クローザー
The Closer (シーズン7)

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1 Dec. 2012
第2話 悪い癖 Repeat Offender

脚本/Steven Kane 監督/Steve Robin
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LA市警ではデルク新体制が明日発表されることになり、新しい
組織図のコピーがブレンダの手にも渡る。そこには新副本部長
としてブレンダの上に立ち重大犯罪課を率いるのはテイラー
だという事だった。そんな中、デルクとレイダーはブレンダが
ニュートン地区で起きた事件の被害者・タレルの母が民事訴訟
を起こした事を報告する。LA市、市警、ポープ、ブレンダ、
そして重大犯罪課相手の訴訟であり、不法死亡だとされている
という。ブレンダが辞めればデルクはブレンダの浅はかな行動
だとして検事局に報告すると圧力をかける。そんな中、デルクが
突然動脈瘤が破裂して倒れてしまう。

デルクの葬式には、LA市警察だけでなくLA市長キンテーロ
もやってくる。デルクの功績をたたえ、生きているものたち
は彼の意思を継がねばならないことを語る。その役目はポープ
に任せるとして市長は指名する。ポープは僅かな期間だったが
デルクと共に働けたことは光栄だとして、デルクの妻・ニコール
カールトン、トミーJr.などに哀悼の意を示す。テイラーは
出世直前でパーになったとして、重大犯罪課の捜査官たちも
事態を見守る。
そんな中ガブリエルの元に電話が鳴り殺人事件が起きたとの
報告が入る。

ブレンダたちと共に殺人事件の有った現場へと向かう。
一時間前にこの家から通報が有り警察官が駆けつけると室内
で20歳代の女性が死亡していたというもの。死後数日は経過
している遺体だという。家の持ち主はディクソン家で、
夫・ダニエル、妻・エミリー、息子のジェシーがいる家庭だ
という。ディクソン家が旅行から帰ると留守番をしていた
アシュリー・リードが死亡しているのを見つけたというもの
だった。発見したのは妻のエミリーだという。
話を聞くと息子が高校を卒業することになったので、この10日
間はハワイのマウイ島に行っていたとのこと。アシュリーは
エミリーの親友でシカゴに住むリード家の娘・アシュリーだ
という。赤ちゃんの頃から知っている子だとしてエミリーは
どう母親に説明すれば良いのかとして困惑する。
ダニエルたちはあの子に毛布を掛けた事を語り、あんな姿は
他の人の目に触れさせたくなかったのだという。

鑑識のケンダルが現場検証をしていた。
2階から転落したような形跡が有り、死後4、5日は経過している
もの。遺体は裸同然の格好をしているという。イリノイ州
免許証と大学の学生証が有り、彼女のスーツケースもあると
いう。室内で盗まれたものは何が有るのかとするが、ジェシー
の部屋は特に激しく荒らされていた。タオはアシュリーの物
だと思われる携帯電話を発見すると、バッテリー切れの為に
充電する。
不思議なことに室内は荒らされているが押し入った形跡はない
とのこと。更に部屋を荒らしてはいるが、金目のものは盗まれて
いないという。素人による犯行ではないかと見立てる。
ブレンダは被害者が性的暴行に遭っていないか調べて欲しいと
語る。

そんな中、タオはバッテリーを入れたとして、被害者の携帯
でのメール内容を読み上げる。するとA・バンクスという人物と
頻繁にメールしていることが分かる。

Aバンクスとはアレックス・バンクスの事だった。
バンクス家に行くと、妻のサラが対応に出る。
アシュリーという人物に心当たりがないか尋ねると、夫の大学
の教え子で、専攻はジューナリズムだという。ベビーシッター
を水曜日にしてもらった事を告げ、その日は結婚記念日だった
のだという。ある夜は確か夫はアシュリーに最後にメールを
送り、帰宅して一緒にワインを飲んだというものだった。
ブレンダはサラと話すのでフリンに夫のアレックスを探して
欲しいと告げる。

その頃レイダーはポープの元にいくと、報告書を手渡す。
自分が調べた結果、一連の捜査でカリフォルニア州法もLA市警察
の規約も犯してはいないという結論で監査は終了するという。
しかしポープはこの報告書は表面的過ぎるとして、重大犯罪課
のメンバー全員の面談して弱点がないかを確認して欲しいと
告げる。レイダーはそれに反対を示すが、ポープはダレルを
置き去りにしたのはブレンダの失態だと語る。しかし元々殺人犯
に免責を与える失態を与えたポープの件には触れないのかと
問う。私はLA市警を守りたいのだというポープはこのままレイダー
に調査を続けるよう語る。
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 LAPDとしても新本部長の下で新体制が取られようとしていた
矢先デルクが死亡し、デルクの下で点数稼ぎをしていた
テイラーは出世する寸前に出世は無効となり、市長が指名
したのはポープとなる。取りあえず今の体制が取られること
になり、ブレンダとしてはホッとしたのもつかの間、当然
ポープが打ち切ると思っていた内務監査に於ける事件の責任
がブレンダに向けられそうになっていく。果たしてどんな
結末が有るのか。

人事の問題に関しては一気にまた逆転したって感じで笑えた。
テイラーってシーズン6はいるかどうかも分からない所で
ウロチョロしていたし、オフィスを持てない彼に同情心を抱き
つつも、急に態度がデカくなって生意気になったなと思えば、
今度はまた一気に突き落とされて悲惨な目に遭う。テイラーは
運に見放されて勝ち馬に乗れなかっただけなのか。

事件としては色んな人の人生がぶちこわされた。
教授は教え子とは何度も関係をもっていたという感じで妻子
を裏切っていたというし、子供たちはジョークだとしながら
も、金持ちのやることはよく分からないって感じで、今そこ
にある幸せというのが何かということを認識出来ていないの
だろうね。
ベビーシッターに預けて結婚記念日を行ったというのに
その日にまた教え子の家にいくというところを見ると、
同情心など微塵も感じないし、殆ど病気だと思う。
市民権の為に結婚したのかと問われていたけど、こうなって
くるとホントにそう思えてくる。

痴情の縺れは、二人で同じ空間に押し込めておけば自然と
暴露されるものだろうってことで、監視カメラの付いた
待合室で夫婦が語り合うのを見るだけで一気に解決。

少年に関しては多少は同情出来なくもないけど、7人が関与
していたと聞いて凄い数だなって感じだった。
人を殺すほどの事件ではない気がしたけど、身内周りで
泥棒ごっこをしていたのであれば、保護者同士が話し合えば
そんなに重い罪にはならなかったと思うんだけどね。
殺人を犯したと成れば人生は終わりだろうね。


■検索用キーワード


ブレンダ・ジョンソン (KYRA SEDGWICK) LAPD重大犯罪課 本部長補佐/チーフ。
ウィル・ポープ (J.K. SIMMONS) LAPD副本部長。
フリッツ・ハワード (JON TENNEY) FBI特別捜査官。
デビッド・ガブリエル (COREY REYNOLDS) LAPD重大犯罪課巡査長

ラッセル・テイラー (ROBERT GOSSETT) LAPD重大犯罪課 警部。
ルイ・プロベンザ (G.W. BAILEY) LAPD重大犯罪課 警部補。
アンディ・フリン (TONY DENISON) LAPD重大犯罪課 警部補。
マイク・タオ (Michael Paul Chan) ロス市警重大犯罪課警部補
アイリーン・ダニエルズ (Gina Ravera) ロス市警殺人特捜班捜査官
フリオ・サンチェス (Raymond Cruz) ロス市警重大犯罪課警部補
バズ・ワトソン (Phillip P. Keene) ロス市警重大犯罪課取調モニター室技術者
モラレス (Jonathan Del Arco) 検視官

ウィリー・レイ・ジョンソン (Frances Sternhagen) ブレンダの母
クレイ・ジョンソン (Barry Corbin) ブレンダの父
リカルド・ラモス (Stephen Martines) タイムズ誌・記者
シャロン・レイダー (Mary McDonnell) FID・内務調査局
トミー・デルク (Courtney B. Vance) テロ対策局
ケンダル (Ransford Doherty) 鑑識

アレックス・バンクス (James D'Arcy) 教授
サラ・バンクス (Amy Sloan) アレックスの妻
ジェシー・ディクソン (Spencer Treat Clark) 高校生、来年から大学
エミリー・ディクソン (Mary Page Keller) 妻
ダニエル・ディクソン (James Shanklin) 夫
ジェラルド・ワイン (Lou Richards) ハソコンを盗まれた住民
ラモン・キンテーロ (Eric Garcetti) 市長
--- (Kim Estes) Minister
--- (Caroline Jaden Stussi) Police Officer
カールトン・デルク (Keontae Hogains) トミーの妻
アシュリー・リード (Duan Mackenzie) 被害者


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)


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