クリミナル・マインド FBI行動分析課
Criminal Minds (2005年米CBS〜)

製作総指揮: マーク・ゴードン


第14話 死刑へのカウントダウン Riding the Lightning

脚本/Simon Mirren 監督/Chris Long
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ギデオンら分析課は、13人を殺害した夫婦、サラ・ジーンと
ジェイコブ・ドーズの死刑執行を前に聴取を行うことになった。
15年間刑務所に収監させられていたが、死刑執行まで36時間と
決まったのである。今まで誰一人として面接を許可しておらず
法廷の場でも一切口を閉ざしている夫婦。サラの事を世間では
"氷の女王"と噂していた。サラは息子のライリーを殺害した
罪で、そしてジェイコブ・ドーズは自宅の作業場の地下から
12名の遺体を隠していたのである。

フロリダ州立刑務所の所長・チャールズは、サラに死刑執行ま
で36時間になったことを告げる。これからは独房に入り、監視人
が付くという。最後の食事は20ドルまでのものだと説明すると
サラは明日は満月の日なので、見せてくれないか?と頼む。

ギデオンらが刑務所へとやってくると、周りではマスコミのカ
メラや12人の被害者の格好をした同世代の人々が、刑の執行を
煽るような行動を起こしていた。
ギデオンは最後に見つかった遺体・ヒラリー・ディクソンが
最後の遺体だとは思えないとして、最後にサラやジェイコブ
から話を聞き出そうとしていた。

月曜AM8:00 (死刑まで35時間)。
事件は1986年に匿名の電話の通報により発覚した。
作業場の地下から12名の遺体が見つかったこと。サラは二歳の
息子・ライリーを殺害したことを認めているという。
ジェイコブは性的精神病質だと診断を受けていた。
ギデオンは、ホッチナーにジェイコブと面会するよう指示し、
エルとモーガンには、ヘネシー通りにある自宅の捜索を求め、
ギデオンはサラから話を聞くことになる。
事件はサラが被害者をショッピングモールでドラッグが吸える
と誘い、自宅の作業場に招いて、ジェイコブが殺害を主導して
いた。
モーガンは現場を見ながら、工具の傷と遺体の傷が一致している
事を告げる。ジェイコブは幼少期に虐待を受けていた事から、
サラにも同様の過去があるのではないか?と疑う。サラの母親
メイソンに話しを聞きに行こうと言う。

ギデオンはサラの独房へと足を運ぶ。サラの房には自分で描いた
絵が飾られていた。ギデオンは彼女に、何故母親たちに子が
死んだ事を知らせたいのか?と問う。

一方モーガンたちはメイソンに会いに行く。事件の背景が知り
たい事を告げ、話しを聞く。ジェイコブはこの家を増築した
時の建築家だったという。彼に出逢うまでサラはとても良い子
だったという母。父親は元軍人で厳しい人だったが、娘に手を
あげることは無かったという。手を挙げるとしたら全て私に
対してのものだったと告げる。

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冒頭でクラシックを聞きながら涙しているギデオン

一体何の意味があるのかと思えば、ラストの展開に繋がって
いたのね。
今回は辛い決断のものだったけど、捜査に私情とか挟んで良い
ものだろうか?

夫婦で13人を殺害する殺人鬼

しかし明らかに妻のサラは犯行を犯すような人間ではなかった。
全ては夫のジェイコブから子供を守るためのものみたいだが、
サラはどの時点で夫の異変に気がついたのだろうか?

ジェイコブは建築家

1986年の頃から収監されているみたいだけど、彼の手がけた
建造物から遺体が見つかっているのだから、何故過去の彼が
担当した物件を調べていかないのだろうか。

サラは母親・メイソンに手紙を書く

サラは息子のために犠牲になったけれど、母親のことはどうでも
良いのか?という感じがする。
匿名の電話を掛けたというのはサラで間違いなさそうだけど、
もう少し早くに電話していれば、ここまで被害が広がらなかった
のだろうね。

全てのポイントはサラが描いた絵だった

絵を守ることで息子を守っているというギデオン。
絵の裏からは成人したライリーの写真が貼られていた。
チェロで奨学金を得たとする新聞記事だったけれど、相当金持ち
の家に預けられた感じだね。
でも戸籍とかどうなるんだろうね。

ポーカーで勝負するホッチナーvsジェイコブ

ストレートとフルハウスでホッチナーの勝利。
ホッチナーが勝てば、他の遺体のことを話すという。
ジェイコブが勝てばJJの髪の毛の臭いを嗅がせろとのことだった。
勝って良かったね。

15年前から決断していたサラ

ハンプトンに住む金持ちで子供を欲しがっていた家庭を調べて
いくと、シェフィールド家にぶち当たる。地元新聞にバイロン・
シェフィールドの記事が掲載されていることを知り、その写真
を彼女が持っていたことが分かる。
息子が自由な人生を送っているだけで幸せだという彼女。
ギデオンの心にはどう映ったのか。


ジェーソン・ギデオン: マンディ・パティンキン
アーロン・ホッチナー: トーマス・ギブソン
エル・グリーナウェイ: ローラ・グラウディーニ
デレク・モーガン: シェマー・ムーア
スペンサー・リード: マシュー・グレイ・ギュプラー
ジェニファー・ジャロウ: A・J・クック
ペネロープ・ガルシア: カーステン・ヴァングスネス 

サラ・ジーン・ドーズ (Jeannetta Arnette) 死刑囚
ジェイコブ・ドーズ (Michael Massee) 死刑囚
ウォーデン・チャールズ・ディール (Roger Aaron Brown) 所長
サム・シャピロ (Michael B. Silver) 弁護士
デヴ・メイソン (Constance Towers) サラの母
フランク・シェフィールド (David A. Kimball) 養子先
ララ・セジウィック (Cher Calvin)
ライリー (Ren Casey) 息子
ベッキー (Cynthia Lamontagne) レポーター
--- (Rachel Nicole Hamilton) 涙する女性


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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