CSI: 科学捜査班 CSI: Crime Scene Investigation (シーズン10) http://www.tv-tokyo.co.jp/csi10/ http://www.watch-csi.jp/csi/csi10episode.php

第1話 ラスベガスリターン Family Affair

脚本／Naren Shankar
監督／Kenneth Fink
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CSIラボが銃を持ったサングラスの男達によって襲われる。
遺体を運んでいく男達・・・

48時間前。
ニックは蜘蛛の"スティービー"を目の前にして、蜘蛛の生態に
ついての本を読んでいた。

ラボではライリーが辞めた為に、キャサリンは彼女が担当して
いた案件を引き継ぎ、色々と調整していた。
ラングストンは弾道ジェルを使って凶器を特定する練習に勤し
む中、エクリーが声を掛ける。ラングストンは休暇の間に自腹
でラボ研修を受けており、それを受けたエクリーは彼の働きに
対して、レベル2の捜査官に昇格させる事を通達する。
そんなラングストンの元に、ジム・ブラスからメールが届き、
2人の死傷者を出した車の衝突事故が起きたことを聞かされる。
そこには"要警戒"と書かれていた。

現場に行くと、早朝4時頃に、交差点に赤信号で停車していた
オリビア・ハミルトンの車に横から追突する形で、酩酊した
男性・リチャード・ウィルクスが車で突っ込み死傷させていた
のである。皮肉にもウィルクスは瀕死の重傷ながらも命は
助かり救急搬送される。オリビアは「Sex and the City」など
にチョイ役で出演していた女優で、グレッグは最近彼女が
ロバート・ダウニーJrと共演した映画を見たばかりだったので
ショックだという。
そんな中、彼女の恋人だったデニー・オカンポが駆けつけて
来る。

現場付近の信号には防犯カメラが設置してなかった。
タイヤには粉状のラバーが付着。タイヤ痕を見る限りでは
ブレーキした跡はなく、更にウィルクスの車は彼女にぶつかっ
た後にもアクセルが全開になっていたであろう形跡が見つかる。
泥酔していたために居眠りしたままアクセルを踏みっぱなしに
していたのか。
女優の死にパパラッチも多く、すぐにニュースでも訃報の
ニュースが届けられる。

そんな中、キャサリンの元にボルダーハイウェイ沿いのウィー
クリーホテルで事件が発生したとの通報を受け、キャサリンは
その捜査の担当にグレッグを任命する。グレッグは治安の悪い
場末のホテルの事件捜査には自分よりももっと下のキャリアの
捜査官を担当すべきだと反論するが、ニックがその場を取り仕
切り、グレッグに上司の命令は絶対だと語る。

デニーはセレブ専用の警護サービス会社のトム・オニールに
警護されながら取り調べ室へとやってくる。昨夜相当クラブ
で飲んだ事が目撃されており、何故早朝にオリビアがあの
現場に居たのか?と問い詰める。すると映画のセットに向かって
いたのだと告げる。デニーは取り調べするブラス警部に対して
犯人を見つけて早く脳天をぶち抜けと告げるが、デニーに
対してカジノオーナーの息子なのだから、言葉一つが問題に
なる事を指摘する。

グレッグとエイカーズは二人でホテルの遺体を調べる。
いつ事件が起きてもおかしくない場所にある物取りの犯行だと
思われる事件で遺体は既に2日は経っていた。犯人は脳が飛び
出るまで被害者の男性を殴りつけていた。グレッグは現場で
繊維痕のついた被害者の前歯を見つける。

ロビンスによるとオリビアは下行大動脈切断による内出血が
死因だという。典型的な横から衝突された事故死だとのこと。
ただオリビアは妊娠8週目の体である事が判明する。

加害者のウィルクスは依然として意識不明だった。
医師のフランクスによると第二頸椎を骨折(ハングマン骨折)だ
とし、それでも命に別状はない事を告げる。
ヘンリーはウィルクスの血液検査の結果、酩酊状態だったと
改めて判明する。彼の持ち物の中には何らかの液体が入っていた。
しかし車の走行記録を見ると5km走っており、そのような泥酔
状態で5kmも走行できるだろうかとラングストンは呟く。
更に持ち物の中から、オリビアに関する新聞、雑誌の切り抜き
が多数あることが分かり、彼は被害者のストーカーであり、
これは偶然にぶつかったのではないと告げる。

エクリーはキャサリンの元に行く。
キャサリンが現場で捜査官と言い争いをしていたとの報告を
受けて、人材難でイライラしているのは分かるとされ、一人
新しい職員を入れるといわれる。
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■一人抜け、一人補充

ギルが辞めていこう、ラボを仕切ってきたキャサリン。
しかし経験不足から、なかなか部下達を掌握する事が出来ず、
更には人材不足も加わりラボは大混乱。

ライリー・アダムスが辞職していったが、その際に彼女は
報告書を提出しており、

・キャサリンの指導力の欠如
・結束力が皆無
・コミュニケーション不足

だと指摘されていた。
ただライリーが辞めたと思えば、新しく入ってきた人物は
なんとサラだった。

■サラとジム結婚して安定?

サラは自分が命の危機にあってこのままでは居られないと
感じてラボを辞めていった様に思ったけど、ジムとの結婚を
通してまた精神的に安定したようだ。
ジムが野球好きという事で、キャサリンとの会話の中で野球
ネタを例えにした会話を披露。

因みにギルは現在、ソルボンヌ大の局員教授をしていて、研究
助成金を待っている状態だという。

■冒頭から衝撃的光景

ラボが相当被害を受けたであろう映像の数々が冒頭から描かれ
48時間前に戻るという今回のドラマ。CSIではありがちな演出。

まさかここでも主要メンバーが無くなってしまうのか?と思わ
れたけど、流石に大丈夫だったみたい。

■二つの事件、二つの家族

オリビアとデニー。
二人は恋人関係で事実婚の関係のようだ。
デニーはカジノオーナーの息子でありボンボン。
オリビアは女優であり、彼の子供を宿している役柄。
結果的、デニーの父親が指示してオリビアと別れさせる為に
起こした事のようで、デニーの背後に居る父親とオリビアの父親
の存在がドラマのキーマンとして浮かび上がってくるもの。

場末にホテルの遺体はオリビアの父で統合失調症を患っていた
ジェームズ・ハミルトンだと判明する。

■実行犯はターミネーター

警備員役のGarret Dillahuntは、映画ターミネーターのドラマ
版「Terminator: The Sarah Connor Chronicles」のターミネ
ーターのヘンリー役を演じていた彼。

うっかりホッジスが情報を彼に流してしまったり、デビッドが
彼にジェームズの遺体を見られたりレントゲンの写真を
見られた事から、ラボ襲撃に発展したもの。

襲撃犯はロシアンマフィアのタトゥーがあったという事だけど
オニールはそういう人物を雇っていたのか。

■ストーカーのウィルクス

犯人でも無いのに何故自供してしまうのかイマイチその辺の
心理は分かりかねるものがあるけど、やはりストーカーは
目立ちたい精神があるのか。

ウィルクスの体をALSで調べると、シートベルトをしていた後
が有り、救命士たちが話していた現場状況とはまた違ったモノ
が有る事が判明。

またニックが現場近くの防犯カメラを見つけてきて、信号が
操作されていた事が判明。赤外線のエミッターを使うと簡単に
信号を変えられる様だ。

ウィルクスの体を調べる際に、ラングストンが私はかつて医者
であり"死の天使"だと呼ばれていたとして、脅していたけど、
あの場面でウィルクスを脅す必要は有ったのか。

■蜘蛛の謎

冒頭から何故ニックが蜘蛛を飼っているのか?みたいなネタが
仕込まれていた。
かつてギルが飼っていたものらしいね。
最後にグレッグと共に蜘蛛に興味を持っている姿が有った。
一体何時の頃から蜘蛛をラボの中で逃げ回っていたのだろうか。

そういえばニックがギルのオフィスを使う事になっていたんだ
よね。キャサリンは荷が重いみたい感じで辞退したのだっけか。

■ニックとラングストンが昇格

ニックは仲裁役・バランサーとしての役割は完璧。
キャサリンを陰で支えていたであろう事は明らか。
最後に深夜番の主任補佐に昇格したことをキャサリンから
言われていた。

ラングストンもLv2捜査官。

■ジョセフ・ビゲローの遺体

開腹手術をしている際に、何か怪しいモノを見つけたみたい
なリアクションで今回は終了。なんだったんでしょうか。