クローザー
The Closer (シーズン7)

http://lala.tv/programs/closer/





July 9, 2012
第16話 宿敵との対決 Hostile Witness

脚本/Steven Kane 監督/Steve Robin
--------------------------------------------------------
--- 法廷 ---
ブレンダは法廷に証言人として立つ。
宣誓証言をさせられ、自分はロス市警本部長補佐・重犯課刑事
だと語る。
事件はレイプ事件の於ける起訴案件だった。
エドワード・クロスビー判事、クレア・ボールドウィン検事
そして被告はジョージ・ハリス、そして彼の代理人はフィリッ
プ・ストロー弁護士
だった。
2月15日の早朝、ハリウッド署殺人課の要請を受けた重犯課は
サンセット通りのクリスタルモーテル116号室に行き、被告人
ジョージ・ハリスの名前で借りられている部屋で見たことを
話す。被害者のグウィネス・アドラーの遺体をベッドの上で
発見したこと。

--- 捜査・過去 ---
ガブリエルはアドラーの遺体の顔の目の上に大きなアザがある
事を告げるがケンダルは致命傷とは言えないものだという。
死後5時間から6時間経過しているとのこと。
6時に出勤してくる客室係がドアが開いていることに気が付いて
遺体を発見したとのこと。
ブラウスジーンズが引き裂かれた後が有り、娼婦だったらそんな
雑な服の着方はしないだろうとのこと。
フリンは被害者の荷物から彼女は看護師・グウィネス・アドラー
だと語る。聖レオ小児科病院で働いている人物で、バッグには
カルバーシティにあるナイトクラブ「ステラ」のレシートが
あること。昨夜22時32分にドリンク一杯分の会計の支払った形跡
だという。バレンタインデーの夜、一人で居たのかというバズ
に対して、恐らく相手を探しにクラブにいったのではないかと
推察する。
タオは昨夜22時頃この部屋にチェックインした男性が目撃され
ており、不思議なことに男性は鍵を2個要求したという。免許証
と保証金として100ドルを預けていったとのことで、部屋を借りた
ジョージ・ハリスは、部屋を取った後に連れ込む相手を探しに
行ったのだろうという。

ハリスの事を調べると、一年前にレイプ容疑で逮捕されている
が不起訴になっていた。タクシー運転手をしているのだという。
ブレンダは何故二つ鍵を受け取ったのか・・共犯者が居たのかも
知れないと語る。ブレンダは「ステラ」に行ってハリスとグウィ
ネスが一緒にいたかどうかを確認してきて欲しいと頼む。

モラレスによると被害者は26才で健康だという。レイプ検査で
はクロだとし、外傷は軽度で、死因は薬物の過剰摂取だという。
腕や頭に一方的につけられたと見られるあざが有り、引きずった
であろう形跡があった。首と腹部に精液が検出されていること
から、デートドラッグを使い薬で眠らせた後にレイプしたので
はないかという。

--- 法廷 ---
ストローはブレンダ相手に質問をする。
被害者の血液からはロヒプノールという薬物が検出されていること。
しかし投与の方法は不明であり、この薬はデートレイプに多用
される睡眠薬だという。被告人は合意に基づいた関係だと
話しているというが、ブレンダはそんなのはあり得ないと語る。
クレア検事はブレンダに対して、長年の現場捜査官としての見解
を聞く。モーテルの遺留品と解剖医による報告書を見てどんな
事件だと思うのか。被害者が最後に会った人物が被告人だと
語る。

--- 捜査・過去 ---
ハリスはまだ見つかっていなかった。
ハリスにはレイプの前歴があり、以前の容疑と全く同様の手口
だという。モーテルに連れ込み眠らせたところを襲うという
もの。精液からは2人分のDNAが検出されているが、一人はハリス
本人でもう一つは謎だった。前回の被害者ナタリー・ギルバート
はハリスが襲っている最中に目覚めて、今回の被害者のように
殺害まではされていなかった。しかし何故不起訴になっている
のか。フリンは審理前にナタリーが消えてしまったからだという。
被害者不在で訴追できずハリスは釈放され、共犯者のことも
曖昧なままだったという。当時の弁護人もフィリップ・ストロー
である事を知る。
--------------------------------------------------------
ブレンダたちの前でまたしてもレイプ事件が発生する。
容疑者として浮上したのがタクシー運転手をしていて、被害者
が発見されたモーテルの部屋を借りたハリスで間違いはないが
共犯者がいたことは明らかで、それが以前にクリス事件を
逮捕したときに彼から共犯者がストーローだと言われて
以降、ブレンダはストローが容疑者として振る舞っている
現実に許せず私生活も犠牲にして密着捜査をしていた結果、
いよいよ逮捕できるかに思われたが・・・

ブレンダの暴走に対して、比較的周りの署員たちは冷静に
振る舞う姿が有った。普段ならばみんなブレンダと一緒に
怒るべき所だけど、今回の件では捜査官達との温度差という
のも十二分に感じるところがある。
憎たらしいのはなんと言っても検事のクレアで、勝ち戦
しかしようとはしないし、ブレンダの語っていることは
証拠のない単なる被害妄想だと思っている様だ。

ゴールドマンとの関係がようやく解けたのに、まだコイツが
居たのかって感じで多少辟易するところが有ったけど、
彼とはこのドラマに青ケル最終話にクレジットされていること
も有るのでその辺で多少無茶をしたところで、゛レンダの失脚
からレイダー手動の「Major Crimes 重大犯罪課」に引き継が
れていくのかな。既にクローザーのファイナルシーズンの
放送後、同じ枠で「Major Crimes 重大犯罪課」の放送も決ま
っているので期待したいところだ。

確か今回の案件では共犯者がいるというだけで、ストローに
繋がるものは何一つ無かった。
検事局は殺人での起訴を拒んでいたけど、レイプに関係して
いる事と殺人の証明はまた違うものが有るので難しいね。

薬物の過剰摂取ということで看護師が飲むはずはないとする
主張。ただレイプされたことで看護師が悲観して過剰に薬を
飲んだ事も考えられるし、時系列を考えるとその証明は意外と
難しい。

一人目の被害者を何とか説得する為に保護と称してブレンダの
自宅に連れて行く辺りは、あまりに過剰な接し方を見ると
弁護側に付け入る隙を与えてしまわないかとヒヤヒヤだった。
やたらと前回決定したジョンソンルールという名の警察内
ルールを適用されるシーンも有り、早くもそのルールの使い方
を熟知している感じもした。

裁判では審理無効にして保釈の機会を与える不思議な行動
を取ったりもしたけど、上手い事二件目の件で逮捕。
ストローの件でアナタが犯人だとしたことによって、ヘタすれば
新たに賠償責任が発生する可能性は有ったよな。

結果的にはナタリーをステラに呼んで面通しさせるような形で
容疑者を逮捕出来た。
ストローとは違う犯人だったけど、今後なんとかするんですか
ね。


ブレンダ・ジョンソン (KYRA SEDGWICK) LAPD重大犯罪課 本部長補佐/チーフ。
ウィル・ポープ (J.K. SIMMONS) LAPD副本部長。
フリッツ・ハワード (JON TENNEY) FBI特別捜査官。
デビッド・ガブリエル (COREY REYNOLDS) LAPD重大犯罪課巡査長

ラッセル・テイラー (ROBERT GOSSETT) LAPD重大犯罪課 警部。
ルイ・プロベンザ (G.W. BAILEY) LAPD重大犯罪課 警部補。
アンディ・フリン (TONY DENISON) LAPD重大犯罪課 警部補。
マイク・タオ (Michael Paul Chan) ロス市警重大犯罪課警部補
フリオ・サンチェス (Raymond Cruz) ロス市警重大犯罪課警部補
バズ・ワトソン (Phillip P. Keene) ロス市警重大犯罪課取調モニター室技術者
モラレス (Jonathan Del Arco) 検視官
シャロン・レイダー (Mary McDonnell) FID・内務調査局
ケンダル (Ransford Doherty) 鑑識

フィリップ・ストロー (Billy Burke) 弁護士・性犯罪専門
クレア・ボルドウィン (Amanda Warren) DDA・地方検事、勝つ裁判だけ
エドワード・クロスビー (James Sikking) 判事
ナタリー・ギルバート (Julia Whelan) 一人目の被害者
ジョージ・ハリス (Scott Michael Morgan) タクシー運転手
トリー (Alex Solowitz) ステラのドアマン
チャーリー (Ryan Bittle) ステラの従業員
--- (Karen Lew) Court Clerk


inserted by FC2 system