クリミナル・マインド FBI行動分析課 Criminal Minds (2005年米CBS〜) 製作総指揮: マーク・ゴードン

第5話 双子令嬢の誘拐 Broken Mirror

脚本／Judy McCreary 監督／Guy Norman Bee
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パーティーの帰り、ジョーダンとトリッシュは路の真ん中に車
を止めているのを発見。思わずぶつかりそうになりハンドルを
切る。何があったのか一旦は車から降りて駐めてある車の中を
覗くが、中の様子は分からず、不気味だとしてトリッシュは戻
ろうという。しかし車に乗った瞬間ジョーダンは後から銃を
突きつけられて発砲される。

すぐにギデオン達の元にも連絡が入る。コネチカット州で起こ
った誘拐事件。犯人からは脅迫状も届いており、8時に電話を
するという。早速誘拐された娘・トリッシュの実家に赴き、
父・エバンと話をする。
エバンは連邦検事をしており、妻とは死別。これまでにも裁判
を巡って何度も起訴した容疑者から脅迫を受けたことがあった。
今回の犯人からの脅迫状の文面を見ると"お前は"という言葉か
ら始まっており、相当恨んでいる事が伺えるが、しかし不思議な
事に警察に関する記述が抜けているという。大抵警察に連絡を
するななどの記載がしてあるが、まるで警察が来るのを待って
いるかのようである。
誘拐されたトリッシュは一卵性の双子で、父はもう一人の娘・
シェリルも呼び出していた。
リードは統計上、誘拐事件は金を渡せば人質は解放される確率
が高いことを告げる。

誘拐された現場にいくと、シェリルが道上で寝ころんでいた。
こうする事でトリッシュの事を感じ取れることもあるのだとい
う。彼女は双子の中でもミラーツインと呼ばれる利き手や臓器
が左右対称の双子なのだという。エバンによると娘達には護身
術を習わせていたとの事。エバンは担当する裁判の妨害工作では
無いかと疑う。そんなに誘拐事件で金を取れるほどの給料を
貰っているわけではないと呟く。
モーガンは誘拐犯の気持ちに立ち相手の人物像を探ろうとする。
トリッシュの彼が頭を打ち抜かれて殺されたのは、憎しみから
来る行動で、邪魔な物が居なくなれば彼女が手に入ると思って
の事ではないかと推察する。

8時になると少し遅れて犯人から電話が鳴る。犯人が待っている
我々をジラして焦りを誘う為の行動だという。
犯人はそちらからの質問には一切応じないと告げ、指示を与える
が、しかしお前と話すつもりはないと告げる。そしてシェリルと
話したいと要求してくる。ギデオンらは犯人とシェリルを話を
させるべきかで葛藤し、結局出すことになる。しかしエルは
話をする際の注意点を事細かにシェリルに伝えるのだった。
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★誘拐される役を演じた

FOXのドラマ「POINT PLEASANTの悪夢」のクリスティーナ役を
演じた彼女。録画したままでまだ見ていないのだけど、
「One Tree Hill」でシェリー役を演じている。
「WITHOUT A TRACE/FBI 失踪者を追え!」ではシーズン7の1話と
6話に出ているよね。

★二人で一つ

あんまり双子だからという特別な演出は無かった気がする。
双子の持つ不可思議な力のことを、FBIのプロたちはどんな視線
を持っているのかという意味では興味深いエピソードなのかも
知れない。

★犯人はこちらの事情に精通しすぎている

FBIのチームの事をよく知っていたな。
ギデオンは行動分析は良くできるが、リードの自閉症傾向に
ついては良く解っていないとか。ホッチナーは野心家でギデオン
を踏み台にするような男だとか、エルは出世が早すぎて、スキル
が無く誰にも相手にされないとか、モーガンは所詮筋肉の塊
とまで言われてしまった。
そういうエリート意識が高いのかな。

★犯人は身内だった。

流石にこれだけ情報に精通していれば身内しか居ないよね。
冒頭から怪しげな捜査官が彷徨いていたので、身内だと疑った
瞬間に彼だなと思った。

★犯人を焦らせるギデオン

電話での犯人との駆け引きは最高だったな。
何度も電話を途中で切って相手を怒らせてしまう。
相手はFBIの人間だと言うことで、次にやるべき行動がシェリル
を避難させることだと知ってそこを狙おうとしているであろう
事はすぐに分かった。
モーガンはやっぱり筋肉の人だったという汚名を晴らすことが
出来ない点が残念。スタンガンでやられてしまったね。
逆にエルは今回株を上げた。

★今回は双子姉妹に執着していたのか?

双子を求めていたのならば最初から殺すつもりなど無いことは
明らか。金が目的でなく第二の誘拐未遂を行った時点で、犯人
がトリッシュを殺さなかったのは納得できるところ。
ただFBIの偉そうな奴のたちよりも自分が出来ることを証明した
くて、警察の介入を容認していた所もあるので、結局何がしたい
犯人なのか分からない面がある。

★エルは犯人を脅迫する

人質の居場所は、急所を蹴飛ばして吐かせたのだろうか?
エル独特の尋問法が有るのだと言うが・・・


ジェーソン・ギデオン: マンディ・パティンキン
アーロン・ホッチナー: トーマス・ギブソン
エル・グリーナウェイ: ローラ・グラウディーニ
デレク・モーガン: シェマー・ムーア
スペンサー・リード: マシュー・グレイ・ギュプラー
ジェニファー・ジャロウ: A・J・クック
ペネロープ・ガルシア: カーステン・ヴァングスネス 

トリッシュ/シェリル (Elisabeth Harnois) 一卵性双生児
ビンセント・シャイアー (Matt Letscher) FBIワシントン支局捜査官
ハーレイ・ホッチナー (Meredith Monroe) アーロンの妻
ジョーダン (Matt Newton) トリッシュの彼。殺される
エヴァン・ダベンポート (Robin Thomas) 父、連邦検事
--- (Jeremy Brandt) 秘書
--- (Yeni Alvarez) 第2秘書
--- (David J. Lee) FBI
--- (Sonya Leslie-Shepherd) 行動の分析ユニット女性職員

評価：★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)