クローザー The Closer (シーズン6) http://lala.tv/programs/closer/

Sep. 6, 2010
第9話 最後に残った女 Last Woman Standing

脚本／Steven Kane 監督／Stacey K. Black
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ジュディ・リン。最後に残った女。土曜日のチケットは売り切
れました・・・。家の主は留守電にそんなメッセージを吹き込
んでいた。ジュディは女優兼データ入力専門の事務員であり、
彼女の製作していた動画ブログが反響を経て舞台化され大成功
を収めていたのである。
そんなジュディが自宅で殺害されて発見されていた。
鑑識のケンダルによると死後36時間は経過していること。
性的暴行の形跡は無いがセックスしたであろう形跡は有り
合意のものだという。ピーチの臭いの潤滑油が使われていると
のことだった。ガブリエルはサイフには200ドル以上入っており
物取りの犯行ではないという。頭に外傷があり、唇にも傷が
有った。ブレンダは恐らくクッションで窒息死させられたの
だろうとし、歯にその時の繊維が食い込んだ事を語る。
バズとタオはパソコンを回収する為にプラグを抜く作業をして
いた。しかし隣の部屋と繋がっている事を知る。

そんな中テイラーが現場にやってくる。
被害者は一人暮らしで、マニキュアが綺麗に塗ってあり抵抗して
いない事からデートする相手が居た事を示唆していた。
しかし壁にたたき付けられ、額縁の角に当たっている形跡が有り
その後にベッドに運んで窒息死させられたのだろうとして、
血痕の跡から殺害当時のことを推察していく。
ブレンダはバズに対して、唇周りの写真を念入りに撮っていて
欲しい事を告げ、通報してきた男から話を聞きたいことを語る。
するとテイラーはブレンダに対して指揮を引き継ぐことを告げ、
明日ブレンダは市長と面接が有るので準備があるだろうと語る。
元々ハリウッド署の応援要請であり、重大犯罪課の案件ではない
という。しかし遺族にはそんな事は関係ないとしてブレンダは
時間ぎりぎりまで捜査する事を語る。

通報してきたスチュアートから話を聞く。
彼はジュディの舞台の演出家であり仕事仲間というよりも親友だ
と語る。彼女がリハーサルをサボることはまず無いのに昨日来な
かった事と、電話をかけても返信がなかったので、アパートの
管理人のギフォードに頼んで部屋の鍵を開けてもらったのだと
語る。ギフォードから誰か彼女を尋ねてこなかったか聞くが、
住民のことは分からないと告げる。しかし防犯カメラが設置して
ある事を知る。

一方タオは彼女がビデオブログを作成していた事を語る。
役者を続ける上での苦労話がかかれており、何故か彼女は
ブログをすることで男性からもてなくなったのだという。
そこでスチュアートは出会い系に登録することを勧めたことを
告げ自分のせいで殺されたのだと語る。出会い系サイトは
"LAガイズ&ドールズ.com"というものだった。舞台での彼女の
役柄によって男嫌いのイメージが付いてしまったのだという。
タオによると火曜日の夜7時5分にブログを更新したのが最後
で、そこでは「夢追い人」というハンドルネームの男と
デートするという事が綴られているという。「君は危険な香りが
する」という文句で誘って来た相手だった。レイプ検査で
正式に膣裂傷はなく、レイプではないがDNAは採取出来たという
プロペンザ。
プロペンザは出会い系に詳しかった。
プロフィールは掲載されていてメールのやりとりでは一緒に
ディナーにいき映画を見てくる事になっていたようだという。
しかし初めてデートする相手ならば写真を要求している筈なの
にメールには無いという。プロペンザはメールでは写真を
送らないとし、サイトのアカウントで交換するのだと語る。
彼女のメールには両親とエージェント、そしてケーブル会社との
やりとりがメールされているくらいだった。
ブレンダは通話記録を調べてサイト運営会社を捜索し、相手の
男性を特定する様語る。
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一人暮らしの女性・ジョディが殺害される。
彼女はビデオブログを公開して、女優になることでの難しい日常
を公開しており、そのブログをきっかけとして劇場化されて
人気を博していることが分かる。
しかしジョディ自身は、その役柄寧ろ男性からは敬遠され
ていた事が分かり、インターネットの出会い系サイトで知り合った
男性とデートしている事が判明する。

インターネットを使った出会い系の犯罪って、どの国でも起きて
いるのね。なんでそんなに犯罪に走る人が多いのかイマイチ
よく分からないけど、多分出会いの絶対数に比べればこういう
事件性っていうのも少ないのではないかなとは思う。
今日、長く付き合ったからといっても別れてトラブルになるケース
も多いしね。
ただ今回のケース、上述した出会い系の犯罪を臭わせつつ、
実際には、ブログで色々と公開していることでのリスクを描いた
ものだった。「One Tree Hill」のペイトンがまさにこのパターン
でストーカーから狙われるというシーンが有ったけど、容易に
顔を出すと恐いね。
いずれもインターネットという共通は有るけど、それとはまた違っ
た感じで、出会い系が上手くミスリードとして存在している。

今回はなんと言ってもシーズン6のメインであるブレンダの本部長
選ネタを基調として、殺人事件捜査と本部長選に於ける選択性を
持たせてブレンダ本人の心情を語らせるものだった。

上手く出来ていたのは、FBIの捜査の意図と市警察の捜査の意図の
二つの側面で容疑者に違う趣旨の罪状を突きつけていくところ
なのかも。前回辺りからこのパターンが使われ出して、正直
容疑者自身も視聴者もなんで二つの捜査機関が同時に捜査している
のか分からないとする面も有るのではないかな。

少しずつスピンオフを念頭にブレンダからレイダーに捜査の指揮権
を移行させる為にレイダーの存在感をドラマの中でも取り上げて
いくという所に繋がっていくのかな。

女性としての社会進出を考える上で、ブレンダが本部長になる
という意味が個人だけの問題ではなくなっているということを
レイダーは説いていた。レイダーとブレンダはわだかまりが有った
けど、ここに来てレイダーがブレンダを推している姿があり、
その意図も素直に現れていたのではないかな。

ファッションネタを絡めていくところもこのドラマの良さなのかも
と改めて感じさせた。ブレンダってファッション性を意識して
いるのか居ないのか分からない服を着ていることが多く、中年女性
ということを忘れた幼いファッション性を見せたかと思うと、
ビシっと決めたりする。
今回のファッションは正直、面接にいくという意味ではちょっと
場違いな真っ赤な衣装だったけど、バッグに関しては、ワンポイン
トのオシャレをしていて、良い感じだった。
普段はあのどっしりしたバッグの方が利便性が有るからね。
レイダーからファッションを指摘されるところが面白かったな。

犯罪ネタとしてはありがちだったね。
管理人がジュディのファンでのぞき見していたこと。
良くも悪くも"監視カメラ"、"ビデオブログ"に見るカメラが
色んな意味で犯罪を誘発して、犯罪を証明する為のツールとして
存在したところが有った。


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