コールドケース 迷宮事件簿
Cold Case (シーズン3)

製作総指揮:ジェリー・ブラッカイマー、ジョナサン・リットマ

、メレディス・スティーム

http://www.tv-tokyo.co.jp/coldcase3/





第16話 17歳 One Night

脚本/Veena Sud 監督/Nicole Kassell
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1980年6月7日
この日
スティーブ(17歳)は、高校のプロムの為にジャケットを
探していた。母は息子の為にジャケットを見つけ出し、出かけ
際に父は写真を撮る。そしてキャデラックを息子のためにプレ
ゼントする。外は雨が降っているので気をつけろと送り出す。
しかしスティーブはその後公園で木箱の中に入れられ殺害され
る。

現在。
帰宅しようとしていたリリーの元に殺人の情報を提供するとい
う男が現れる。26年前に生き埋めにされたスティーブ・ジャブ
ロンスキーについて。私が彼を埋めたのだとして、その時に
使ってシャベルを持ってくる。ジョンはすぐに分析するという。

世間に公開されていない情報として、犯人は被害者を強迫して
遺書を書かせていた。それを郵便受けに入れておいたのである。

リリーは彼から事情聴取する。名前を言おうとせず
ジョン・ドゥ
扱い。どうして殺害したのか?と問うと、仕方がなかったとし、
スティーブは両親思いで良い子だったと告げる。彼とは色々と
語り合ったという。人の死について、そして別れについて。
彼は今日中に死ぬと言ったときには決して信じなかったとの事。

彼は当時雨の中、ガス欠で立ち往生していた時に、ジョンは
彼を291号線沿いのガソリンスタンドまで乗せる事になったと
いう。ビールの中に薬を入れておいたという。

ジョンはリリーの事も詳しく知っており、連続殺人事件の犯人
を殺害したのだろう?と告げる。
それを聞いたリリーは冷やかしで来たのかと思い追い出そうと
するが、ジョンは遺書に書かれた文章を詳しく知っていた。
更にシャベルの分析の結果、最近のものだと思われる土が付着
していた事から、新たな被害者の存在を臭わせた。
その事を問いつめると、彼はまだ間に合うかもしれない事を
語る。スティーブが亡くなった時にも窒息するまで6時間は
かかったのだという。

しかし疑問なのは26年前に殺害した後、何故ここに来て再び
殺人を犯したのかという事だった。憤りを感じる捜査員達に
ジョンは突然怒りは第二段階だという。ジョンは死ぬという
事がどういう事なのか知りたかったのだという。死ぬまでには
5段階が存在し、
1) 否認 2) 怒り 3) 取引 4) 抑鬱 5) 受け入れ
の段階が有るとのことだった。

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■犯人役のZeljko Ivanek。

スロベニア出身の俳優さんで、ドラマ「ダメージでは、レイ
フィスク役、ヒーローズではエミール・ダンコ役、
24のシーズン1ではアンドレ役で登場。彼を有名にしたのは
「ホミサイド/殺人捜査課」でのエド・ダンバース検事と
「OZ/オズ」でのジェームス ・デブリン知事役かな。
まだこの頃髪の毛が有ったのに、最近は完全にスキンヘッドで
心が読みづらい冷徹さを持つ役が多いな。

■17歳を狙う犯人の意図は?

スコッティは当初、青年を狙う人物なのかと考え顔を近づけて
いた。犯人のジョンによると、命が永遠にあると思っている
所が勘に触れたらしい。そして死ぬまでの間に何を感じたのか
何を思ったのかをひたすら聞きたがっている感じだ。

■第二の事件

意外と犯人は聞き分けが良い奴だった。
リリーたちは自分たちが要求を答える変わりに、一個ずつ
犯人にも要求していく。その際、別れをいう家族がいること
の幸せさやら、コインロッカーが家だという人物も居ると
語ったことから、駅で生活している浮浪者だろうと推察。
案の定、コインロッカーに遺書が貼られていた。

■バレンティーノの証言が事件解決に進展

彼がジョンの車のナンバープレートを見ていたことから、
身元が割り出された。犯人の名はジョン・ハーディング(54歳)
高校教師で離婚歴有り。妻から話を聞くと、彼は脳と脊髄に
異常を持った難病患者だと発覚する。

■死への恐怖

ジョンは若者たちの死亡する過程を経過観察することで、
これから来るべき自分の姿とダブらせていた様子。

■第二の被害者・ジャスティンは救出

ジャスティンが死に場所として選んだのは、音楽と馬、遊園地
のチケットが有る所。そこからメリーゴーランドを想像して
いく。しかし殺されそうになっていたところに遊園地は無かっ
たけど、潰れてしまったのかな。

■ジョンの17歳の頃の思い出

スティーブやジャスティンの様な青春の時と同じ時代が
当然ながらもジョンには存在した。川に飛び込む姿。
永遠にしなないと思っていた頃が一番幸せだったというリリー
の言葉や、連続殺人事件の犯人と生死を賭けた戦いをくぐり抜
けたリリーだからこそ、ジョンと上手く渡り合えた感じだね。

リリー・ラッシュ (キャスリン・モリス) 殺人課の刑事
スコッティ・ヴァレンズ (ダニー・ピノ) 殺人課
ジョン・スティルマン (ジョン・フィン) リリーの上司
ニック・ヴェラ (ジェレミー・ラッチフォード) リリーの同僚刑事
ウィル・ジェフリーズ (トム・バリー) リリーの同僚刑事
ジョジー・サットン (Sarah Brown) 28歳、新しく殺人課へ

フラニー・チン (Susan Chuang) 検視医
ギル・シャーマン (Kevin McCorkle) 刑事
キャット・ミラー (Tracie Thoms) 麻薬課刑事 s3#8から


2006年
ジョン・ドゥ (Zeljko Ivanek) ジョン・ハーディング・犯人
Mrs.ジャブロンスキー (Anne Gee Byrd) 妻
Mr.ジャブロンスキー (Tom Wagner) 夫 "エド"
ジャスティン・ブラッドリー (Cole Williams) 17歳、駅で・・
Mrs.ハーディング (Rosemary Alexander) ジョンの妻
ヴァレンティーノ (Shiloh Fernandez) ジャスティンの親友
--- (William Schloesser) 浮浪者

1980年
スティーブ・ジャブロンスキー (Taylor Handley)
Mr.ジャブロンスキー (Tim Haldeman)
Mrs.ジャブロンスキー (Jolene Hjerleid)
ジョン・ドゥ (Scott Vickaryous)
ジョン・ドゥ (Hallock Beals) 1968年当時


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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