クリミナル・マインド FBI行動分析課
Criminal Minds (2005年米CBS〜) シーズン4

製作総指揮: マーク・ゴードン

http://www.dlife.jp/lineup/drama/criminalminds_s4/




 Nov. 19, 2008
第8話 死の数列 Masterpiece

脚本/Edward Allen Bernero 監督/Paul Michael Glaser
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託児所を経営しているケイリーを始めとした4人の子供が地下
に監禁されていた。

一方BAUのリードとロッシは
ストレイヤー大学に行き、FBIへの新人
勧誘の為に講演活動
をしにいく。BAUに入るには、まずはFBIに入る事。
BAUのメンバーは全員大学院で専門分野を勉強・学位を取得した
ものたちだと語る。専攻に関係無く大学を卒業すればFBIに
応募は出来るのだという。ロッシは刑事司法学を学んだことを
告げると、リードはあらゆる学位を取得している(化学、工学、数学、
心理学、社会学そして哲学)事を得々と語る。生徒から一体何歳なのか
と問われるともうすぐ27歳だという。
突然リードは、面白い量子分離学ジョークを思いついたとし
「電球を取り替えるのに実存主義者が何人必要か?・・・それは2人だ」
告げ、説明しようとするが、ロッシに止められる。ハリソンという生徒から
は、人を撃った事は有るのか?と質問される。

その頃BAUではJJの変わりにジョーダンが事件最優先トリアー
ジを行う。ギャリティ刑事から殺されて三ヶ月の事件に於いて
被害者の親から毎日3度電話がかかってきている事を告げられ、
優先して捜査してくれと言われるが対応に困っていた。モーガン
はギャリティの前にやってくると自らを鑑定特別捜査官で
有る事を告げ、応対する。ジョーダンは私の役目なので勝手に
話をまとめないでとモーガンに語る。

講演・勧誘活動はとりあえず終わる。
ロッシはリードにこれは新人の勧誘活動なのだから、
FBIを
かっこ良い職場だと思わせるのが第一だ
と告げる。
そんな会話をしていると突然ロスチャイルドという男性が
話しかけて来て、先ほどのリードが話していた
実存主義者
話の自分なりの見解を語って聞かせる。ロスチャイルドは
見せたいものが有るとして加工された写真を見せる。これは
私が殺害した7人の被害者の写真で、遺体は既に薬品で消し去っ
たので証拠は無いのだという。しかし他の連中を助けるチャンス
はまだあるとして、
現在5人の身に死の危機が差し迫っている
事を告げる。9時を過ぎれば5人は亡くなる事を告げ、助ける
方法を君たちが見つけなければならないと語る。

BAUではホッチやプレンティスはJJの代理で来たジョーダンを
気にして声を掛ける。

ガルシアは恋人のケビンとタンクガールについて話合いを
している中、ホッチナーがやってくる。ケビンは取り繕おう
とするが、時間が有る時は別に何をしていても構わない事を
告げ、今、
ロッシから写真が送られて来るので分析して
欲しい
事を告げる。ストレイヤー大学教授だと名乗っている
人物が7人の女性を殺害した事を自供しているのだという。

ロッシはロスチャイルドの事を取り調べする。
ロスチャイルドはロッシでは不足な相手だとしてリードを
呼ぶよう要求する。何故自首しようとしたのかと問うと、
ダビンチの作品を発表しないなんて勿体ないのと同じだと
語る。

そんな中、ニュースでは
バージニア州・ロレット郡で、
託児所をしているケイリー・ロビンソン夫人と4人の子供
(リッキー、サマンサ・ジェシカ・ジーナ)が
行方不明になっているという報道を目にする。
ロッシはそれを聞いて
プロファイルとは逆のことをしよう
告げ、犯人から被害者の事を知るのだという。
現在全米には数千人の行方不明者がいるが、
9時半に誘拐し、
11時半にリクルートセミナー会場に来られる範囲で行われた
事件
である事を告げる。ガルシアは大体距離的には、
フレドリクスバーグに到着できる距離だという。

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リードとロッシがFBI新人リクルートセミナーをしている大学
で、突然自白してきた男性が居た。
彼はナルシスト型で自分の犯罪の証明はFBIでは出来ないとば
かりに、自ら幾つかのヒントを出しては、現在誘拐している
5人のものたちの命を救えるかどうかのゲームを仕掛けてくる。
ロッシでは相手が不足とばかりに彼はリードに挑戦を抱いて
くるが・・・

ロッシが散々ロスチャイルドにバカにされた感じだけど、
冷静に対処するロッシは流石に貫禄があるのかなって感じだ
った。心理戦に於いては完全にロッシが上回り、プロファイル
に知性は関係無いとばかりの態度だったけど、やはり数字を
見ただけで黄金比・フィボナッチ数列などの傾向を見破る
のは、さすがはリードって感じだった。
リードは天才的だけど、シーズン4に来て以前よりは随分
能力は控えめに設定している感じがしていたので、今回
リードファンには嬉しいエピソードだったのかも。
前回、前々回と自分の過去のエピソードと向き合い、そして
無事に乗り越えたところを見ると、リードの中でも一皮むけた
という所なのだろう。

よく図形、数値などを殺人と結びつけるネタは多いね。
行動力学をフローチャート、数値化していく、ペトリネット理論など
大学で受講した事が有るけど、この手の拘りを持つ
犯人はある種の強迫神経症なんだろうけどね。
黄金比などはよく聞くし、アメリカのドラマを見ていると
フィボナッチ数列というワード自体よく聞くものだ。

今回リードがジョークと称して量子力学ネタを出して来たけど、
プリズン・ブレイクで、主人公のマイケルはフィボナッチ数列
ジョークを飛ばしていた事が有る。

取調室で相手に主導権を握らせたと思わせて、実際には
クローザー的決定打を引き出す所など、ドラマとしては
面白く出来ていたかな。

犯人はリードに固執しているのかと思ったけど、ロッシに
固執していたというのが面白く出来ていたね。
大抵この手の犯人って、書籍に書かれているページ数まで
詳しく思えているんだよな。

しかし正直、ロスチャイルドが黄金比の女性と婚約していたと
いうのは俄に信じられない。

モーガンとジョーダンがちょっと距離が縮まったな。


■過去の事件

・ウィリアム・グレイス

今回の犯人ロスチャイルドの兄らしい。事件を起こしてロッシに逮捕され、
死刑判決を受けたようだ。

■偉人の言葉

マーク・トウェイン
人間は皆イカレていると考えてみよう。そうすれば互いを理解しやすくなり、数々の謎が解ける

マーティン・ルーサー・キングJr
人はあらゆる衝突に対して、復讐や攻撃を伴わないような解決策を導き出さねばならない。その土台となるのは、愛である

ホッチナー
黄金比というのは潜在意識の元に人間としての完璧さを探知できるツールだ

ロッシ
地獄で待っているクソ兄貴によろしくな

■検索用キーワード

・Y染色体が一つ多い。生まれながらにして殺人者だ。
・ゴールデンラット ライブカメラ メール
・ペンダント 黄金比
・1 1 2 3 5 フィボナッチ数列
・ファイの無理数
・被害者・・・リッチモンド(1人)、ディンウィディ(1人)、グロスターポイント(2人)
サルーダ(3人)、ロレット(5人)
・ホモサピエンス ホモサピエンス
・バージニア州・チェスター


デビッド・ロッシ (Joe Mantegna) BAU創設に携わったベテラン
アーロン・ホッチナー (Thomas Gibson) リーダー
デレク・モーガン (Shemar Moore) 爆弾処理が得意
スペンサー・リード (Matthew Gray Gubler) ドクター
ジェニファー・ジャロウ (A.J. Cook) 広報官
ペネロープ・ガルシア (Kirsten Vangsness) 解析
エミリー・プレンティス (Paget Brewster) FBI歴10年

ジョーダン・トッド (Meta Golding) 捜査官、JJの代役、元テロ対策課

ロスチャイルド (Jason Alexander) 誘拐犯、ウィリアムの弟
ケビン・リンチ (Nicholas Brendon)
ケイリー・ロビンソン (Ali Landry) 託児所の女性
ギャリティ (Paul Michael Glaser) 刑事
--- (Quonta Beasley) Student
リッキー (Davis Cleveland) 6歳の子
--- (Jamie Daniels) Student
サマンサ (Tiffany Espensen) 6歳の子
ジェシカ (Brighid Fleming) 6歳の子
ジーナ (Gina Garcia) 6歳の子
--- (Kathryn Ruel) College Girl
チェルシー・ロビンソン (Ellery Sprayberry) ケイリーの夫
ハリソン (Nic Wegener) 生徒
--- (Jon Barton) Swat Leader

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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