クローザー
The Closer (シーズン7)

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22 Dec. 2012
第5話 固い結束 Forgive Us Our Trespasses

脚本/Leo Geter、Jim Leonard 監督/Roxann Dawson
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重大犯罪課のサンチェスの元にモラレスからの連絡で、ウィー
バー葬儀場に死亡証明書のない遺体が運ばれて来たという。
遺族が検視を拒んでいるとのこと。
そんな中、ピーター・ゴールドマンという男性が召喚状
運んでくる。重大犯罪課のスタッフの一人一人に配っていく。
ルイ・M・プロペンザ・・・フリオ・サンチェス・・・フランシ
ス・バド・ワトソンetc..。プロペンザは5度の離婚裁判と
17回も過去に訴えられているので召喚状など慣れっこだと
語る。タレル・ベイラーの不法死亡に関する訴訟の召喚状だっ
た。サンチェスは僕らが見送った後に撲殺されたヤツの件
だとし、アイツは老人と8歳の孫を殺した人物なので、殺されて
当然のヤツ/自業自得だと語る。
しかし何故かガブリエルだけは召喚状が届いていないことを
知る。それを知ったフリンはお前はベイラーの弁護士に何か
話したのではないかとして、疑う。ガブリエルはそれを否定
するが、一人だけ届けられていないのは変だとして裏切りもの
扱いする。ケンカになりそうなところをプロペンザが仲裁に
入る。フリンの妄想は今に始まったことではないだろうと。
それを聞いていたブレンダは問題になっているのは私だけだと
語る。そんな中、召喚状を届けた人物が未だにオフィスに
いるのを見て不信に感じた職員たちは問い詰めようとすると、
実は私はタレルの弁護人でもあると語る。先ほどから会話を
聞いていたがタレルの死は自業自得だと語っているのは自供
と見て良いのかと問う。全員から話を聞きたいとするが、
ブレンダはこれから我々は殺人事件の捜査が有るのだとして、
それを許さなかった。
ピーターはブレンダの元にいくと、二人で話す。
私も法に仕える身であり、真実を追究しているだけだと語る
が、ブレンダは2千万ドルが目的でしょと皮肉る。
警察の落ち度で死亡したとなれば、人々は司法制度を信用
しなくなるのだと言われる。ピーターは当時タレルを現場に
置き去りにした際にブレンダと同行した二人の刑事の名前を
言えば、全員からの召喚状は差し止めると取引を持ちかける。

一方重大犯罪課は全員でウィーバー葬儀場へと足を運ぶ。
経営者のテリーはあまりに大人数で来た事に驚く。
遺体はクリフ・ワイコフ牧師の遺体で、自然死によって
遺族が運んだものだという。死亡認定がされていない遺体なの
でまだ手は付けていない事を告げ、それで検死官に連絡した
のだという。その場にいたクリス・ワイコフは何故バズが
ビデオカメラを回しているのかとクレームを付ける。
クリスが海兵隊の上等兵である事を知る。

ケンダルが肝温度測定と検視をすることになる。
頭部に外傷はないが、目に点状出血の跡が有り、首に絞められた
跡が有るという。恐らく絞殺されたものだろうという。肝臓の
温度は32.8度故に、死亡したのは2、3時間前であるという。

クリフ牧師の妻・ケイトに話が聞きたいとするプロペンザは
彼女を容疑者扱いするような口調で語ると、信仰心の高いガブ
リエルは牧師の奥さんなので態度には気をつけて欲しいとプロ
ペンザに忠告する。僕は週4日も教会に通っていたのだという。
イエスが再臨するまでにちゃんと話を聞けよと皮肉るプロペンザ。

ブレンダとガブリエルは、ケイトに対して、どうしても法的手続
きを取らねばならない事を告げ、一連の捜査に理解を求める。
クリフの件で何か心当たりはあるのかと問うと、クリフには
信仰心は厚かったが鬱症状が有ったのだという。夫は自宅の車庫
で首を吊って亡くなっていたのだという。何故警察に通報しなか
ったのかと問うと、信徒には自殺したことは知られたくなかった
のだという。ケイトに対して自宅と書庫を調べる捜索令状に
サインして欲しいと頼む。

しかしすぐに家で死んだのはウソだと判明する。
彼のクレジットカードはスターライトモーターロッジという
モーテルで使用されていること。午前10時にチェックインして
おり、依然としてチェックアウトはされていない状態だという。
午前11時2分に牧師の借りた部屋から通話された跡があるという。
それは死亡直前のものだという。浮気をしていたのか、それとも
一人で迷走する為にモーテルを利用していたのか。

モーテルにいくと、ジョージダイアナという老夫婦ず掃除
していることが分かる。重大犯罪課の刑事たちは手に持っている
ものを床に置いて投降を呼びかける。
室内のベッドの上には男性用の服が散乱してていたが、ブラジャ
ーや真っ赤なハイヒールが落ちている事を知る。二人はクリフ
とは知り合いなのかと尋ねると、私たちの義理の息子だと語る。
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「タレル・ベイリーの事件」はシーズン6-8「制裁」を参照


■タレルの不法志望の流れ

タレルの件ではブレンダは真っ黒なので、これを本当に回避
出来るのかというところだね。
弁護士の策略によってガブリエルが敵だと思わせ仲違いを
させようとしていたみたいだけど、重大犯罪課たちの結束力
は堅い。しかしフリッツやポープも含めて全員が召喚状を
配られた中で、本当にブレンダの不法死亡の事実が罪に
問われないのかはちょっと怖いね。
前回レイダーから生々しい現場の状況を見せられ、今回は
こぼれた赤ワインを見て血の色だと感じてフラッシュバック
してしまったのか。

■死亡証明書のない遺体

牧師が変態プレイに走っていたみたいなネタ、時々あるなぁ。
牧師としての威厳を保つ為、体裁を整えるために、それを守ろう
とするが妻にしても子供にしても大変な感じ。
布教の為のビデオを見ると、とても信用出来る牧師って
感じがしない。時々アメリカのドラマを見ていると囚人が牧師に
転身したみたいなネタが有るけど、どんな人物であれ、牧師ならば
信用してしまうものなのだろうか?

牧師として理想的な生活を求められるからこそ、被害者は弾けた行動
を取っていたのか。
女装趣味・売春婦の流れを容認していた妻・ケイト。
家族一同で隠していたという割には、大した家族としての
絆は無かった感じがする。恐らく、家族のような存在である
重大犯罪課たちの流れと牧師の家族の物語は対比すべき
ものがあるのだろうね。

母親の自供は明らかに嘘だと思ったけど、ゲイよりもマシ
だとする女装趣味の買春牧師とは相当違いすぎる気がする
んだけどね。

通話記録から上手い事当時の時系列を整理して、通話の流れ
からどんな役割を持って現場にいたのかを探る辺り、流石
はブレンダって感じだ。

■検索用キーワード


ブレンダ・ジョンソン (KYRA SEDGWICK) LAPD重大犯罪課 本部長補
佐/チーフ。
ウィル・ポープ (J.K. SIMMONS) LAPD副本部長。
フリッツ・ハワード (JON TENNEY) FBI特別捜査官。
デビッド・ガブリエル (COREY REYNOLDS) LAPD重大犯罪課巡査長

ラッセル・テイラー (ROBERT GOSSETT) LAPD重大犯罪課 警部。
ルイ・プロベンザ (G.W. BAILEY) LAPD重大犯罪課 警部補。
アンディ・フリン (TONY DENISON) LAPD重大犯罪課 警部補。
マイク・タオ (Michael Paul Chan) ロス市警重大犯罪課警部補
アイリーン・ダニエルズ (Gina Ravera) ロス市警殺人特捜班捜査官
フリオ・サンチェス (Raymond Cruz) ロス市警重大犯罪課警部補
バズ・ワトソン (Phillip P. Keene) ロス市警重大犯罪課取調モニター室技術者
モラレス (Jonathan Del Arco) 検視官

ウィリー・レイ・ジョンソン (Frances Sternhagen) ブレンダの母
クレイ・ジョンソン (Barry Corbin) ブレンダの父
リカルド・ラモス (Stephen Martines) タイムズ誌・記者
シャロン・レイダー (Mary McDonnell) FID・内務調査局
トミー・デルク (Courtney B. Vance) テロ対策局
ケンダル (Ransford Doherty) 鑑識

ケイト・ワイコフ (Kate Burton) クリフの妻
クリス・ワイコフ (Michael Grant Terry) 長男、海兵隊上等兵
クリフ・ワイコフ (Peter Breitmayer) 牧師
シンディ・シャワーズ (Jessalyn Wanlim) 売春婦、"ママはだぁれ"サイト
ジョージ・ドーゼイ (Raymond J. Barry) クリフの義理の父
テリー・ウィーバー (Hal Landon Jr.) ウィーバー葬儀場責任者
ピーター・ゴールドマン (Curtis Armstrong) タレルの弁護士
ダイアナ・ドーゼイ (Betty Murphy) クリフの母
コリーン・ワイコフ (Katelin Petersen) 長女、クリスの妹
クリント・ワイコフ (Nicholas McDonald) 次男、クリスの弟


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)


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