クローザー
The Closer (シーズン6)

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Dec. 20, 2010
第13話 終わらない悪夢 (前編) Living Proof (Part 1)

脚本/ Leo Geter 監督/Rick Wallace
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クリスマスで賑わうショッピングモール。
突然シャリクアルマンドを見かけると突然アルバニア語
激しく言い合いになる。シャリクはナイフを取り出しアルマン
ドを殺そうとしてナイフを振り回す。それを見ていた人は
警察に通報する人もいれば、動画撮影している人もいた。
警察車両が駆けつけると、ナイフを持ったシャリクが車に
轢かれて亡くなる

レイダーは警察官が容疑者は車で轢いた為にFIDとして調査を
していたが、この件は重大犯罪課が扱うべき案件ではないか
としてブレンダに仕事を押しつけようとする。さすがのレイダー
もクリスマス時期には家族との予定が入っていることも有って
仕事をしたくはなかった。しかしブレンダは事件は既に終わって
いることだとして、後は警察官から事情を聞くだけではないか
と語る。重大犯罪課の職員たちにも予定があるのだとするが
レイダーは私もユタ州のパークシティに明日発つ予定であると
し、子どもたちはもう出発していて、父親は体調が悪いので
家族で過ごせる最後のクリスマスなのだと語る。
アルマンドは会社に立ち寄り、子どもたちのプレゼントを
買いにいく中で襲われたのだが、何故襲われたのか。

アルマンドに事情を聞くために署に来てもらうと、彼は殺人の
動機は恐らく宗教問題だと語る。襲ってきた人物は自分の父
シャリク・マルクだと語る。ブレンダは被害者にはIDが無かった
ことも有り、その辺のことを詳しく知りたいとして話を聞く。
するとアルマンドはコソボ紛争後家族と離ればなれになった僕
は女性・ジョーンと恋に落ちたのだという。彼女は難民支援の
為に来ていた事を告げ、アルバニアは決して敬虔なイスラム
人ではないが、父・シャリクは違うのだという。特に彼女は
キリスト教徒の女性だった為に、電話で父に報告すると、父は
息子は死んだものだと思うとして縁を切られたのだという。
それが9年前のことだった。それからは連絡が途絶えていたが、
恐らく妹のアニラから会社に電話が有ったので妹が父に僕の
消息を伝えたのだろうとの事だった。他にも自分にはサラという
妹が居るが居場所は何処なのか知らないので、もしも分かれば
教えて欲しいとブレンダに語る。父親と会う夢を見続けていた
し、以前はとても仲が良かった事を語る。アルマンドはこれから
息子のクリスマスコンサートが有ると告げると、署から出て行く。

ブレンダの元にガブリエルがやってくる。
自分はクリスマスには両親とイタリアに旅行にいくのだという。
そんな彼にシャリクの住所を調べる様告げる。
帽子をかぶったサンチェスがやってくると、目撃者たちは
老人が若い客を刺そうとしてナイフを振り回し、そして車に
跳ねられたと証言している事を告げる。

そんな中、ロサンゼルス市警察には、ブレンダの両親である
ウィリーレイクレイアトランタからやってくる。
署内ではプロペンザが主導してクリスマスの衣装を着て施設の
子たちにプレゼントを配る用意をしていた。署には"ロス市警
妖精課"と書かれていたのである。
両親に対してブレンダは友達のシャロン・レイダーだとして彼女
を紹介する。ブレンダが友達を紹介するなんて何年ぶりのこと
なのと驚く母。フリッツがやってくると、「二人(両親)からニュ
ースがある」としてブレンダに語り始める。その顔は少しこわば
っているかのようだった。
しかし話を聞こうとする中で、ガブリエルからシャリクの自宅
住所が分かったことを聞かされる。

ポープに今回の事件の話を通すブレンダ。
ポープはレイダーに対して例え警察官が容疑者を車で轢いたが
犯罪を防止することになったとして、この件はFID案件ではない
かと語る。ポープはデルクがクリスマス休暇を終えて新体制を
整えることになったら、自分はお払い箱だろうと語る。
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クリスマスに起きた殺人事件。
警察といえども誰もがこの時期に仕事などしたくはないと
いうことで、重大犯罪課とFIDのレイダーが捜査のなすり合い
をしていた。いつもは必要以上に使命感を発揮してくる
レイダーだけど、父親の病気だとする件を引き合いに出して
単なる風邪を重傷扱いして捜査から回避しようとする辺りの
狡猾さが有った。彼女らしくないって感じもするけどね。
それでも両親にブレンダは彼女の事を友人だとして紹介して
いる辺りも興味深い。

BONESならばこういうコスプレネタの流れもよくあること
で通るネタなんだけどね。

一番笑えたのは帽子を被っていたサンチェスだった。
全員にほぼクリスマスに予定がある中でおっさん二人、ポープと
プロベンザだけは二人でボーリングなのか?って感じだった。
でもプロペンザは当初イメージされた悪徳警官っぷりからすると
すっかり良い感じのオヤジ刑事が板に付き、今回は妖精課を
率いて施設にプレゼントを届けようとしているのだからものすごく
優しい人になった感じがする。

タオはマウイのコンドミニアムにいくと語っていたし、
ギブリエルは両親とイタリア旅行、フリンは元妻が子どもたち
と一緒にディナーにと誘ってくれたようだ。バズは親とチキンを
焼く約束とのこと。

久しぶりにブレンダの両親が登場。
毎年クリスマスになると必ずキャンピングカーに乗って
現れる。確か全米を車で回っていると言っていたけど、子供の頃
からブレンダには相当手厚くクリスマスを過ごしてきたのだろう。
ただブレンダの他の姉妹の元には行かずブレンダばかりを優遇して
いるのか?
色んなお気に入りのアイテムと、母お手製のクリスマスの
食事があるというのだから、ブレンダも幸せなクリスマスに
違いない。ママお手製の料理は、コーンブレッド、黒目豆、
コラードグリーン、プラリネチョコだと語っていた。
ただアトランタからL.Aに引っ越してくるということを聞いて
前回も散々両親のことを面倒を見せられたフリッツとしては
聞き捨てならない言葉なのかも。早いところワシントンに
行こうとしていたけど、両親が近くだと色々と面倒だよね。

さて事件は前後半ネタなので今の所、コソボ紛争に於ける
因縁の過去の問題が浮上し、宗教観の相違の悲惨な結末として
の存在が浮上する。アニラの遺体からすれば、息子はセルビア
人にレイプされてうまれた子という事になるし、復讐心が
アメリカで生まれた息子にまで及んでいるとは思わないので
やはり兄弟の誰かが殺害したのだろうか。父親が今まで静観
していたのに突然襲いかかったとする流れの意図の中に、
息子がコソボ時代とは別のところで何か姉妹に対してしでかした
のではないかとする疑惑も有るな。

ネットを使った捜査に於いて法を犯さないようにとして、
子供に自由にパソコンを捜査させて上手い事メールの内容を
見ている辺り、ウィリーレイの助言を功を奏した。
そういえばチャーリーの名前が出てきたけど、彼女元気にやっている
のだろうか?


■検索用キーワード

・God Rest Ye Merry Gentlemen
・Deck the Halls
・Silent Night

ブレンダ・ジョンソン (KYRA SEDGWICK) LAPD殺人特捜班 本部長補
佐/チーフ。
ウィル・ポープ (J.K. SIMMONS) LAPD副本部長。
フリッツ・ハワード (JON TENNEY) FBI特別捜査官。
デビッド・ガブリエル (COREY REYNOLDS) LAPD殺人特捜班巡査長

ラッセル・テイラー (ROBERT GOSSETT) LAPD強盗殺人課 警部。
ルイ・プロベンザ (G.W. BAILEY) LAPD殺人特捜班 警部補。
アンディ・フリン (TONY DENISON) LAPD殺人特捜班 警部補。
マイク・タオ (Michael Paul Chan) ロス市警重大犯罪課警部補
アイリーン・ダニエルズ (Gina Ravera) ロス市警殺人特捜班捜査官
フリオ・サンチェス (Raymond Cruz) ロス市警重大犯罪課警部補
バズ・ワトソン (Phillip P. Keene) ロス市警重大犯罪課取調モニター室技術者
モラレス (Jonathan Del Arco) 検視官

ウィリー・レイ・ジョンソン (Frances Sternhagen) ブレンダの母
クレイ・ジョンソン (Barry Corbin) ブレンダの父
リカルド・ラモス (Stephen Martines) タイムズ誌・記者
シャロン・レイダー (Mary McDonnell) FID・内務調査局
トミー・デルク (Courtney B. Vance) テロ対策局

アルマンド・マルク (Michael Aronov) 息子
ジョーン・マルク (Margaret Easley) アルマンドの妻
スキャンダー・マルク (Aaron Refvem) アニラの息子
シャリク・マルク (Andrew Connolly) アルマンドの父
--- (Patrick Faucette) Father
アニラ・マルク (Laurel Johnston) アルマンドの妹
サラ・マルク () アルマンドの妹

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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