クリミナル・マインド FBI行動分析課
Criminal Minds (2005年米CBS〜) シーズン4

製作総指揮: マーク・ゴードン

http://www.dlife.jp/lineup/drama/criminalminds_s4/




 

Nov. 4, 2008
第6話 幼児誘拐 The Instincts

脚本/Chris Mundy 監督/Rob Spera
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BAUのスタッフは銃を持って家屋へと入っていく。
リードは地下室を見つけると、その中で6歳の子の遺体と、
赤ちゃんが居るのを見つける。近くに居たJJに外に赤ちゃん
を出そうと告げる。
しかしそれらは
全てリードが見た夢だった。
夢の内容を聞いたモーガンは、
夢に出てくる赤ちゃんは自分を
現していると言われている
ぞとし、外に出ようとしているの
は捜査から外れたい事を示唆しているのではないか?と問われ
リードの生まれ育ったラスベガスにいきたくないのではないか
と告げられる。

早速JJから今回の事件の概要が語られる。
事件が起きたのは
ネバダ州・ラスベガスの郊外で、イーサン・
ヘイズ(5歳)
が二週間前に自宅で誘拐され、一週間後に町外れで
遺体で発見されたのだという。母親がバッグを取りに家に戻った
僅か数分の間に居なくなっていたとのこと。遺体が発見された
時には
新しい服に着せられていて、爪も綺麗に切られて、
髪の毛も櫛でとかれていた
という。その行動は後悔を表して
いるのだろうと。性的暴行の形跡は有ったのか?とするが、
無かったようだとし、窒息死させられたのだという。
犯人の情けの表れかも知れない事を告げる。
またもう一件誘拐されており、誘拐されたのはマイケル・ブリ
ッジズ
で、犯人から家族の元に
"子供が浚われたのは親のせい
だ"という電話
が有ったのだという。前回の被害者が誘拐されて
殺害されたのが1週間である事を考えると、殺されるまで6日程度
は猶予があるという。

ネバダ州・ラスベガス郊外に到着するBAUは、現場捜査官の
アシュビー刑事から話を聞く。既に
アンバーアラートは発令
している事を告げ、固定電話から電話が鳴ればすぐに名前が
特定出来る手筈になっているという。ホッチナーは携帯から
電話が鳴れば、BAUの分析官の方で特定する事を告げる。
警察車両はブリッジス家の周りにいたが、ホッチナーたちは
警察車両は引き下げて欲しいと頼む。

BAUたちはマイケルの両親である、母・エイミー父・クレイグ
と逢って話を聞く事にする。
マイケルが誘拐されたのは、一ブロック先の友達の家に一人
で行った際に誘拐されたものだった。自立心を養うために
たまに友達の家に一人でいくことが有ったという。その教育法
を巡り、両親は言い争いし、後悔していた。

一方監察官によると一人目の被害者であるイーサンは、枕を
使った窒息死だろうとのこと。胃の内容物から胃も腸も空だ
った事を告げ食事を与えられていなかっただろうとのことだが
餓死の特徴であるケトン体の増加は無く、硝子体液を調べた
が、正直どういう訳か分からないとの事だった。

ロッシとプレンティスは遺体発見現場へといく。
遺体からは
汗一つ検出されず繊維痕も無かったとのことだった。
ラスベガスの気候ならば汗くらいは出ても良いはずだという。
また
人目に付きやすい場所に置かれている事を告げ、遺体を
見にまた戻って来るつもりだったのではないかと推測する。
最初の被害者の葬儀は明日なので、一般人にも参加を許可して
エイミーたちにも参列するよう頼もうと告げる。

JJたちはエイミーたちの元に居た。
JJが妊婦である事を知ったエイミーは赤ちゃんは男の子か女の
子か尋ねると、
男の子だという。そんな中、容疑者からだと
思われる電話が鳴る。ホッチナーたちは、電話の対応には感情
的ではない方が上手くいく事を告げ、
マイケルが人間だという
ことを犯人に意識させる
よう話して欲しいと告げる。

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ラスベガスで幼児誘拐事件が発生する。
一人目が殺害され、二人目を誘拐された際にBAUにも連絡が
入り現地入りする。既に現地では早期警戒態勢であるアンバー
アラートが発令されていて、なんとか子供を助けようと
躍起になる。

今回はリードの個人的事情が挿入されるエピソードで、冒頭
からリードが少年のライリーの遺体を見るシーンが繰り返し
挿入されていた。
話によるとリードは幼少期から違った形で少年が殺される夢を
見ている様で、それが現実に起きたことなのかどうかが
焦点が当たる。フロイトはしつこいけどユングは捨てたもの
ではないとしてモーガンとリードは語り合っていたけど、夢判断にも
心理的の影響が出ていたり、過去に起きた出来事が潜在意識
の中で上手く息づいている事を示した流れだった。

リードの家庭の事情のことに関してこれまで描かれて来なかっ
たけど、今回初めて両親の事が描かれた。
母・ダイアナは精神疾患を患い入院中で、妊娠が分かった時
には、胎児の為に薬を飲むことを辞めていたとのことで、
今回の容疑者の女性の一件と同じような状況にあることが
判明する。父親からの虐待を受けていたのだろうか?
遺体を目にしていた時にはリードは生まれていた訳だし、
ダイアナは元々精神的な疾患がある人だったのか。

幼少期からリードは恐竜遊びでは無く、W.S.マーウィンの詩や
ボブディランの歌詞を覚えさせられたと語っていた。
そんな母親ダイアナ役を演じていたのが、Gleeのスー先生
役のJane Lynchだったことが驚きだった。アイ・カーリー
の時にはサムの母親役として登場していたけど、とにかく
癖のある役所が多い感じだ。

さて今回の案件は、子供を誘拐する行為は大抵男性であるという
先入観が大きく響いてところがあった。
犯人が後悔しているであろうことを見抜いて、葬式での作戦
は見事だったのだけど、男性だとばかり思っていた様で
直前の作戦会議でのプロファイルでも、プレンティスやロッシ
ははっきりと20代後半から30代前半の白人男性で中産階級出身
だと告げていた。
女性が子を誘拐する場合には、乳幼児を狙うという事情も
有ったのだろうけど、やはり完璧に当てるというのは難しい
ものだなという感じ。

ただ違和感が有るのは墓に現れた盗撮者の存在。
小児性愛者は遺体の写真など撮影して楽しむものなのか?寧ろ
それとは違った趣味・嗜好の持ち主だと思うんだけどね。

JJは身重でもまだ現地に向かいますかって感じで、前回
代役を現地入りさせたのに、今回はJJが仕切っていた。
子供の誘拐の案件なので妊婦のJJの方が相手に共感させやす
いと思ったら大間違いで、被害者にすれば、何故自分の子が殺され
たのかとする嫉妬心でJJの身も危険かも知れないのになと思わせた。
因みに男の子だそうな。JJの子なら可愛いに違いない。

■過去の事件

ライリー殺害事件

1984年に殺害されたもので、リードの父が何らかの関係が
あるらしい。


■偉人の言葉

エイモス・ブロンソン・オルコット

本能に語りかけるものは、人間の最も深いところから、最も率直な
反応を引き出す

・ボブ・ディラン
本当に自然なものは夢だ。夢だけは腐ることがない

■メモ



■使用された曲

・Bob Dylanの"Shelter From the Storm"

デビッド・ロッシ (Joe Mantegna) BAU創設に携わったベテラン
アーロン・ホッチナー (Thomas Gibson) リーダー
デレク・モーガン (Shemar Moore) 爆弾処理が得意
スペンサー・リード (Matthew Gray Gubler) ドクター
ジェニファー・ジャロウ (A.J. Cook) 広報官
ペネロープ・ガルシア (Kirsten Vangsness) 解析
エミリー・プレンティス (Paget Brewster) FBI歴10年

ジョーダン・トッド (Meta Golding) 捜査官、JJの代役、元テロ対策課

ダイアナ・リード (Jane Lynch) リードの母
エイミー・ブリッジス (Kari Matchett) マイケルの母
クレイグ・ブリッジス (Reed Diamond) マイケルの父
クレア・ベイツ (Melinda Page Hamilton)
アシュビー (Shashawnee Hall) ラスベガスの刑事
ウィリアム・リード (Taylor Nichols) リードの父
ノーマン (Bruce French) 精神科医、施設
若い頃のスペンサー・リード (Andrew Astor)
マイケル・ブリッジズ (Sawyer Church) 子供
--- (Cynthia Harmon) Waitress
ウォーター・デービス (Brad Heller) 小児性愛者、動画撮影
--- (Marty Lodge) Minister
--- (Alan Mueting) FBI Agent
--- (Greg Watanabe) Medical Examiner
ライリー・ジェンキンス (Justin Wren) リードが夢に見る殺された子
--- (Jon Barton) Swat Leader
--- (Troy Holden) Young Hobo

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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