クローザー
The Closer (シーズン7)

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August 6, 2012
第20話 固められたウソ Armed Response

脚本/Steven Kane、Jim Leonard 監督/Michael M. Robin
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全ユニットへ発砲事件が発生し警察官一名が死亡だという知ら
せが入ると、ノースリッジのマグレガー通りで事件が発生した
という。現場に先着したユニットはコード6だと告げ遺体を
発見したという。プロペンザとフリンは真っ先に到着すると、
制服を着ているので目撃・通報者は警察に見えただけで、警備員
である事を語る。ボビー・タウニに対して無線で全ユニットに
警察官ではないことを伝える様語る。フリンは仕事していくの
かとするが、時間外は5割増しだと告げ折角来た事だし重犯課
が扱おうと告げる。

IDから被害者はダニー・チャイデス(25才)だと判明する。
ケンダルによると顔面をショットガンで引き飛ばされていて
確認が取れないという。サンチェスは恐らく3mくらいの距離
で撃たれたもので、口径は薬莢からすると12ゲージのショット
ガンだと語る。ガブリエルもやってくると、銃声がして通報
をしたら外に警察官らしき人が倒れていたとする通報者の報告
を受けてくる。現場にはポープに言われてボールドウィン検事
も来ていた。検事は本当に殺人なのか?と問うと被害者も銃を
持っているので正当防衛の可能性はないのかと問う。すると
ホルスターのホックは止めてあるので警備員は銃は抜いていない
と語る。聞き込みは念のために徹底しておいてとのことだった。
しかしプロペンザは現場の指揮は俺が執ると告げ、検事は向こう
に行っていてくれという。
タオは被害者が勤める警備会社に連絡すると、午前24時48分
にダニーの方からこの辺で不審者を見かけて家に入ったとする
連絡が有ったという。それを聞いたサンチェスたちは近くの
空き家に踏み込むとそこには、人が泊まっていたと思われる
形跡が有り、ipodや寝袋、下着、大麻にキャンドル、そしてコンドーム
が有るという。若いアベックが居たであろうことは確かだった。
ipodの登録を見る限り、ルークという人物のものだという。
シリアルナンバーから何か分かるかもしれないと告げる。
被害者のポケットの中からこの家の鍵が入って居ることが分かり
被害者もこの家に入ったのかと疑問に感じる。

検事がやってくると、犯人は必ず相手は銃を持ち怖がったこと
を主張することを語る。
ダニーの経歴を見ると戦争の英雄だと分かる。
軍曹としてイラクに一年半、アフガニスタンには3度も行っている
という。カンダハルではシルバースター勲章を受勲している
いうフリン。それなのに戦場ではなく道端で亡くなったのは皮肉
だという。

そんな中ブレンダはオフィスにやってくる。
アトランタで母親の葬儀と共に休暇を取っているハズだった
彼女。職場のみんなに花とかお悔やみのメッセージをくれた
ことに感謝する。プロペンザはブレンダに対して休んで
いなくなても良いのかと問うと、来月までは居る予定だったの
ではないかと語る。兄弟全員が揃っており、叔父に叔母、
甥っ子・姪っ子もみんな来ているので大丈夫だという。後で
一人になった父をどうするかを考えなければならないとのこと
だった。

現状までの事件の報告を尋ねる。
ipodはキャサリン・ウィッツという人物が5月にショッピング
モールにてクレジットカードで購入したものであることが分か
ったというタオ。
そんな中レイダーもオフィスにやってくる。
レイダーはこれから全員で捜査なのかと問うと、キャサリン
が住んでいる場所は住宅の密集地なので下手に刺激しない
方が良いとテイラーは語る。

そんな中ポープはブレンダをオフィスに呼ぶ。
ポープはブレンダに対して何で早く戻って来たのかと問う。
ブレンダは寧ろ検事が重大犯罪課に張り付かせていることに
対して文句をいう。するとポープは重犯課を守る為には
検事局に歩み寄るしかなかったのだという。副本部長に関して
はテイラーにその権限を渡す事を告げ、ブレンダは管理職では
なく現場の方が良いのだろうと語る。ポープはブレンダが
辞めると思っていた事を告げ、ここ最近は私に激怒していたし、
母親の死に情報漏れなど大変な状況が重なったという。
そんな中レイダーが密告者を見つけたらしいことを告げる。現在
レイダーが事実確認中であり、今日の午後にはハッキリするだろ
うとのことだった。

ブレンダはポープに頼み特殊捜査班を10名借りたい事を告げ、
戦術サポートチームも借りたいという。相手は戦争の英雄を
殺害した人物であり、これからキャサリンの元にipodの件を尋ね
に行くとするが・・・
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住宅街で起きた殺人事件。
警備会社の男・ダニー・チャイデスが顔面をシットガンで
殺害されるという惨い殺され方をして発見される。
ダニーは殺害される直前に会社の方に不審者が空き家に
侵入するのを目にしたとのことから、侵入者によって殺害
された可能性が高かった。しかし現場を見る限り、若者
が屯しており、現場には数々の物証が残っていたことから
犯人逮捕はそう難しいものではないと思われた。
ブレンダの母が亡くなりブレンダ自身アトランタへ帰省中だ
った事も有り現場の指揮権はプロペンザに有ったが・・

嘘つき少女が起こした事件だったけど、よくよく見ると、
今回のエピソード、3人の女性がそれぞれに嘘をついたこと
が引き金となって人生を左右する大変な事態を起こしている
事が分かる。

1) ジェナは恋人のルークと一緒に居るのを知られたくなく
て、父親に警備員に暴行を受けたと証言。
2) ガブリエルと付き合っていたアンが、学士ローンの6万ドル
の支払いのためにピーターに情報を漏洩していた事実。
3) ベイラーの件でブレンダの決断によって、人生を狂わせて
しまったことによる責任の所在。

一番の気の毒なのは、ブレンダの母が結局最後に残した
言葉が何だったのかということを、彼女自身事あるごとに
その疑問に問いかけ、一生の後悔として背負っていかねば
ならないという事だろうか。

ブレンダが予想以上に早く帰国したことで、本来レイダーは
彼女が変わる前に情報漏洩の流れに関しては処理しようと
していたところが有ったのだろうね。

ガブリエルも完全に被害者の一人だった。
女性運が悪いのか、それともブレンダのした事に対する罪深き
ものがあるのか。因果応報とまでは言わないけど、例え殺人鬼
の命であっても人の命を粗末に扱ったことでカルマとか
目に見えない命の代償に於ける均衡が図られてしまったのかも
知れない。

10代の子はホントに無邪気だ。
父親が終身刑を追うかも知れないのに、小さな嘘が家族の
形を壊してしまった。それを何処まで実感しているのか。

結局漏洩したのはガブリエルの通う教会によって近づいてきた
恋人のアンだった。ガブリエルが善悪に悩んでいるところに
スッと入り込んできた女性。この女性には何の罰もないのだろ
うか。心に傷を背負ったとしても、大した罰が与えられなかった。
ガブリエルと別れる程度の罰。弁護士と付き合うなと白い目で
ガブリエルのことを見ていた重犯課の面々たちの姿が結局のところ、
当たってしまった格好だった。
ガブリエルは職場の仲間から冷たい態度を取られる姿は
ホント切なかった。ガブリエルの行動に厳しかったのはフリ
ン(転属届けを出せ!)、サンチェス(無言のまま許すとは一言も
発せず)だ。

「Major Crimes 重大犯罪課」にクレジットされていない
人物が犯人だろうと思っていたので、ガブリエルが居ない
ことへの違和感は感じていたけど、一癖二癖有った感じだね。


ブレンダ・ジョンソン (KYRA SEDGWICK) LAPD重大犯罪課 本部長補佐/チーフ。
ウィル・ポープ (J.K. SIMMONS) LAPD副本部長。
フリッツ・ハワード (JON TENNEY) FBI特別捜査官。
デビッド・ガブリエル (COREY REYNOLDS) LAPD重大犯罪課巡査長

ラッセル・テイラー (ROBERT GOSSETT) LAPD重大犯罪課 警部。
ルイ・プロベンザ (G.W. BAILEY) LAPD重大犯罪課 警部補。
アンディ・フリン (TONY DENISON) LAPD重大犯罪課 警部補。
マイク・タオ (Michael Paul Chan) ロス市警重大犯罪課警部補
フリオ・サンチェス (Raymond Cruz) ロス市警重大犯罪課警部補
バズ・ワトソン (Phillip P. Keene) ロス市警重大犯罪課取調モニター室技術者
モラレス (Jonathan Del Arco) 検視官
シャロン・レイダー (Mary McDonnell) FID・内務調査局
ケンダル (Ransford Doherty) 鑑識

クレア・ボールドウィン (Amanda Warren) DDA
アン・メイソン (Shanti Lowry) ガブリエルの恋人
ジェナ・ベイトマン (Kira Sternbach) 16才、ルークの彼女
ルーク・バウアー (Scott Michael Foster) 23才、ジェナの恋人
Mr.ベイトマン (Matt Malloy) ジェナの父
キャロリン・ウィッツ (Jane Carr) ルークの祖母
Lt.ボビー・タウニー (Billy Mayo) 捜査官
--- (Monique Green) Girl
--- (Joe Rios) Officer
--- (Doug Kirkland) Officer
--- (Steve Roussell) Tactical Flight Officer



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