クローザー The Closer (シーズン5) http://lala.tv/programs/closer/

 Dec. 21, 2009
第15話 死者は語る Dead Man's Hand

脚本／Duppy Demetrius、Ken Martin 監督／James Duff
--------------------------------------------------------
朝目覚めるとブレンダはネコ"ジョエル"と戯れる。
フリッツは夕べは遅かったのか?と問うと、帰宅後ワインを飲
んでポップコーンを食べてテレビを見ながら居眠りしていた
という所だろうと問う。フリッツは靴が脱ぎっぱなし、食べた
ものがシンクに置かれておらずにテーブルの上に置きっぱなし
になっていることに難色を示す。ブレンダは14時間働きづめ
で疲れていたとすると、フリッツは素っ気ない態度を見せる。
ブレンダは怒ったのか?と問うが、それを否定するフリッツは
家が汚すぎるのだという。ブレンダは必要以上に怒っている
とするが、フリッツはそのまま仕事に行ってしまう。タイミング
悪くブレンダにもポープから電話が鳴り彼を引き留めることは
出来なかった。

ポープのオフィスにいくと、FID捜査官・レイダー警部が居た。
レイダーからの調査依頼だとして、ポープは彼女からの話を聞
くようブレンダに告げる。
レイダーによるとFIDのとある刑事が深刻な事態に巻き込まれてい
るのだとし、極秘で捜査をして欲しいとの事だった。捜査前に
極秘に捜査を進める約束をして欲しいとするが、そんな約束
は出来ないというブレンダ。
FIDの捜査官でレイダーの部下のアリー・ムーアの異変に気がつ
いたという彼女。最近情緒不安定で、集中力が低下していた
ので気になっていたが、今朝、首の後ろと左腕にアザが出来て
いたのだという。理由を尋ねたがただ転んだだけだとしか
言わないのだという。しかしレイダーは夫・ショーンからの
DVを疑っている事を告げる。ただし取り越し苦労のことも考え
て慎重を期して捜査して欲しいとのこと。
ブレンダは被害届がなければ捜査はできないことを告げ、根拠
なく嫌疑はかけられないという。しかしポープはレイダーに
対して、必ず重大犯罪課にこの一件を捜査させると約束する。

ブレンダはレイダーに直属の上司からの話を聞きたいことを
告げると、既に報告書を作成してきたことを告げる。
朝8時45分、ノースリーブ姿と逢った上司がアリーのアザを
発見したというもの。

殺人捜査課ではアリーの夫・ショーンについて調べる。
193cm・104kg。工事現場監督をしていたが、9ヶ月前に失業し
たという。前歴は無いとのこと。ブレンダはアリーの職務記録
を聞こうとするが・・・
アリーに直接逢うと、ブレンダは話を聞く。
随分とレイダーに買われていること。ブレンダはアリーに
ロス市警に於けるDV講習は受けたか?と尋ね、聴取は完全に
極秘なので全て話して欲しいと告げる。夫との関係は本当に
上手くいっているのかどうか。アリーは上手く言っていると
答えると、ブレンダは服を脱いで傷跡の写真を撮らせて欲しい
と告げる。これは転んだ跡だとするアリーに、証言は強要出来
ないとして、鑑識で写真を撮らせて貰う。アリーは経歴に
傷が付くとして恐れるがブレンダは規則に従っているだけだと
語る。しかしアリーが被害届を出さない限り接近禁止命令も
出せないと語る。
無実であるのならば夫側の弁護士に名誉毀損で訴えられる事
を心配するポープ。だい対面ではなく部下のことを心配すべき
だとして訴える。
レイダーはブレンダに一刻も早くショーンと面談してくれと
告げるが、まだ準備不足だとしてそれを拒む。レイダーは
いつものブレンダとは違うことを指摘し、本気で捜査していない
と避難するが、私だってDVには怒りを感じているのだと語る。

翌日、ブレンダは目覚めるとフリッツの姿はなかった。
置き手紙が残されていて、会議が有るので行くので今夜逢おう
と書かれていた。

ブレンダは署に訪れると、ポープが激怒している事を知り
急いでオフィスにいくと、ポープはブレンダに対して事情聴取
は失敗したようだなと告げ、昨夜午前1時にムーア宅から
警察に通報が有ったのだという。夫のショーンは妻の銃で
妻に銃口を向け、かけつけた警察官に向けて発砲した為に
応戦して射殺されたとのこと。
レイダーはブレンダの元にやってくると、ショーンの聴取を
怠った為に起きた事件だとして、ブレンダを非難する。
ブレンダはそもそも告訴もされず、調査に関しては慎重を期す
よう言ったのはそっちだとして、反論する。
ポープは警察官の夫のDVに気がつきながら、捜査を怠ったのが
原因であり、その夫の聴取をしようとしなかったのはレイダー
の提案だからだろうとして、ブレンダを猛烈非難する。
--------------------------------------------------------

内務調査局FIDのレイダーからの依頼でレイダーの部下・
アリーの家庭の事情を調べて欲しいと頼まれる。アリーの
様子が最近おかしいと感じていたが、先日彼女の体にあざが
有るのを目にした部下からの報告が有り、本人に聞いても夫の
DVの事実を認めようとはしないのだという。内密に調査して
欲しいとの事だが・・・

「メルローズ・プレイス」でサマンサ・ライリー役を演じて
いたBrooke Langtonがアリー捜査官役で登場。メルローズ・
プレイスも昔見ていたのだけど、シーズン5からのレギュラー・
キャラクターなので、どういう役だったのかよく知らない。
「BONES」のシーズン8の15話でクリスティン・ブレナン役とし
て、ボーンズの亡き母として登場する様だ。
それよりもそんなアリーに操られるライアン・ダン捜査官役
は、「私はラブリーガル」のグレイソン役のJackson Hurstだ
ったというのが驚きだったかも。

実生活でもKYRA SEDGWICKとKevin Baconは、活動の拠点を
ハリウッドから移して家族で引っ越ししたという事が
取り上げられていたことが有ったけど、このドラマでも
フリッツとブレンダはワシントンに行くべきかどうかの
選択に迫られていくそうだ。

日本でもアメリカでも被害届が出ないと殺人課は捜査ができな
い。正直普通ならば生活安全課の案件だと思うのだけど、重大
犯罪課に回ってきたのは、警察内部の事情って感じだろうし、
ブレンダに凄い勢いで責任をぬすりつけたけど、なんか違うだ
ろうって感じがする感じだった。

ブレンダが夫と向き合う事が出来ずに居るという流れを
敢えて強調する意味合いが有ったことと、ライバル関係に有る
レイダーとブレンダを上手く絡ませて構成した感じのシナリオ
である。

絶対に妻が自作自演で計画殺人をしていると思って見ていた
ので何の驚きもなかったし、冒頭からブレンダの事を責めれば
責めるほどに、ポープとかレイダーがオチが付いた後に
ばつの悪い思いをさせるのだろうなと思っていた。

レイダーがブレンダに確かに捜査当初の私はクソ女でしたと
認めるも、ブレンダは中盤の方がもっとクソだったとして、
言い返す辺り笑えたし、レイダーの姿を魔女に例えて可愛い
絵をホワイトボードに描くプロペンザの姿が憎めない感じだった。

現場で起きた時系列も今回は疑惑を持つのに十分だった。

AM1:02 通報
AM1:05 ダン巡査部長が現地で射殺
AM1:05 救急車が到着

銃身を取り替える作業というのをあの短時間で行えるものな
のか?というということも有るし、正確に車を家の前に止める
という行動、そして全く顔見知りではないとする嘘の供述
からあっさりと関係性を見抜いていく段取りは上手く出来てい
た。

犯行の動機はサブプライムローンの支払いに関して、家を取り
上げられそうになったが為に夫の死の保険金で補おうとして
いたらしい。とんでもない事件だけど、刑事ってサブプライム
ローンを利用するほど低賃金なのか?

フリッツはブレンダの問題は常にフレッツ次第で離婚に
陥るのではないかとする心配が有るので、ちょっぴり不安
なものが有った。ただその理由は、アルコール中毒だった
フリッツは昇進を諦めていたが、FBI緊急時対応チームに栄転
する為のものだと判明する事で、自分の夢にもフリッツは
向かい始めたようだ。旦那よりも妻が高給取りだと、夫の
家庭での府抜かれた状態というのが目に見えて現れるけど、
自信を取り戻したフリッツとしては、身を引くことなどある
のだろうか?
ただ現状では、収入の2/3はブレンダだという。仕事を選ぶ
のか、それとも家庭を取るのか。

シーズン6のDlife放送は10月頃みたいだね。


■検索用キーワード

・