クローザー
The Closer (シーズン6)

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Aug. 2, 2010
第4話 かげりゆく栄光 Layover

脚本/Adam Belanoff 監督/Steve Robin
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フリンとプロベンザは逃亡した容疑者をダラスに護送した帰り
の飛行機で、客室乗務員をしているリンダアシュリーと意気
投合して一緒に帰宅する。二人は客室乗務員がまさかナンパに
引っかかるとは思っても居なかった為に、ファーストクラスに
乗っていた客だから誘いに乗ったのかと問うと、私たちはいい
男とだけデートするのだという。それを聞いた二人は今日は
イケル!と告げる。
フリンはリンダと、プロベンザはアシュリーの家にいく中、
アシュリーの部屋には現在同僚のライアンが泊まっている事を
告げる。アシュリーの部屋が牛柄で統一されているのを見ると
彼女曰く、私の前世は牛なのだという。プロベンザは洗面所
にいくと、バイアグラを飲み、夜の営みに向けて準備する
中でバスルームの中に男性が死んでいるのを見つける。
プロベンザはアシュリーの元にいくと、ライアンとは180cmで
タトゥーのある男なのかと問うが、それを否定する。
それならばあの男は誰なのかと問いバスルームに連れて行くと
彼女は全く知らない人だという。プロベンザは凶器や遺体にも
触れてしまったが仕方なく重大犯罪課に連絡して、遺体が
発見した事を告げる。

ブレンダたちが現場入りする中、プロベンザたちから話を聞く。
恐らく失踪している客室乗務員・ライアン・ウェイドの知人
ではないかと告げる。ブレンダはプロベンザたちがセックス相手
を町でナンパしたなんて信じられないとしてあきれかえる。
プロベンザがソファーから立てなくなっているのを見て違和感
を覚えるが、クスリが聞き始めていて股間を押さえていることを
知る。

タオによる身元不明遺体で、全身が変色していること。死亡
推定時刻は肝臓の温度からして午後9時だという。フライト後
8時頃からリンダとアシュリーはずっと一緒に晩飯などを食べて
いたのだという。タオはバスルームなどからいくつかの指紋が
出た事を告げるが、プロベンザは多分俺の指紋だという。まさか
人が死んでいるとは思わなかった事を告げ、死体に気がついて
からはプロの刑事に徹していたので指紋を拭き取らなかったの
だと語る。
この事件は殺人課の捜査案件ではないのかとするが、ブレンダ
ウチの課の人間が殺人を発見したら自動的に自分たちが捜査
を担当することになっているのだという。
ブレンダとガブリエルは検視室へいくので、フリンとプロベンザ
は本部へ戻っているよう指示が出る。

モラレスによると、第二頸椎が砕けているという。
横隔膜が麻痺して窒息したのだろうとのこと。バットで殴られた
ものなのかとするが、犯人はスポーツマンタイプではないことを
告げ、被害者は83カ所叩かれているのだという。恐らく目を閉じて
滅多打ちにしたのではないかと。頸椎の骨折はバスタブに倒れた
際についたものだろうとのこと。

そんな中、被害者は薬物所持の前科ものであるホセ・コトだと
判明し、有名な麻薬組織の一員だと分かる。しかし何故麻薬
の売人がスチュワーデスのバスルームに横たわっているのか?
というブレンダに対して、タオは今はスチュワーデスとは言わず
客室乗務員というのだと細かい突っ込みを入れる。
アシュリーを調べたが麻薬の所持もなく、金も持っていない
事を告げる。ライアンのケータイに着信の履歴もないという。
ライアンはコロニアル航空の客室乗務員で、年収3万ドル。金銭
トラブルなどは一切無いとのコトだった。そして二人の女性
客室乗務員も前歴はないという。
恐らくアシュリーの家に泊めているライアンが麻薬に関与して
いるのではないかとするが、アシュリーたちも何か知っている
可能性が有り、うっかり帰せば襲われる可能性もあるという。
彼女は客間にライアンを泊めていたのはトレーラーハウス
に泊まるのはかわいそうだと言っていたことを知る、ライアン
たちが泊まっているというトレーラーハウスを調べに行く。
するとトレーラーハウスを管理しているデニスは、航空会社は
経費の節約でホテル代などは出さないのでみんなここに泊まって
いるのだとし、ライアンのトレーラーハウスを調べると、
彼もまた室内で亡くなっているのを知る。しかし鍵がかかっており
合い鍵を持っているものの犯行だということが分かる。
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逃亡犯を護送した帰りの飛行機の中でフリンとプロベンザは
意気投合した客室乗務員のアシュリーとリンダをお持ち帰り
する。プロペンザはやる気満々でバイアグラを使ってまで
関係を持とうとするが、彼女の部屋のバスタブに知らない
男性の遺体が発見され、またしてもプロベンザは渦中の人に
なる。

中年の切ないセックス事情が描かれ、相当るんるん気分だ
ったのに、結局またしてもやらかしてしまった的流れが有り、
こういう恥部をサラしてしまうところも重大犯罪課の
良いところなのかも。
フリンはプロベンザが共に行動をするとろくな事が起きない
事への実証になってしまったけど、以前のように隠蔽して
まで野球を見に行くみたいな流れはなく、プロに徹したという
辺り学習していることはしている感じ。

デートだとして利用されただけで、実際にはボディガード
的にしか思われておらず、それをブレンダからハッキリと
叱られている際のサンチェスとかタオが楽しそうに笑っている
姿を見ると、久しぶりに重大犯罪課でも微笑ましい流れが
有ったと思う。最近サンチェスも子供の件でちょっぴり
神経質で感傷的・同情的になっていたからね。
ホワイトボードにライアンたちの写真と並べて、容疑者
プロベンザとされる辺りが最高だったね。

事件自体はそう難しいものではなかったのかも。
麻薬に関与していると知れば相手はいつまでも追ってくる
と脅せば誰だって関係者は喋りそうだし、それでもライアン
の死を利用して麻薬をがめつくアシュリーの姿をみると
金に対する執念がもの凄い。
一度成らず二度も、アシュリーたちから目を離した隙に
プロベンザたちの失敗が相当な痛手として響いてしまう
のかと思ったけど、最後は意外とあっさりと銃を構えて
シンプルに逮捕していった感じがする。

結局年収300万程度じゃご不満の客室乗務員たち、そして機長
も含めて麻薬の密輸で儲けようとするも、いつかはこういう
トラブルに陥ってしまうのね。

テイラーはようやくオフィスが見つかったこと。
プラス思考でオフィスが広がったと喜んでいた。
ポープとブレンダの本部長争いに関しては、今回の部下の
失態はどう関係していってしまうのか。帰宅するまでが
遠足的法則によると、署に戻る前に客室乗務員と関係を
持とうとしたところは不味かったのかな。


■検索用キーワード

・マーク機長役のKyle Secor

NBCのドラマ「ホミサイド/殺人捜査課」のティム・ベイリス役、
サンフランシスコの空の下 / Party of Fiveのエバン・スティ
ルマン役、ヴェロニカ・マーズのジェイク・ケイン役で
出演。プライベート・プラクティスではシーズン4で、ピート
の弟・アダム・ワイルダー役として登場する。

ブレンダ・ジョンソン (KYRA SEDGWICK) LAPD殺人特捜班 本部長補
佐/チーフ。
ウィル・ポープ (J.K. SIMMONS) LAPD副本部長。
フリッツ・ハワード (JON TENNEY) FBI特別捜査官。
デビッド・ガブリエル (COREY REYNOLDS) LAPD殺人特捜班巡査長

ラッセル・テイラー (ROBERT GOSSETT) LAPD強盗殺人課 警部。
ルイ・プロベンザ (G.W. BAILEY) LAPD殺人特捜班 警部補。
アンディ・フリン (TONY DENISON) LAPD殺人特捜班 警部補。
マイク・タオ (Michael Paul Chan) ロス市警重大犯罪課警部補
アイリーン・ダニエルズ (Gina Ravera) ロス市警殺人特捜班捜査官
フリオ・サンチェス (Raymond Cruz) ロス市警重大犯罪課警部補
バズ・ワトソン (Phillip P. Keene) ロス市警重大犯罪課取調モニター室技術者
モラレス (Jonathan Del Arco) 検視官

ウィリー・レイ・ジョンソン (Frances Sternhagen) ブレンダの母
クレイ・ジョンソン (Barry Corbin) ブレンダの父
リカルド・ラモス (Stephen Martines) タイムズ誌・記者
シャロン・レイダー (Mary McDonnell) FID・内務調査局

アシュレー・ロジャース (Julia Fowler) 客室乗務員
リンダ (Kaitlin Doubleday) 客室乗務員
マーク・ウィーラー(Kyle Secor) コロニアル航空・機長
デニス・キーン (Shashawnee Hall) トレーラーハウス管理
ライアン・ウェイド (Christopher Sowers) 客室乗務員
ホセ・コト (Freddy Hernandez) 薬物の売人
ミゲル・ディアズ (Roberto 'Sanz' Sanchez) 運送会社・麻薬組織
--- (Ryan Van de Kamp Buchanan) Detective
--- (Helen Kelly) Woman at Motorhome

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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