クリミナル・マインド FBI行動分析課 Criminal Minds (2005年米CBS〜) シーズン4 製作総指揮: マーク・ゴードン http://www.dlife.jp/lineup/drama/criminalminds_s4/

Mar. 18, 2009
第18話 リーパー Omnivore

脚本／Andrew Wilder 監督／Nelson McCormick
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マサチューセッツ州サウスボストン。
ホッチナーはかつての10年前に仕事で一緒だったトム・ショー
ネシー刑事の元を尋ねる。看護師によると明日まで持つかどう
か分からない事を告げられる。ホッチナーはトムに逢うと
何故呼んだのかと問う。するとリーパー事件の件で話したい事
があるのだとし、逮捕出来ないまま捜査を打ち切ってしまった
本当の理由だという。自分はリーパーと取引してしまったの
だという。相手からは「オレを追うのを辞めればお前を追うの
を辞めるとし、お互いの命がある限り」として契約したのだと
いう。この条件をのむのであればミシガンポスト紙の個人広告
にメッセージを掲載するよう言われたのだという。それで
お互いに約束を守り殺しは止まり、犯行が止んだのを確認
した後6週間後に打ち切ったのだという。しかしその契約も
オレが死ぬ事で満了になるのだとし、犯人が野放しになること
を告げる。殺された人の家族に謝って欲しいとし、当時は
ああするしかなかった事を語る。
ガルシアに確認すると1998年3月7日のミシガンポスト紙に確か
にそのようなメッセージがあるという。ガルシアは何の事件
なのかと問うとボストンの死神・リーパーだという。98年
にオレが主任プロファイラーになって初めての事件だったと
し、データベースにも乗っていない事を語る。
翌朝、ホッチナーはトムが亡くなったということを電話で聞く。

マサチューセッツ州・州道128号線。
ニーナ・ヘイル(19歳)とエヴァン・ハーヴィ(23歳)は、人気の
ない場所を車で走行中タイヤがパンクする。タイヤ交換しなけれ
ばならないがパンクしたのは二つのタイヤだとわかり、すぐに
トリプルAに電話して修理を依頼する。そんな中後ろから車に
乗ってきたリーパーから声をかけられタイヤ交換を手伝ってもら
うが、二人は殺害される。リーパーはエヴァンの顔にメガネを
かけて立ち去る。

JJはホッチナーに頼まれて異常殺人の資料を持ってくる。
ホッチナーはすぐにボストンにいく事を告げると、すぐに要請
が入るはずだという。殺人犯は支配したいとする欲望が強い
が殺しよりもその力を感じる力を得たのだという。捜査を辞めさ
せることで力を感じられたのだろうとし、そんな事実を知る
唯一の人が死んだのでまた犯行を繰り返すハズだという。
他人に認められたいとする欲求が強く、「リーパーの夜」の
作者は死んだとしているが、訂正させる為に動くだろうとのこと。
95年から98年にかけて21人を殺害しており、プロファイルを
する前に捜査を打ち切ってしまった事件だという。犯人像はBTKや
ゾディアックと似ているとし、知的で手際が良く、サディステ
ィックだという。なかなか逮捕するのも難しく、BTKキラーは
犯行25年後になってようやく捕まったのだという。今のところは
模倣犯だということに思わせて置いた方が捜査はしやすい
という。
ホッチナーはロッシとプレティスとモーガンに対してボストン
支局に行って欲しい事を告げ、JJとリードとオレは現場へ
行こうという。

現場ではリーパー事件にかつて1年半捜査にかかわったオマラ
巡査部長も居た。ホッチナーは彼に会うと、リーパー本人が
また動き出した事を語る。そしてトムが行ったことを話すと
下手をすれば署の存亡にかかることだという。
今回発生した事件の被害者のニーナは46回も差されている事を
告げ、エヴァンは殴られた後に44口径マグナムで撃たれている
事を告げる。
女性の被害者の方に時間をかけて殺す傾向にあり、更には
若いほどの時間をかけているという。被害者の持ち物を盗んで
次の被害者の現場に残していくことで痕跡にしているのだと
いう。免許証の写真を見る限りエヴァンはかけていない事を告
げ、遺体にメガネがかけられている事を見ると、恐らく9人目の
被害者のものだろうという。9人目の被害者だけは唯一生き延びた
のだとし、ジョージ・フォイエット(28歳)だという。同乗者だっ
たアマンダ(19歳)は助手席で殺害されていた。犯人は道に回った
旅行者を装い、何らかの罠を仕掛けてジョージらに近づいた
であろう事を告げる。
契約書の絵を見たリードはプロビデンスの目であり、1782年に
制定した合衆国の印章の裏にも刻まれている事を語る。
アニュイトコエプティスというラテン語で、「天命は我々の味方」
という意味だという。
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ホッチナーは亡くなる直前の元FBI捜査官の上司から呼び出さ
れる。既に他界したとされていたリーパーだが、実は当時
事件被害があまりに広範囲に渡り21名も死傷者を出したことで、
トム・ショーネシーはリーパー捜査を打ち切るということを
約束することで相手を満足させ、犯行を止めていたことが
分かる。余命幾ばくもないトムが亡くなると契約も無効となり
また連続殺人事件が発生するのだと告げる。

久しぶりに登場する大物中の大物、凶悪で極悪な連続殺人犯
リーパーが殺人を繰り返すというもの。
リーバーとは今後暫くのおつきあいになるということで、
以下ののエピソードにクレジットされている。

Season 4, Episode 25
Season 5, Episode 1
Season 5, Episode 9

60年代に市民を震撼させたボストンの絞殺魔と言い、何故
ボストンにこれ程までに猟奇的殺人鬼が集まるのかという
感じ。

今までの連続犯の場合、複数人がいるところを狙うという
傾向は無かった気がするけど、この犯人は派手にバスを
ジャックしたかと思えばその場にいたものたちを全員射殺
するし、これまで契約によって殺人を起こさない間にも、
色々と殺人計画を練ってはこの日を待っていたという辺り、
この人の人生は一体何なんだって感じの犯人の姿だった。

プロファイル泣かせのところも有る容疑者だけど、一度は
逮捕出来たし、やはりBAUは優れていると思わせて、逃走を
図る辺り、ただ者ではない。特にショックなのは、BAUで
一番の武闘派・モーガンがKO不意打ちとはいえ、ノックアウト
されてしまうというところだろうか。これが他の捜査官
だったら一体どんな事になってしまうのかという感じにも
思える。

最後に人質を取っていた際に捜査官に銃を向けていたので
射殺してしまえばこれで事件も終わりだったのだろうけど、
そう簡単にはいかないところがまたドラマだね。

老若男女・無差別だとされていたけど、若い女性に固執
していることは明らかで、若いほど執拗に刺している
ところを見ると今後、この被疑者の過去なんかにも迫って
いくのかな。

ホッチナーはこの事件のことを根気よく調べていた様で、
初のプロファイラー担当案件だったからなのかもしれない
が、ホッチナーの目に狂いはなかった。ただ過去に、
このドラマが始まった当初なかなかプロファイル捜査なんて
ロクな扱いをされていなかったし、10年前にはどれほど、
プロファイル捜査班が機能していたのかは謎ではあるのかな。


■過去の事件

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■偉人の言葉

・プブリリウス・シルス

「運命はひとつの災いを与えるだけでは満足しない」

・ジョン・ホッブス

「人は人生における過ちを集めて、運命と呼ぶバケモノを作る」



■使用された曲

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