クローザー The Closer (シーズン7) http://lala.tv/programs/closer/ December 26, 2011 第15話 ゆがんだ恩返し Silent Partner 脚本／James Duff、Mike Berchem 監督／Arvin Brown -------------------------------------------------------- サン・クエンティン刑務所。 ピーター・ゴールドマン弁護士は、重刑務所に収監されている 死刑囚・レジー・モーゼスに遭う。彼はギャングのワン・テン・クリップ スのメンバーでタイ・ベラーと二人の陸軍兵を殺害していた。 (タレルを殺そうとしていたが、タイを間違えて殺した) ピーターはレジーに対して手紙にも書いたように自分が死刑に 対する上訴と再審請求を任された事を語り、それをするには 君の助けが必要なのだと語る。俺はドウすれば良いのかと問う と、自供を引き出したあの女(ブレンダ)を警察官として失格だ と証明したいのだという。人殺しであること。ロス市警の汚職 スキャンダルが有ったら100人の有罪判決が覆った事を告げ、 それは君にも該当するのだという。 タイを殺害するつもりはなかったというレジーに対してピーター はそれを認めてはダメなのだと告げる。しかしタレルは俺たち が守っていたコンビニのオヤジと孫まで殺したのだという。 しかも俺にその罪を着せたのだと言うレジー。しかしピーター はそれらは全てブレンダのせいだと告げる。彼女は君に仲間に 電話をかけろと言ったのだろうと問うとタレルが釈放される ことを知って殺させるよう仕向けたのだという。リッキーロック、 Cジャズ、デロイン、リル・バグジーに電話した後にタレルは殴り 殺されたのだという。それを聞いたレジーはピーターが何故 その名前を知っているのかと疑問に感じる。私に足りないのは 証言をしてくれる人物だけなのだと告げ、証言をしてくれたら ブレンダは財産や社会的地位など全てを奪われ、そして君を自由 の身にさせられるのだという。それを聞いたレジーは証言させ たいのであれば書類を持ってこいという。 殺人事件が発生する。 ブレンダとガブリエルは一番最後に現場入りする。 プロペンザは少しこの件ではシビアな顔をしながら、まずは記録 をきちんと取った方が良いと語る。既に現場では検視も終わって いるので遺品と身元をチェックするだけだという。 被害者は違法駐車をしていた為に重犯課が呼ばれたのか?とブレンダ は問うが、駐車監査員が遺体を発見したのだという。 その際この車の所有者はタレル・ベイラーのものだったのだと いう。 被害者はジェームズ・ターナー。 後部座席から4発9mm弾を撃ち込まれているのだという。 死亡推定時刻は午前1時から3時。薬莢は一切見つかっていないと タオは報告。サンチェスは被害者は通称:Jロックだと告げ、 ワンテンクリップスのメンバーだと語る。また仲間を殺したのか と問うと、被害者のポケットの中に名刺が入っていた事を告げ、 それがピーター・ゴールドマン弁護士のものである事を語る。 ブレンダはギャビンとポープにこの件を報告する。 被害者は何故タレルの車に乗っていたのか。 そもそもワンテンクリップスの弁護団の中にゴールドマンは 入って居ないのに何故名刺を持っていたのか。 ガブリエルがやってくると、彼の友人は信用格付け会社に勤めて おり、調べてもらった結果、ピーターが昨日何処に行っていた のか突き止めたという。オークランドに行き、そこでetc付き のレンターカーを借りてサンラファエルブリッジを渡っている事。 その先に有るのはサン・クエンティン刑務所で、レジーの弁護士 として彼に面会しているのだという。レジーはその後に一本の 電話をしているのだと。通話先は使い捨て携帯だと。 通話記録が録音されておりそこには、レジーが仲間(マービン)に 対して「ピーター・ゴールドマンという弁護士に会ったが力に なってくれると言ったとし、5人の調査員に事件を調べさせている が一人口が軽いヤツがいると言っていた」のだと語っていた。 ピーターは事件の関係者を知っているハズだとし、リストを持っ ているに違い無いという。しかしポープはこの部署の人がそれ を調べるのはマズイとしてレイダーにピーターを調べてもらう ことにする。 ピーターを任意で取調室に連れてくるとレイダーが話をする。 ピーターはどこからロス市警の内部情報を得ているのか決して 話さないという。これは不当な取り調べではないかというピーター に対して、昨日Jロックが殺害され、彼のポケットにあなたの名刺 が入って居たのだという。Jロックと最後に会話したのはいつなの か?と問うと、昨日の午後のアリバイも尋ねる。しかしレイダーは 彼が答えるより先にサン・クエンティン刑務所に行っていること は判明しているのだと告げ、レジーに面会した記録もあること。 その後レジーが一本の電話をして、Jロックが殺害されたのだという。 ピーターは俺を調べるよりも警察内部を調べた方が良いのでは ないかとするが、相応の理由があるならば調べるという。寧ろ Jロックはタレルが何故死んだのかを知っている事を告げる。 タレルが殺害された当時全員そこにいたのはワンテンクリップス のメンバーなのに、どのメンバーが殺したのが明らかにされていない というのは変だという。面会中にタレルの証人が居るいうことをあなたに 漏らしているのではないかと問うと、弁護士としての秘匿特権がある として話そうとしなかった。 レジーが電話をかけた相手はシアトルの流通センターにいたこと までは判明していた。 -------------------------------------------------------- タレルの遺族側の代理人としてピーター弁護士は何とかして ブレンダの違法捜査を証明しようと躍起になる中で、彼は 当時の事を証言してくれそうなレジーと接触したことから また新たな事件に発展してしまう。 果たしてピーターが知り得る情報とは何なのか。 そしてピーターは何処まで情報を掴んでいるのか。 あんまりよく分からない流れだったけど、ブレンダの正義感 に対して待ったをかける人物の存在というのは面白いもの が有った。それをブレンダとは反対側から追及していた ピーター弁護士も今回が最後の出番ということで何らかの 一つの結論が出るのかと思ったし、内通者が誰なのかという ことはこのドラマに於ける当面の興味と言うことになる。 ギャング団を扱うのは良いけど、これだけ簡単に殺害出来る 人物との対決だとブレンダ自身の身に何か起きるのではないか とする不安感の方が大きいな。 ピーター弁護士のブレンダへの追及はかなり良い線まで言って いたけど、結局当時のカラクリが外に出ることは無くなった 反面、法廷での反論も出来ぬままに和解を受け入れたことも 有って、かなり証拠不良なのかも。 レイダーが捜査をするということで何かブレンダを助ける 為の策が新たに生まれるのではないかと期待するものが有った けど、残念ながらそれも見つからず、結局の所ワンンクリップス の力によって利用し、そこに利用され、ピンチの時にはまた その力を持って助けられるという経緯として描かれてた。 サンチェスが今回ブレンダに対して「あなたの発言や行動 が全て筒抜けになっているのでチーフ一人でした方が良い こと、誰を信じて良いか分からない時は誰も信じないことだ」と 語ったいた。これまで仲間だと信じていたものたちを不審な 目で見る事への罪悪感はあるだろうね。 ポープかテイラーが本命。 そして今回サンチェスが一人で捜査させたことによって ブレンダを危険な目にサラさせようとしたことも有ったので 大穴と言った感じなのかな。でも、「Major Crimes 〜重大犯罪課」 のクレジットを見てしまうとなんとなく誰が犯人なのか分かってしま う予感(笑) ・マービン役のJason George。 現在Dlifeで放送中の「溺れる女たち　〜ミストレス〜」で 主人公・サヴィの弁護士事務所の不倫相手・ドミニク・テイラー役 で出演中。 ブレンダ・ジョンソン (KYRA SEDGWICK) LAPD重大犯罪課 本部長補佐/チーフ。 ウィル・ポープ (J.K. SIMMONS) LAPD副本部長。 フリッツ・ハワード (JON TENNEY) FBI特別捜査官。 デビッド・ガブリエル (COREY REYNOLDS) LAPD重大犯罪課巡査長 ラッセル・テイラー (ROBERT GOSSETT) LAPD重大犯罪課　警部。 ルイ・プロベンザ (G.W. BAILEY) LAPD重大犯罪課　警部補。 アンディ・フリン (TONY DENISON) LAPD重大犯罪課　警部補。 マイク・タオ (Michael Paul Chan) ロス市警重大犯罪課警部補 フリオ・サンチェス (Raymond Cruz) ロス市警重大犯罪課警部補 バズ・ワトソン (Phillip P. Keene) ロス市警重大犯罪課取調モニター室技術者 モラレス (Jonathan Del Arco) 検視官 シャロン・レイダー (Mary McDonnell) FID・内務調査局 ケンダル (Ransford Doherty) 鑑識 ギャビン・Q・ベーカー3世 (Mark Pellegrino) 弁護士 レジー・モーゼス (Dennis L.A. White) 死刑囚、ワンテンクリップス トミー・ウォン (Tom Choi) マービンの弁護士 マーヴィン・エバンス (Jason George) 事業家、影の支配者 ピーター・ゴールドマン (Curtis Armstrong) 弁護士 ダイソン (Kevin Fry) Corrections Officer