クリミナル・マインド FBI行動分析課
Criminal Minds (2005年米CBS〜) シーズン2

製作総指揮: マーク・ゴードン


第8話 エンプティ・プラネット Empty Planet

脚本/Edward Napier
監督/Elodie Keene
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ナショナルニュースネットワーク社にテロの予告の電話が鳴る。
今日の午前中にバスが爆発が起こるという。
全てが始まった場所を走るバス。事態が収拾がつくまで人々は
死に続けるというもの。

JJは国家安全保障省から爆弾の通達が有ったとして、BAUに場所の
特定を求めてくる。テレビ局に送られてきた犯行予告のテープ
は聞き、どの地域が危険なのかその査定を行って欲しいという
もの。色んなテレビ局に犯行声明文を流していることから、
注目を浴びたがっているだろう事は明らかで、取りあえず査定
をするまでは報道は規制されるという。
ホッチはテープの声を聞いて、固い決意が感じられるとし、必ず
何かを起こすはずだという。しかしそれ以上の手がかりはなく、
残念ながら犯人の次のアクションを待つしかないという。

そんな中、ワシントン州・シアトルで、町中を走る最新のシャ
トルバスで爆発事件が起こる。
BAUはすぐにシアトルに飛び、シアトル市警のニック・ケイシー
と合流する。
バスは傘に仕込まれていたパイプ爆弾が爆発したもので、
乗客25名中、2人が死亡。7人が怪我を負ったという。
爆弾処理班のカサンドラ・アトキンスによると、乗客の一人
シルヴィアが客席に忘れていった傘を見つけ、それを青年が
運転手に元に運んでいくときに爆発したのだという。
現場近くで起爆させたと思われるリモコンが見つかっていると
の事。
ギデオンはバスの内部を一別し、JJに対して記者会見を開くが
犯人に連絡をつけさせるための会見を開くという。
JJは会見の場で、一連のバス炎上は犯人からの声明文が届いて
居ないために、テロか事故かは分かっていないとし、意図的に
犯人から連絡させるようし向ける。

起爆装置のリモコンを調べるとおもちゃの部品が流用されて
いる単純な工作で有ることが判明。カサンドラは爆弾を復元
し、爆弾に装填された火薬は少量であり、乾燥豆が仕込まれて
いて、意図的に威力を弱めようとしている事が分かる。
しかも爆弾にはロボットに矢が刺さっているマークが刻まれて
いた。

爆発したバスは、スマートバスと呼ばれるハイテクバス。
反テクノロジーを唱える組織による仕業ではないかという。
ガルシアに最近シアトルで起きたテロ活動を調べさせると、
一ヶ月前にワシントン州・タコマで化学研究所のコンピュータ
を破壊する人物が居たという。またセントデニス大学の学生新聞
の記事の中に、ネットカフェでフロッピーに爆弾が仕組まれて
いた事件が有った事が分かる。FFT旅団による犯行だという。
そこにはやはりロボットに矢が刺さるような刻印が記されて
おり、今回の犯人と同一性を感じさせた。

ギデオンたちは地元警察に犯人像を語る。
シアトルに在住し土地勘があるもの。殺しが目的ではなく、
恐怖を与える目的が有るのではないかという。男一人暮らしで
仕事はフリーランス、緻密で頭が良く、変人で取っつきにくい
人物だという。
そんな中、記者会見の場で公開した電話のホットラインに犯人
から電話がなる。

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爆弾犯の特徴

犯罪者、思想集団、精神異常者、動機を持つ個人
これらに分類されるという。今回アレグロと名乗る犯人は
動機を持つ個人という所だね。
しかし彼は自らを大きく見せるために、FFT旅団は何百人も
居る組織だと語る。

現場はワシントン州・シアトル

ハイテクを世に生み出す土地柄故に、労働を人間から奪う
ロボットに反抗しているのではないかと考えられる。
矢の突き刺さったロボットはそれを意味しているようだ。

デビッド・ハンズベリー著・SF小説、エンプティプラネット

犯人はこの本を引用していると思われる文章を使ってくる。
リードは6歳の時にこの本を読んでいるとか。
モーガンはまだ三輪車に乗っていたと皮肉るけど、今回は
天才に対する嫌み節が満載していたかな。

まぁ登場した天才クック博士も、護衛をつけるとしたギデオン
たちに、政府の低脳軍団など要らないと一蹴していたけどね。

モーガンとガルシアのやりとり

相思相愛って感じの会話のやりとりが行われる。
しかし今回の犯人は有る意味ガルシアにとっては天敵って
感じの思想を持つ人。もう少し感情的になるかと思ったけど
冷静だった。前にガルシアのコンピュータが乗っ取られたとき
には相当怒っていたからね。

次なる犯行

バスが爆発した後には、今度はガソリンスタンドに置かれて
いた車が爆発させられた。しかし閉店後の出来事で被害者は
一人もおらず、犯行の動機・声明が書かれていた者だった。

次々と狙われる科学者達

小説を書いたデビッド・ハンズベリーとは、男性ではなく女性
だった。ウルスラ・ケントという大学教授。
彼女の大学の講演のゲストに、クックやブレイジャーが呼ばれ
ており、そんな二人が命の危機にさらされていく。

物語の顛末を知ると・・・

別に反テクノロジーとか関係ない気がするのは気のせいか?
クック博士やブレイジャーを狙う必要もない気がするし。

犯人の方から連絡をさせる辺りの駆け引きは上手かったな。

しかしあのSWATチームは犯人を狙撃しようとしていたけど、
爆弾を持つ人物を狙うときには、頭部を狙ったりしない限り、
撃たれた瞬間に爆弾の起爆スイッチを押される可能性があるので、
こんな方法で処理するのも変な感じがするな。

リードはJJが好き?

なんとなくそんな雰囲気だよね。
JJはリードとカードゲームをして勝利することにご満悦という
感じ。


ジェーソン・ギデオン: マンディ・パティンキン
アーロン・ホッチナー: トーマス・ギブソン
エル・グリーナウェイ: ローラ・グラウディーニ
デレク・モーガン: シェマー・ムーア
スペンサー・リード: マシュー・グレイ・ギュプラー
ジェニファー・ジャロウ: A・J・クック
ペネロープ・ガルシア: カーステン・ヴァングスネス 


ウルスラ・ケント (JoBeth Williams) セントデニス大学教授
ケネス・ロバーツ (Jamie Elman) 犯人
エモリー・クック (Gary Werntz) 博士
ベッツィ・ブレイザー (Cheryl Francis Harrington) 博士
ニック・ケイシー (Tom Choi) シアトル市警
カサンドラ・アトキンス (Jennifer Jalene) 爆弾処理班
ドリュー (Daniel Leary)
シルヴィア・コーエン (Bunny Levine) バスの乗客
マーサ (Gabrielle Sanalitro)


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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