クリミナル・マインド FBI行動分析課
Criminal Minds (2005年米CBS〜)

製作総指揮: マーク・ゴードン 


第11話 テネシーの吸血鬼 Blood Hungry

脚本/Edward Napier 監督/Charles Haid
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天使の歌声を持つウォリーはこの日、歌の先生・アニー・スチュ
ワートの家でレッスンを受ける。兄のチャーリーも一緒に先生
の家を訪れていた。ウォリーはハットンの誕生日で歌って欲しい
と頼まれていたのである。
レッスンが終わり、チャーリーはウォリーを連れて帰ると、
一人残されたアニーはピアノを弾く。すると一人の男性がやって
来てアニーを殺害する。

人口5千人のテネシー州ハリントンビルで64年ぶりに殺人事件が
起こる。しかも短期間の間に2人の人物が殺害された。
一人目の被害者はポール・トンプソンで、家からショットガン
を盗まれたという。二人目の被害者はアニー・スチョワートで
恐らく盗まれたショットガンを使って頭を殴り飛ばしたのだろう
との事だった。現場から小物が盗まれていたが、何よりアニー
自身の体から、胃と肝臓が抜き取られていたのである。

そんな中、スカイダイビングをして足を挫いて松葉杖をつく
ギデオンが遅れてやってくる。犯人は精神異常である事はほぼ
間違いなく、精神異常者ならば隠れないので見つけやすい反面
見つかるまで殺害を繰り返す可能性があるという。
リードが現場写真を見比べていて、丸い跡を見つける。犯人から
の何らかのメッセージなのか。今回現場に行くことの出来ない
ギデオンがその解明に当たることになる。

他の職員たちは現場へと向かう。
被害者のアニーの自宅からは、主に二階から物が盗まれている
という。猟奇的な犯行という事実と、被害者との接触を避ける
様な行動が見られており、現場には二人の人物が踏み込んだの
ではないかという。特に物取りはアニーと面識が有った事が
疑われる。

エルはウォリーに話を聞く。アニーの自宅の庭に犯人が居た
跡が見つかった為にウォリーに不審者が居なかったか尋ねると
高くて細い人を見たという。唇から血が出ていたことを聞く。
現場から薬が盗まれている事から、覚せい剤中毒の疑いを指摘。
地元の保安官・ホールに容疑者をリストアップしてもらうと、
ジャド・フランクリンとドミノ・タッカーという男性が該当者
として浮上する。その内ドミノが怪しいと言うことになり事情
を聞きに行くと、家の前に居ただけだというドミノ。しかし彼
の履いている靴からアニーの血痕が見つかっていた。
ドミノに話しを聞くと、黒いフードを被った奴が外に出てきた
事を告げ、アニーが滅多斬りにされていたと告げる。
ギデオンは丸い輪っかの件は、何らかの容器であり、犯人は
カニバリズムと呼ばれる食人症で、内臓を容器に詰めて持って
行ったのだろうと語る。

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ギデオンは今回現場に参加せず

ギデオンは死ぬまでにやるべき25個をリストアップして計画
している様子。この1つはスカイダイビングだったらしい。
最後にスティーブンという人物に電話して食事に誘っていたが
息子という事なのだろうか?

三名の人間が殺される

一人目はポール、二人目はアニー、そして三人目はリネット
だった。二人目のアニーは胃と肝臓を抜き取られ、リネット
からは心臓が抜かれていた。果たして犯人は食人症と呼ばれる
ものなのか。

容疑者たち

最初の容疑者はドミノ・タッカー。
ジャンキーの男で、ウォリーが目撃した人物。アニーの家に
盗みに入っただけで殺害は否定する。
オーリー・メイナーという精神病で入院している男性も最近
兄と一緒に居るのを見掛けられている。しかしこの人物は
単なる躁鬱症で、風評の方が問題だった感じ。
そしてエディ・メイスンが最後の容疑者として浮かび上がる。
三人目に殺害したリネットの車、72年型のシルバーのビュー
イックを教会まで乗ってきた事で検挙される。

精神病者が正気になった瞬間

この人物もある意味では被害者だけど、殺した後に正気になる
瞬間があり、後悔の感情が生まれている。内臓が被害者宅に
戻される事が起こり、その感情が生まれていることを知って、
教会を張り込んでいく。

犯人の母親が問題なのか?

エディの母のメアリーは過保護だったという。抑圧に対する
反逆の為にエディは大学時代にジャンキーと化してしまった。
元々精神的に病んでいたのか、それとも母親の抑圧が原因なの
か分からないが、精神が病んでいると知った後の母親は今度は
完全に放置していた事で、事件が起こってしまったようだ。

誘拐されたウォリー

結果的にメアリーのカーナビの走行記録を解析したことで
場所を特定できた。メアリーはどの時点でエディが犯人だと
分かったのだろうか。

ギデオン、ガルシアのオフィスで動き回る

ギデオンは寂しがりやなのだろうか。
ガルシアが自分のオフィスでやれと遠巻きに告げるも、全く
聞く耳を持たないギデオン。メイドではないと怒っていた
けど、ギデオンの命令でてきぱきと動く様が笑えた。


ジェーソン・ギデオン: マンディ・パティンキン
アーロン・ホッチナー: トーマス・ギブソン
エル・グリーナウェイ: ローラ・グラウディーニ
デレク・モーガン: シェマー・ムーア
スペンサー・リード: マシュー・グレイ・ギュプラー
ジェニファー・ジャロウ: A・J・クック
ペネロープ・ガルシア: カーステン・ヴァングスネス 

メアリー・メイズ (Lindsay Crouse) 過保護な母
ホール (Mark Rolston) 保安官
エディ・メイズ (Kris Lemche) 21歳、大学生
リネット・ジャイルズ (Penelope Windust) 被害者
アニー・スチュワート (Rhonda Aldrich) 39歳、被害者
ウォリー・ブリスベーン (Drew Carr) 次男、誘拐される
ドミノ・タッカー (Doug Jones) ドラッグ容疑者
Mrs.ブリスベーン (Gwen Mihok) ウォリーの母
リンゼイ (Susan Rohrer) 精神科医
デビッド・スチュワート (Stewart Skelton) 父
オーリー・メイナー (Tait Smith) 25歳、次男、精神病
ロング (Maura Soden) 保安官
チャーリー・スチュワート (Gabriel Sunday) 長男
ジェス・メイナー (Brian Turk) 長男


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