コールドケース 迷宮事件簿
Cold Case (シーズン2)

製作総指揮:ジェリー・ブラッカイマー、ジョナサン・リットマン
、メレディス・スティーム

http://www.tv-tokyo.co.jp/coldcase2/



第21話 制服 Creatures of the Night

脚本/Tyler Bensinger 監督/Alex Zakrzewski
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1977年8月2日。マイケルはミュージカル俳優を目指すケリー
共にN.Yにいきコーヒーショップを開くことを夢に見ていた。
ケリーは特に女優志望で、毎週のように
"ロッキー・ホラーショ
ー"
を見に行くのが好きだった。
マイケルは地下鉄の
タスカーモリス駅で首を絞められ殺害され
る。

ニュージャージーの検事局から、連続殺人犯の
ロイ・ブリガム
アンソニー
が仮釈放となると連絡が入る。80年代に司法取引し
現在ラーソン刑務所に投獄されているが、25年の刑期を経て
仮釈放されようとしていた。しかし出所すれば確実に人を殺す
として検事局は司法取引に関して後悔していたのである。そこで
フィラデルフィアで起きた未解決の殺人事件との関連性を
調べて欲しいと依頼が来たのである。彼は1977年の夏にフィラ
デルフィアに滞在していた。
殺人の特徴として、男女問わず素手で殺害すること。被害者は
何らかの制服を着ていること。ロイが当時所持して居た中に
金のペンダントが入っていた。山羊の形をしたもの。
未解決事件を調べていくと、制服を着て殺害されていたのは、
マイケル・ケイヒルだと判明する。
マイケルはカーライルビルで警備員の仕事をしていた。

ヴァレンズとリリーは刑務所に居るロイに会いに行く。
彼はマイケルとの関わりを否定し、全ての殺人は神に命令され
たのだという。敬虔なモルモン教徒とり事だった。
彼は21歳の頃、父に連れられユタ州からフィラデルフィアに
住む
ルイーズおばさんの元に身を寄せていた。
父・
エドワードは厳格な軍人で、息子のロイに常にガーメント
を身につけ、邪念を捨て神を冒涜するなと教えていた。
ユタ州では彼は肉欲に負け、その為父はおばさんの元に息子を
預けたのであった。

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連続殺人犯・ロイが刑務所から仮出所されようとしていた。
検事局としては司法取引した手前出所させなければならないが、
願わくば、別の土地で起きた事件で再起訴によって刑務所に
縛り付けておきたいと考えていた。フィラデルフィアで起きた
事件を探っていくことになる。

最初から犯人の決め内状態なので、事件としては楽な物が有った
のかな。
犯人と被害者・マイクの間には果たしてどんな繋がりが有った
のか。

ロイはとても良い人物だったけど、殺人犯になってしまった理由
が、厳格な宗教観を持つ父やおばさんによる所が大きいという
事でかなり不幸な感じ。

マイク殺害に関しては、不倫していたヘレンの夫が一応捜査線上
に上がらなくもなかったけど、簡単に容疑が晴れてしまった。

時代的には「ロッキー・ホラーショー」が流行していた時の
時代性も有っても、それが題材として使われる。
レイトショーで盛り上がる様子は楽しそうだったけど、日本でも
時々ロッキー・ホラー・ショーではこの映画のようなイベント
が有るよね。

クリスティーナの件でも今回進展があった。
ニューヨークから来た刑事・マークはちょっぴり憎たらしい
けど、ジョンが語っていたように、犯罪に関してはそれなりの
証拠を持って来ているはずなので、クリスティーナを信じる
事はちょっぴりリスクが高いような気がした。
結局彼女さよならのメモを残して消えてしまったけど、捕まる
エピソードも描かれるのか。

事件捜査を続けていく内に、マイクの人間性というものが
浮かびあがってくる。コーヒーショップに関しては先見の明
が有り、誰からも好かれていたこと。そんな彼がロイと出会った
ばかりに殺されてしまう不条理感がなんともやるせない。
結局ケリーもN.Yには行かなかったみたいだし、単純に女優に
憧れていただけって事になるのかな。

リリー・ラッシュ (キャスリン・モリス) 殺人課の刑事
スコッティ・ヴァレンズ (ダニー・ピノ) 殺人課
ジョン・スティルマン (ジョン・フィン) リリーの上司
ニック・ヴェラ (ジェレミー・ラッチフォード) リリーの同僚刑事
ウィル・ジェフリーズ (トム・バリー) リリーの同僚刑事

クリスティーナ・ラッシュ (Nicki Aycox) リリーの妹
ギル・シャーマン (Kevin McCorkle) 刑事 #10
アンナ・メイヤーズ (Robin Weigert) 刑事 #11
フラニー・チン (Susan Chuang) 分析官
マーク・フィリップス (Daniel Travis) NY市警


2005年
ロイ・ブリガム・アンソリー (Barry Bostwick)
ラリー・パパス (Jeff Doucette) 店長
ケリー・ウィコウスキー (Laura Leigh Hughes)
ルイーズ (Jill Andre)
ダン・オブライエン (William Morgan Sheppard)
ヘレン・ハーグローヴ (Kat Sawyer-Young)

1977年
ケリー・ウィコウスキー (Claire Coffee) ウェイトレス、恋人
マイケル・ケーヒル (Zack Graham) カーライルビルドアマン
デニス・ハーグローヴ (David Chisum) 夫
ヘレン・ハーグローヴ (Hillary Danner) 妻、広場恐怖症
ロイ・ブリガム・アンソリー (Alex Ball) 真面目。ケリーの同僚
ラリー・パパス (David Bowe) 店長
ルイーズ (Christina Cabot) おばさん
ダン・オブライエン (Gary Hoffman) マイケルの同僚
エドワード・アンソニー (James Howell) 父・軍人


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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