クローザー
The Closer (シーズン7)

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12 Jan. 2013
第7話 家族の問題 A Family Affair

脚本/Michael Alaimo 監督/Anthony Hemingway
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テイラーはオルテガ刑事から送られて来た女性の遺体写真を
モニターで見ていた。そこにフェニックス市警察からやって
来たオルテガ刑事がやってくる。
遺体の写真はドナ・ギブソン(19才)で、先週ホテルで死亡
したものだが、ハリウッド署では昨日ようやく身元を突き止め
たのだという。オルテガは検視報告書に疑問があるとして再調査
の依頼に来ていた。検視報告書ではヘロインの過剰摂取と有る
が、絶対にドラッグなどやっていないという。しかし何故
そんなに拘って捜査をしているのか?と問うと、セドナは私の
娘だという。オルテガ刑事は麻薬課に勤務しているので
殺人事件のことに関しては重大犯罪課に話を聞くべきだとされ
たとのこと。
ブレンダは検視報告書が間違いだとする理由は何かと尋ねると、
娘は1型糖尿病を患っており、ドラッグに対するリスクを
知っていたのだという。ヘロインと共に睡眠薬が検出されて
いるが、娘は睡眠薬の処方もされていないと語る。夫の
ドリュー・ギブソンにも話を聞いて欲しいとし、現在行方不明
なのだという。ドリューは信用出来ない男とのこと。
話を聞くとオルテガと娘は仲違いしており、娘と最後に逢った
のは2年前だという。17才の時、娘が高校生だったが、ドリュー
はその時23才で、二人は出会い娘に悪影響を与えていたという。
娘は高校を中退してロサンゼルスに勘当同然飛び出して出て行って
しまったという。数週間前に娘からの電話が有ったが、夫が電話を
切ってしまったのだとし、非通知での電話だったので折り返し
の電話も出来なかったのだという。しかし重大犯罪課では
娘さんのような職業ではよくある死亡事故だと語る。
オルテガは何の事なのかと問うと、死亡時にセドナは男性の
相手をしていた娼婦だという。ハリウッド署からはそんな話は
一切伝わってきていない事を知る。まだ昨日身元が判明した
ばかりなので仕方がないだろうとの事だった。

ブレンダに対してレイダーはサンチェスからタレル・ベイラー
の件で聞きたい事があるが非協力的だとして、ブレンダに
話をさせて欲しいという。部下に話が有るのであれば組合を
通せと言っているという。ブレンダはポープに対して、私は
人の機嫌をとってばかりの仕事だとして嘆くが、ポープは自分
こそそれに該当する人物と言わんばかりだった。

ガブリエルは証拠品が届いたとして、死亡時にホテルに有った
ものが送られてくる。
中には注射器とハイヒール、コート、クラッチ(バッグ)と
24ドル、タクシーの領収書が入って居るという。

また遺体が安置所に到着したことを知ると、オルテガは自分も
同行させて欲しいという。
モラレス検視医はセドナの遺体に面会させる。オルテガは娘
の遺体を前にして悲しみつつ、別れのキスをする。
腕を確認すると注射痕は一カ所だけだった。足の注射痕は全て
インスリン注射のものだろうとのこと。ドラッグの常習歴が
ないことは、毛髪細胞の検査で判明しているという。
令状が下りたので、セドナの自宅の捜索にいくと告げる。

ギブソン家を調べる。
"自己の受容は恐いことだ"とユングの言葉が冷蔵庫に貼られて
いた。ラスベガスからの航空券や100ドル分のカジノチップ。
外国語・ロシア語のメモが有り、荷物の中からはドラッグは
見つからなかった。壁にはサンタモニコミュニティカレッジ
学生証が有り、一般教育検定に合格したとする証明書が貼って
有った。
サンチェスは多数の注射器を見つけるが、ホテルで発見された
注射器とは別のシリアルナンバーである事を知る。

体内から検出された麻薬は高純度のヘロイン"チャイナホワイト"
だと判明する。西海岸ではレアなものだという。セドナには
犯歴はなく、自宅からは27本の注射器が捨てられていたが、
どれもインスリン用の注射だと判明する。
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娘・セドナを失ったとしてフェニックス市警察の麻薬課の刑事
のオルテガから捜査の依頼をされる重犯課。
検視報告書に関して誤りがある事を告げ、娘の死因は麻薬の
過剰摂取になっているが、糖尿病を患う娘がヘロインを摂取
することなどないというものだった。
娘のことを信じている母親だが、母と娘の間には疎遠の関係
で有り、また養子であるとする事実が浮上していく。

例え距離は離れていても、例えなかなか会えなくても親と子
の心は繋がっているし、誰よりも娘の事は分かっているとする
母親心を反映したエピソード。

家から飛び出した娘の中にどれだけ母親の知らない娘の姿
が有るのかって感じで、色々と苦労していたであろう娘の
姿を知って、心痛める感じの流れでなんとも切ない。

麻薬課の捜査官なので麻薬のことは誰よりも分かっている
だろうし、もう少し捜査に首を突っ込んでくるのかなと
思った。また感情的になって捜査に於ける妨害・破壊的
行動を起こすものかとも思ったけど、意外と大人しく自制心が
ありすぎる感じがする。

容疑者の取り調べに於いて嘘をついて自供を引き出してしまった
けど問題は無いのだろうか?サンチェスがシラーっと機転を
利かせて嘘をついている辺りがまた上手いことは上手いけど
ブレンダの立場を悪くさせそうな感じもする。

また今回は麻薬の売人の元に乗り込んだ事も有って、凄い
勢いで銃撃戦になった。
プロペンザも一人射殺していたけど、ブレンダのことを
守ったのはサンチェスだった。
タレル・ベイラーの件で落ち込んでいるブレンダに対してサンチェス
が「俺たちが何処で解放しようとも殺されていたハズ」だとして
ブレンダに対して悪くは無いと語っていたけど、やたらとサンチェス
押ししている裏には、サンチェスが本当のことを言ったような感じ
がするね。

争点は、車を出す前にガブリエルに対して「ついていなくても良い
んですか?」と問われた際に「いいのだ」とブレンダが語った所に
有るとのこと。原告側弁護士が何故その会話を知っていたのか。
案外あの弁護士のブラフだったりもするんじゃないですかね。


■検索用キーワード

・マンビエン 注射 睡眠薬
・「免責を放棄し、自分が犯した罪を償ったらどうか」
・「免責は放棄しない」と言っていた。
・危険が及ぶと思わなかったのか? 元々物騒な場所だ。
・ワンテンクリップス
・覚えているのは74才の老人と8才の孫が殺された事。
・ビールを盗む為だけに人を殺すヤツ


ブレンダ・ジョンソン (KYRA SEDGWICK) LAPD重大犯罪課 本部長補佐/チーフ。
ウィル・ポープ (J.K. SIMMONS) LAPD副本部長。
フリッツ・ハワード (JON TENNEY) FBI特別捜査官。
デビッド・ガブリエル (COREY REYNOLDS) LAPD重大犯罪課巡査長

ラッセル・テイラー (ROBERT GOSSETT) LAPD重大犯罪課 警部。
ルイ・プロベンザ (G.W. BAILEY) LAPD重大犯罪課 警部補。
アンディ・フリン (TONY DENISON) LAPD重大犯罪課 警部補。
マイク・タオ (Michael Paul Chan) ロス市警重大犯罪課警部補
フリオ・サンチェス (Raymond Cruz) ロス市警重大犯罪課警部補
バズ・ワトソン (Phillip P. Keene) ロス市警重大犯罪課取調モニター室技術者
モラレス (Jonathan Del Arco) 検視官
シャロン・レイダー (Mary McDonnell) FID・内務調査局
ケンダル (Ransford Doherty) 鑑識

オルテガ (Roxann Dawson) フェニックス市警察・麻薬捜査官
リンダ・プラル (Karen Austin) デートクラブ"フォーエースモデル"経営
フィッシャー (Christopher John Fields) Ms. Prall's Lawyer
スペンサー・ピットマン (Jonathan Scarfe) ランドルフの息子・資産家
ドリュー・ギブソン (Newton Wimer) セドナの夫、麻薬の売人
ジェシー・ブレイザー (Adam Hart) ドリューの仲間、射殺される
ロニー・ハリス (Simon Potter) ドリューの仲間、射殺される
--- (Marcus DeAnda) Sergeant
--- (Steve Seagren) Building Manager
ディミトリ・アンドロポフ () セドナの相手、メモ
セドナ・ギブソン () 被害者、19才、学費のため娼婦に・・
ランドルフ・ピットマン () セドナの生みの父、投資ブローカー


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)


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