クローザー
The Closer (シーズン7)

http://lala.tv/programs/closer/





8 Dec. 2012
第3話 とんだ副業 To Serve with Love

脚本/Adam Belanoff 監督/Michael Pressman
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プロペンザは電話をし終わるとフリンを呼び出す。
プロペンザは2千ドル稼ぎたくないか?と問うが、フリンは遠慮
すると即答する。プロペンザのコソコソ話はいつも大騒動を
招くだろうと語るが、プロペンザは決して悪い事ではないとし
知り合いの弁護士から召喚状を交付するが、相手の居場所が
分からないので優秀な刑事に探して欲しいと言って来ている
のだという。携帯電話の番号だけが現在分かっているところだ
と告げると、俺たちでは携帯から居場所の特定など出来ない
事を指摘する。するとプロペンザはバズを取り込むと、バズ
にもバイトしないかと誘い、報酬の1/3の分け前である200ドル
を分けるという。軽く携帯番号から居場所を特定して欲しいと
告げる。

探しているのはスティーブン・ハーシュバウムだった。
ホテルの715号室だということを突き止めると、バズとフリン
とプロペンザで召喚状を渡した証拠の写真を撮るために
部屋まで訪れ、ルームサービスを装いスティーブンと接触。
スティーブンが出てくると、プロペンザは召喚状を手渡し
記念撮影する。バズもビデオカメラを念のために回していた。
帰ろうとするとバズは自分の車のテールランプが壊れている
事を知る。バズはテールランプを壊したのは一連の計画の
遂行中の事だとしてプロペンザに弁償・保証を求める。
そんな中突然バズの車のボンネットにスティーブンの遺体が
振ってくる。プロペンザは自殺したのかとするが、フリンは
どう見ても背中に銃で撃たれているだろうと語る。

プロペンザはチーフを呼ぶ必要はないとして、俺たちで問題を
片付けようと語り、取りあえずガブリエルを呼ぶよう指示する。
タオも一緒に現場へとやってくる中で、現場からは凶器の銃は
見つからず、落ちていたのは薬莢が3つだけだという。
被害者と面識はあるのかと問うがプロペンザはそれを否定。
サンチェスは何故か頭上から振ってくる写真を手に取ると、
特ダネだとして、それをプロペンザに見せる。そこには被害者
と一緒に写っているプロペンザの写真が有った。チーフに知ら
せる必要はないとするが、何故か現場にはFBI捜査官のフリッツ
がやってくる。フリッツはスティーブンは現在大規模詐欺罪
で連邦政府に起訴され判決待ちの男だと語る。何故判決が出る
5日前に死んだのかと問うが、プロペンザはどうすればこの
件をここだけの話に出来るのかと問う。しかしフリッツは
スティーブンは会社の金を湯水の如く使い込み、年金基金
をオフショア口座に送金している事を告げ、社員や投資家たち
が返金を求めて裁判中の相手だと語る。そんな中ブレンダが
やってくる。
スティーブンを訴えていた原告は700人にも及んでいた。
スティーブンには妻子がいる事を告げ、タオに告知するよう
語る。
ブレンダは何故プロペンザとフリンがなんで参加しているのか
と問う。プロペンザはオーウェン・ドイル弁護士から
スティーブンを探して召喚状を渡したいと言われた事を告げる。
そしてバズのキャットフィッシュを使って携帯電話の番号から
場所を特定した事を告げる。ブレンダはレイダーが現在監査
している最中なのに民間人のバズまで巻き込んで技術を違法
に使用したことを呆れる。そして二人が犯人をホテルまで招き
入れたのだと語る。

モラレスによると凶器は45口径だという。
しかしユダヤ系だとされているスティーブンだが割礼された
跡がないという。指紋から被害者はスコット・エスポジト(51歳)
という売れない俳優だという。
本物のスティーブンが火曜日にホテルにチェックインしている
ことは確認されており、FBIが最後に確認したのは昨夜6時に
バルコニーにいた時だという。その直後にスコットとスティーブン
が入れ替わったのだろうとの事だった。プロペンザは当時
スコットに召喚状を渡した際に、"俺はこの男じゃない、
何か勘違いしている"と言っていたことを思い出し、替え玉を
使って逃走を図ったであろうことを知る。まるでエンロンのボス
であるケンレイのようだとするが・・・
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プロペンザが持って来た副業による金稼ぎに巻き込まれてしま
ったフリンと利用されてしまうバズ。またしてもルールに
抵触する浅はかな行動をとったことで、重要な被疑者を
死なせてしまったと思われるが・・・

シーズンに1度あるかないかのプロペンザの悪行的エピソード。

悪ガキオヤジたちはブレンダママからのお叱りを回避する
為に悪あがきするところが可愛らしい訳だけど、あんまり
こんなことばかりしていると、その内ブレンダも見限りんじゃ
ないかって感じもする。
毎回もうやりません!みたいなオチで反省したそぶりを見せる
も、懲りないところがオヤジたち。しかも今回は純粋なバズ
を巻き込み、ギャラは三等分すると言いつつも、バズには
安い見積もりで手伝わせようとするセコさがまたプロペンザ
っぽくて良かった。寧ろプロペンザよりも以前はフリンが
持って来そうな美味しい話って感じもするけどね。

レイダーにまた鋭く追及されないかヒヤヒヤする中で、
レイダー本人の登場がなくてホッとさせられる。

悪ガキオヤジだけが責められない。
ブレンダお嬢様もフリッツパパには毎回怒られ呆れられって
感じで、FBIを利用して手玉に取りつつも最後は上手いこと
連携を図るのだから大したものだ。

途中で監視対象者を逃がしたとして、逃亡幇助の親父達の
似顔が有無を言わさず似すぎているところが面白いな。
これ見て反論できるのか?って感じだし。

親父達に買収の話を持ちかけたスティーブン。
バズはその時親父達に何を見たのだろうか。
お前は分かっていないとしていたけど、ホント二人も
そこまで腐っていない訳で、シーズン1の頃に感じた二人の
悪徳ブリっていうのは完全に払拭された感じがするね。

口座番号を入手するために振り込ませるのだろうなとは
思っていたけど、一度口座に入れてしまうとワイロを
受け取ったとは思われないか心配だった。

携帯電話に泣き、携帯電話に笑うってことで、割の合わない
仕事をさせられたバズが最後には美味しいところを全て持って
いった。こんだけバズをバカにした二人は何もいえねーって
感じだろうね。


ブレンダ・ジョンソン (KYRA SEDGWICK) LAPD重大犯罪課 本部長補佐/チーフ。
ウィル・ポープ (J.K. SIMMONS) LAPD副本部長。
フリッツ・ハワード (JON TENNEY) FBI特別捜査官。
デビッド・ガブリエル (COREY REYNOLDS) LAPD重大犯罪課巡査長

ラッセル・テイラー (ROBERT GOSSETT) LAPD重大犯罪課 警部。
ルイ・プロベンザ (G.W. BAILEY) LAPD重大犯罪課 警部補。
アンディ・フリン (TONY DENISON) LAPD重大犯罪課 警部補。
マイク・タオ (Michael Paul Chan) ロス市警重大犯罪課警部補
アイリーン・ダニエルズ (Gina Ravera) ロス市警殺人特捜班捜査官
フリオ・サンチェス (Raymond Cruz) ロス市警重大犯罪課警部補
バズ・ワトソン (Phillip P. Keene) ロス市警重大犯罪課取調モニター室技術者
モラレス (Jonathan Del Arco) 検視官

ウィリー・レイ・ジョンソン (Frances Sternhagen) ブレンダの母
クレイ・ジョンソン (Barry Corbin) ブレンダの父
リカルド・ラモス (Stephen Martines) タイムズ誌・記者
シャロン・レイダー (Mary McDonnell) FID・内務調査局
トミー・デルク (Courtney B. Vance) テロ対策局
ケンドール (Ransford Doherty) 鑑識

スコット・エスポジト / スティーブン・ハーシュバウム (Adam Arkin) 詐欺師
オーウェン・ドイル (Andy Milder) 弁護士
シャノン・ハーシュバウム (Amy Gumenick) 4番目の妻
アンドレア・ハーシュバウム (Katie Lowes) 娘、シャノンと同級生
リサ・フレミング (Jenae Altschwager) パーソナルトレーナー


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)


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