CSI: 科学捜査班
CSI: Crime Scene Investigation
(シーズン10)

http://www.tv-tokyo.co.jp/csi10/
http://www.watch-csi.jp/csi/csi10episode.php






第3話 大脱走 Working Stiffs

脚本/Dustin Lee Abraham、Carol Mendelsohn
監督/Alec Smight
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夜の森の中で、車のテールランプが光る中で、一人の男が撲殺
される。
翌日ハイカーが遺体を発見。すぐにCSIは現場へとやってくる。
殺害しているにも関わらず遺体を隠そうともしていない事から
衝動的犯行で殺すのに必死だった事が伺える。サイフ、鍵、携帯
の類は見つからず、手には防御創が見られる。頭部の傷がどれ
も致命傷だった。遺体の硬直具合から殺害されたのは夕べだろう
との事。

現場にはタイヤ痕が見つかる。恐らく
フォードのレンジャー車
だった。
靴跡は二種類発見され、ラングストンは現場で金属片
を見つける。

モルグで遺体を調べるアル。被害者は白人178cm-70kg。20歳代
半ばの男性だった。鈍器損傷で左手首に重度の裂傷が見つかる。
しかしそれは死後についたものだと分かり、手首から何かを
取り出そうとしていたことが分かる。アルは慎重に手首を調べる
無線ICタグであるRFIDが体内に埋め込まれている事が分かる。
ウォルマート等の商品タグとして使用されており、高級クラブ
などではVIPが会計の時に財布を持たずに通過するためにICタグ
を埋め込むことがあるとキャサリンは語る。

5週間前。
ジェイソンはカジノホテル・
タンジールの業務支援の仕事を
していた。上司のベリンダから推薦され、システム管理に於ける
最新のセキュリティを社内で披露。持ち前のイケメンのルックス
からも女性社内ウケがよく、IT管理部のポーリーは密かに
ベリンダを好んでいたが、ジェイソンによって影が益々薄くな
る。
ポーリーはベリンダが上司のロンバートからセクハラを受けて
いる事を知り、それを指摘する。ベリンダは助かったという。
ポーリーはこの世の中に死んだ方が良いという人間が居るとは
思わないか?と唐突に彼女に質問する。

ラボでは現場で発見された金属片を調べる。
部分指紋が検出されるがAFISに引っかかるほどの指紋ではなか
った。鋼鉄製で、顕微鏡で調べると、
パイプ爆弾などによって
付着する模様が付いている事が分かる。

一方キャサリンは被害者の体内に埋め込まれていたチップを
調べるとようやく読み取り機が反応し、ジェイソンである事が
判明。
マラパサパークウェイ1120に住んでいる事を判明し、すぐに
被害者邸に行く。すると駐車場には彼の所有するフォード車
が於かれていた事から犯人が乗ってきたのではないかという。
車には鍵がつけっぱなしでしかもドアロックもされていなかっ
た。清掃された後はあるが、座席には精液らしきモノが付着
していた。エイカーズも既に被害者邸に来ており、掃除サービス
の社員からの通報で、被害者邸の電子機器の殆どが盗まれている
事が判明する。パソコンが盗まれないよう鎖で繋がられていたが
セキュリティコードは切られて奪われていた。パソコンを
容疑者が持ち帰ったことは明らか。
室内を捜索すると職場の写真が壁に貼られていて、職場の女性
の顔にバツ印が多数付いていた。

ブラス警部はジェイソンの職場に行き話を聞く。
彼が亡くなったという事は話さずに社員から話を聞いていく。
トラブルは無かったか一人一人に話を聞いていく。
ベリンダの元に被害者から何度も電話が鳴っていることが判明。
深夜にも通話記録が残っていることから事情を聞くと、メール
サーバーに不都合があり、その関係で連絡を取っていたとのこ
と。
彼のオフィスのパソコンを調べる限りでは、個人ファイルは
何一つ入っていなかった。しかしリモートアクセス出来る様
に設定してある事が判明する。
ポーリーから話を聞くと、彼はジェイソンが嫌いだったと
正直に語る。他人に仕事を押しつけてばかりだったこと。
自分は自分の仕事をベストを尽くすことで報われるのだと
言われて育った事を告げる。

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■ドラマは現在から5週間前、3週間前、10日前、2日前へ進む

殺害したのがポーリーである事は冒頭から明らかなモノが有っ
た。自分が好きで象徴的な存在であるベリンダの事をジェイソン
が寝取ったことで嫉妬心から殺害したのかなと思って見ていた。

■モノアミン酸化酵素A

ラングストンが個人的に調べている様で、先日のラングストン
の父の勲章に付いていた血痕を調べていたのだろうか。
ウェンディがこの件に関しては専門的で、遺伝子合成プロトコル
の勉強をしていたとの事。突然変異のものが有り、暴力行為との
因果関係が見られるものだと言われていた。ラングストンと
しては父親がそうでも自分もは暴力癖はないと考えたいようだ。

そういえば冒頭から暴力に関してニック、ラング、デビッドの
間でそんな会話をしていたね。デビッドは拷問する方法を妄想
の中で考えていたと言っていたが・・・

■容疑者たち

当初は被害者の家からパソコンを盗んだ人物だったり、色んな
女性と寝ていたことでベリンダが嫉妬から殺害した可能性も
有るとの疑惑も浮上していた。

■麻薬、そして爆弾

流れからして、単なる嫉妬心によるものかと思ったけど、何故
メタンフェタミンやら過去に於いて、リタリンなどの薬物を
販売していたとする事実を明らかになっていったのか。
母親によるとジェイソンは父親を失って以降、止められないほ
どに悪い奴だったみたいだ。

■前の同僚が死の天使だった

ラングストンがそのようなセリフを語っていた。
前回の中で自分は死の天使だと言われている事を口にしていた
よね。ラングストン自身の性格なり、経歴が明らかにされていく
のかな。前回ニックがラングストンの取り調べ室での容疑者
とのやりとりをVTRで見ている姿が有ったよね。

■デジ&ルーシー

脱離エレクトロスプレーイオン化システムと呼ばれる機械で
今回被害者の指紋後から含まれている物質の分析をしていた。
その機械のことをホッジスはデジと言ったはずだったが、ラン
グストンはルーシーとすかさず切り返していた。
NHKでも放送強いた「アイ・ラブ・ルーシー」の夫婦のやりとり
の言葉を掛け合わせたモノだった。

■一度くらいは挑戦してみろ

昔から勇気はないけど妄想癖のある男にそのような言葉で
けしかけて犯罪を犯させるというものが有るな。
今回は妄想だけに留まっていたポーリーに対して、ジェイソン
が焚きつけてしまった感じ。そんな事して何の意味が有るんだ
って感じだったけど、窓際の職員というのは何処にでもいるん
だね。

キャサリン・ウィロウズ (マージ・ヘルゲンバーガー) CSI(新主任)
レイモンド・ラングストン (Laurence Fishburne) LV.1捜査官
ニック・ストークス (ジョージ・イーズ) CSI
サラ・サイドル (Jorja Fox) s10で復帰
ジム・ブラス (ポール・ギルフォイル) 刑事、警部
アル・ロビンス (ロバード・デヴィッド・ホール) CSI検死官
グレッグ・サンダース (エリック・スマンダ) CSI研究員
デビッド・ホッジス (Wallace Langham) CSI
コンラッド・エクリー (Marc Vann) CSI上司
デビッド・フィリップス (David Berman) CSI (眼鏡の方) 検死
ソフィア・カーティス (Louise Lombard) CSIから刑事へ
ウェンディ・シムズ (Liz Vassey) CSI (DNAラボ)
マンディ・ウェブスター (Sheeri Rappaport) ラボ
ヴァルタン (Alex Carter) 刑事
ジョー・メトカルフ (Joseph Patrick Kelly) 刑事
ボビー・ドーソン (Gerald McCullouch) CSI、銃弾検査
ヘンリー・アンドリュース (Jon Wellner) CSI
ミッチェル (Larry Mitchell) 刑事
サム・ベガ (Geoffrey Rivas) 刑事
エイカー (Larry Sullivan) 刑事
デブリン (DeLon Howell) 刑事
アーチー・ジョンソン (Archie Kao) CSI (PC分析など)
マンディ・ウェブスター (Sheeri Rappaport) CSI、指紋
ウィリアムズ (Gabriel Casseus) ベガス署の刑事
ライリー・アダムス (Lauren Lee Smith) ラボ新加入 s9のみ

ポーリー・クリル (Tim Blake Nelson) システム管理部
ジェーソン・デヴェロー (Ben Feldman) ITの天才
テレンス・ロンバード (Wayne Knight) 上司、セクハラ
ベリンダ・メイフィールド (Tracy Middendorf) ジェーソン上司
Mrs.デヴェロー (Alyson Reed) ジェーソンの母
--- (Matt Doherty) Twitchy Guy
--- (Laurence Cohen) Employee
ジョージ (Tom Virtue) 警備員
--- (Toni Wynne) CSI Receptionist

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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