CSI:科学捜査班
CSI: Crime Scene Investigation
(シーズン10)

http://www.tv-tokyo.co.jp/csi10/
http://www.watch-csi.jp/csi/csi10episode.php





第21話 時の止まった家 Lost & Found

脚本/Tom Mularz
監督/Jeffrey G. Hunt
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ラングストンは時間外でもジキル博士の証拠を集めて聞き込み
をする中で、ゴミ捨て場で女性の遺体が発見される。
デビッドによると死後24時間から48時間経過したモノで、
首に圧痕が有り指の跡が有ることから窒息死させられたものでは
ないかという。また被害者の首からネックレスを引きちぎった
様な跡が見つかる。
額にはV字型の傷が有り、顔に流れ落ちる
血痕の様子から死後動かされたであろう事は明らかだった。
V字型の傷には
黄色いペンキ痕のようなものが付着。
バッグが残されており、IDから被害者はハイディ・カスター
と分かる。携帯電話と
ルクソールのルームキーが有る中で、
ジョーイの写真を始めとしてジキル博士が殺害したと思われる
人物の写真が多数バッグの中に存在していた。
ラングストンはキャサリンに対して、ハイディは自分の知り合い
の記者で、ラングストンが
デラウェア総合病院で病理医をして
いた頃、
「死の天使」の事件の取材をしていた優秀な記者だと
いう。ハイディの夫のアーロンも同業者で、ハイディは恐らくジキル博士
を題材に記事を書いていたのだろうと告げる。
日曜日からニューヨークからラスベガスに来ている事が判明。
我々が知らないシギルの情報の何かを掴んで殺害されたのでは
ないかと推察
する。

彼女が宿泊していたホテルを調べる。
クレジットカードの使用履歴から、レンタルカーでシボレーの
マリブを借りており、その車両が見つかって居ないという。
また
取材メモ、資料の類が一切無くなっている事が分かる。
カメラやパソコンが無くなっている事からそれらに全て資料が
含まれていたのだろうという。また
ブルースエースのカジノの
カードが見つかると、ラングストンは3人目の被害者ジャック
が借金をしていたカジノだと告げる。ニックはラングストンが
捜査資料以上の証拠を掴んでいる事に驚くと、個人的に私生活
を犠牲にして調べている事を聞かされる。

デビッドとアルはモルグでハイディの遺体を調べる。
デビッドはまたジキル博士から体内にメッセージが送られて
いるだろうと考えて、レントゲンの写真とにらめっこしていた。
アルは死因は窒息死で間違いなく、舌骨が骨折しているという。
穿刺創・腹腔鏡手術した形跡は見られず、体内に異物が入れら
れた跡は見られないと結論を出す。アルは一人目の被害者、
ホームレスのピアノ演奏者、ビゲローの遺体が発見される前に
見つかって居るリリー・シャピオンの事件と同様に、ハイディ
を殺す予定は無いのに、証拠を捕まれたことで、例外的に殺害
されたものではないかと推察する。

ウェンディはカジノの防犯カメラを調べているアーチーの元に
歩み寄る。
日曜日の午後3時にハイディが入店していて、その
30秒前にラングストンが入店している
こと。またその後、ラン
グストンが店を出る30秒後に彼女も店を出ている事から、店の
バーで二人は接触しているのではないかと疑う。キャサリンに
はそんな報告が上がっていないという。

ハイディの夫のアーロンから話を聞く。
彼女は世界の紛争地で記者活動をしていたのに、まさか安全
だと思われるラスベガスで亡くなるとは皮肉だという。
普段彼女はコンゴ人からもらったという琥珀のペンダントを
していたとし、アーロンからもらった結婚指輪は全くしていな
かったという。夫婦としての生活は殆ど無いに等しかったが
それでもアーロンは良かったという。この件でラングストンが
捜査に加わっている事を知るとアーロンは彼は殺人鬼である
事をキャサリンに訴える。

5年前、ハイディは患者27名がエチレングリコールの注入に
よって殺害された「死の天使」事件
について、デラウェア
総合病院で取材していたが、当時のラングストンは病理医を
していて、第一容疑者であるマイケル・ウェブ医師は被害者と
同じ薬物を注入して自殺を図ったという。しかしこの事件には
協力者が居た可能性が高く、記事は事実確認が出来なかった事
で没になったが、ラングストンは被害者の体内から検出出来る
物質を見逃していたのだという。
しかしキャサリンとブラスはそれを否定し、彼はジキル博士
を日夜追っていて、暴行も受けているとするが、自作自演で
傷つけられることで、上手く容疑を交わそうとしているので
はないかと告げる。

ホッジスは被害者の額から検出された黄色い物質を調べていた。
被害者の体内から水銀値が高いこと、塗料は鉛入りの塗料だと
いう。凶器は直角の角の有る器具・工具類で、古いものだと
いう。それならば中国製の最新のオモチャではないかとホッジス
は皮肉る。

キャサリンたちはラングストンにアーロンが主張していた事
を質問としてぶつけるが、こんな記事はデタラメであり、
当時の容疑者マイケルが病理サンプルを渡さなかったのだと
語る。ブラスはカジノでハイディと逢っていたのではないか?
とするが、彼女には逢っていないと否定する。エクリーは
過去の事件と関連し、捜査員の利害が一致してしまう場合は
捜査からは手を引くのが決まりだとして、ラングストンには
現場での捜査を禁止する。

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■ジキル博士のこれまで

第1の被害者、ジャック・ハーソンが殺害されたのが、
#2「出口のない穴。開腹手術をした形跡が無いのに、体内の
腸で蝶結びして有るという

第2の被害者、バーナード・ヒギンズが殺害されたのが、
ヘンリーの誕生日のエピソード#9「ジキル博士のプレゼント
で起きたもの。盲腸が二つあり、注射器の中に"ミケランジェロ"
と書かれた切り抜きを置いていく。

第3の被害者、ジャック・ハーソンが殺害されたのが、
#17「ジキルの陰。当初この人物がジキルかに思われたが、
彼自身が知らないうちに脳の中隔に放射性シードが埋め込まれて
いたものだった。
犯人を特定して追いかけている最中にラングストンは襲われる
事になった。

それ以外にもリリー・シャオピンの死、そして今回のハイディ
の死もジキルの突発的な犯行ではないかと疑う。

■ラングストンの怪しい行動

ついにラングストンの「死の天使」事件の事が明らかになった。
デラウェア総合病院で病理医をしてきた際に、27名の患者が
薬物を注入されて殺害されていたのね。
犯人はマイケル・ウェブだったが、それにラングストンが関わ
っているのか。

そして何よりも彼は#11「青いドレスの女の中でDNAのサンプル
提供を拒否しているんだよね。

更にラングストンが見ていた検査証の中にMAOAと呼ばれる物質
が欠損している事が分かる。

■ラングストンは捜査から外される

ただ最初にニックが教授の下を尋ね、そしてグレッグとサラ
が合流した。
ラングストンが検査結果を隠していたのは、暴力癖のあった
父のDNAを受け継いでいるのではないかというもので、
悩みを打ち明けるシーンが有った。父からはシカゴブルースが
好きな事だけを引き継いだモノでは無いと。

ただ以前のエピソードの中で、ランズストンの父が撤退前に
戦地に行っている理由がボカされていたけど、女性を暴行
しに行ったとか、売春婦とヨロシクやっていたとかそんな事情
が有るのかな。

ハイディはラングストンを監視していた。

色んな所で尾行していたであろう事が伺える。
得に西ラスベガス大のメディカルスクール内で調べていた際に
ヴィンスからの情報をもって、現場の小屋を訪れていたこと。
この流れは完全にヴィンスの妄想って事で良いのだろうか?
特に何も見つかっていなかったみたいだし、ドリフのコント
みたく天井からゴツンと金樽ならぬ、工具箱が落ちて来て
ぶつけてしまったようだ。

■質屋でハイディのパソコンが売られる

ヴィンスの後ろてせ話を聞いていたルーが結果的にハイディ
を殺害した犯人だった。僅かな金のために女性を殺してしまう
のだから何とも言えないけど、ハイディが高慢な態度に出たこ
ともルーを怒らせてしまったのだろうか。はっきりと断らないと
五月蠅そうだし、調査は難しいね。

■レンタカーのタイヤ痕からコウモリの糞

ガソリンスタンドでガソリンを満タンにしていること。
その後27km走っている事から片道13.5地点の中で、未舗装で
コウモリの巣がありそうな場所を調べていく。
そこからラングストンを尾行していたハイディが何処に行こう
としていたのかが判明する。

■証拠

工具痕の指紋はヴィンスのもの。
発見されたハイディの車から見つかった指紋は、ルーのもの
だと分かり一件落着。
カジノ"ブルーエース"の防犯カメラから、1セントのスロット台
から10ドルのスロット台に不自然に移動している男を見つけて
当時、教授が襲われた聖セバスチャン病院の犯人の後ろ姿の
映像とバイオメトリック比較をした結果、92.9%の確率で
同一人物だと判明する。

■ラングストンに電話してきた男

ネイサン・ハスケルからの電話が鳴った。
刑務所に居るハズの彼から何故電話が有ったのか。
用があるのは俺ではなくお前の方だろう?と訳の分からない事を
呟いたかと思えば、彼から犯人を知っているとの連絡を受けた。
司法取引でうけたいのか?

キャサリン・ウィロウズ (マージ・ヘルゲンバーガー) CSI(新主任 )
レイモンド・ラングストン (Laurence Fishburne) LV.1捜査官
ニック・ストークス (ジョージ・イーズ) CSI
サラ・サイドル (Jorja Fox) s10で復帰
ジム・ブラス (ポール・ギルフォイル) 刑事、警部
アル・ロビンス (ロバード・デヴィッド・ホール) CSI検死官
グレッグ・サンダース (エリック・スマンダ) CSI研究員
デビッド・ホッジス (Wallace Langham) CSI
コンラッド・エクリー (Marc Vann) CSI上司
デビッド・フィリップス (David Berman) CSI (眼鏡の方) 検死
ソフィア・カーティス (Louise Lombard) CSIから刑事へ
ウェンディ・シムズ (Liz Vassey) CSI (DNAラボ)
マンディ・ウェブスター (Sheeri Rappaport) ラボ
ヴァルタン (Alex Carter) 刑事
ジョー・メトカルフ (Joseph Patrick Kelly) 刑事
ボビー・ドーソン (Gerald McCullouch) CSI、銃弾検査
ヘンリー・アンドリュース (Jon Wellner) CSI
ミッチェル (Larry Mitchell) 刑事
サム・ベガ (Geoffrey Rivas) 刑事
エイカー (Larry Sullivan) 刑事
デブリン (DeLon Howell) 刑事
アーチー・ジョンソン (Archie Kao) CSI (PC分析など)
マンディ・ウェブスター (Sheeri Rappaport) CSI、指紋
ウィリアムズ (Gabriel Casseus) ベガス署の刑事

アーロン・カスター (Scott Cohen) 夫で雑誌の編集者
ヴィンス・グラディ (Jeff Perry) コーヒー店、捜査協力
ハイディ・カスター (Monet Mazur) 雑誌記者
ネイト・ハスケス (Bill Irwin) 囚人、元医師、ジキルを知ってる
ルー・ブレナン (David Boswell) コーヒー店、ラリってる
--- (Susan Rhea Lynch) Female Clerk
ジョセフ・ビゲロウ (Robert Amico) 一人目の被害者
--- (Levina Valora) Craps Player Girlfriend

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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