロス市警重大犯罪課取調モニター室技術者
フラニー (Amy Hill) テイラーの部下、コンピュータ
モラレス (Jonathan Del Arco) 検視官

ウィリー・レイ・ジョンソン (Frances Sternhagen) ブレンダの母
クレイ・ジョンソン (Barry Corbin) ブレンダの父
リカルド・ラモス (Stephen Martines) タイムズ誌・記者

リチャード・トレイシー (Andrew Daly) 偽者警察官
マリー・モーガン (Erica Piccininni) マークの彼氏
ジル・パパス (Kathryn Meisle) 番組プロデューサー
マーク・バーンスタイン (Brian Avers) "口説き屋"、被害者
Mr.オキーフ (Jonathan Chesner) 偽捜索令状で押収される
ケン・バーンスタイン (Peter Birkenhead) マークの兄
ゲイル・マクドナルド (Grace Johnston) ナンパ
カーソン (Drew Wicks) ナンパ
--- (Rick L. Dean) Pedestrian
--- (Ryan Van de Kamp Buchanan) Detective

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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