CSI: Crime Scene Investigation (シーズン1) http://www.watch-csi.jp/csi/

Dec. 22, 2000
第10話 死者の悲鳴 Sex, Lies and Larvae

脚本／Josh Berman、Ann Donahue
監督／Thomas J. Wright
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キャンプに来たカップルの二人。アンジーはトイレに行こう
として藪の中に入っていくと、ひどい悪臭がするのに気がつく。
目の前にはハエが集る遺体があるのを目にする。

ブラス警部がすでに現場で捜査する中、サラとギルはやって
来る。ハエが凄いのでサラは殺虫剤を使いたいことを告げる
が、まずはサンプルを集めてからだというギル。ギルは遺体
に付着する虫を採取していく。遺体が毛布にくるまれている
ことからほかの場所で殺害し急いで逃げたのだろうという。
ギルはサラからビーフジャーキーがないか尋ねられると、虫
を生かしてラボにまで連れて行きたいことを聞かされる。

ラボに戻るとキャサリンたちが談笑していた。
キャサリンとウォリックには昨夜リチャード・ジーグラー邸
から消えたというポール・ソレンセンを担当するよう告げる。
サラにはこのまま殺しの件を担当してもらい、ニックは
失踪したというシェリル・アップルゲイトの件を担当してほしい
と告げる。女性は車に乗って家を出たがそれきりで夫から
捜索願が出ているという。車はバス停で発見されたと語る。
ウォリックは地方検事に証言を頼まれているので時間が来た
ら捜査から外れることを語る。

キャサリンとウォリックはジーグラー家へといく。
ウォリックは家に行くまでの間、市役所の人間からリンゼイと
キャサリンのことを聞かれたことを話す。エディからの申し立て
でキャサリンによると復縁を断っているので怒っているの゛と
いう。
室内から主人のリチャードか出てくる。
そこで初めてソレンセンとは、19世紀の画家のことで、消えたの
は絵画であることを知る。リチャードによると犯人は慌てて
逃げていったとし、逃げる際の物音を聞いたのだという。
警報装置はどうしたのかと尋ねると、スイッチは切ってあった
のだという。それを聞いたキャサリンは内部の犯行だろうと
推察する。

サラとギル、そしてロビンスはモルグで遺体を調べる。
身元は今調べている所で、被害者は38口径の銃で撃たれている
こと。至近距離からこめかみを打たれており、右から左へと
銃弾は撃ち込まれているとことだった。おそらく顔見知りによる
犯行だろうという。しかし遺体を調べると鼻骨、眼窩、下顎骨
か裂けていることを知り、治癒した跡が見られることから、
虐待されていた形跡だとわかる。
ギルは虫を調べていた。
「大きなウジ虫、小さなウジ虫、出たり入ったり踊ったり・・」。
そんな言葉を口ずさむギルに、サラはまたシェイクスピアの
引用か?と問うと昔の童謡だという。イエバエは都心部にしか
いないハエであり、殺害されたのは都心部だろうと推察する。

ウォリックはリチャードから鍵を持ってセキュリティを解除
できる人物について尋ねる。すると妻と、二人の息子と娘だと
いう。ウォリックは盗まれた絵の壁から耳の跡がついている
ことに気がつく。セキュリティがついているか壁と絵の間を
見るためについた跡だろうという。一昨年にワシントンでも
耳型が証拠として採用されたことがあるとして、家族の耳型を
採取しようと告げる。

サラはギルが昆虫を使って死亡時期を探ろうとしていることを
知ってあきれるが、回帰分析という方法があることを知る。
するとブラスがやってきて指紋から身元が判明したという。
被害者はケイ・シェルドン。5日前に自宅付近で銃声を聞いた
人物がいるとのことだった。
早速夫のスコットに話を聞きに行くと、自分は5日前からニューオ
ーリンズで会議に出席していたという。妻は家出したのかと
思って届け出は出さなかったとうが・・
銃声を近隣住民が聞いていることや、虐待の跡がある事を
問い詰めるが・・・
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基本的に今回のエピソード、身内による犯行だったというのが
テーマのようだ。

■ハイキングのカップルが見つけた遺体

被害者はケイ・シェルドン。
捜査を担当したのはギルとサラだった。
容疑者は夫のスコット。演じているMark Mosesは、色んな所
で言及しているので敢えて他の出演作は書かないけど悪役では
おなじみですね。

遺体からは過去DVが有った事を示唆するもので、夫は5日前に
妻と会ったのを最後に出張に行っていたと主張するもの。

サラが今では考えられないほどに被害者に感情移入しており、
スコットを追及する過程では何度も感情を隠しきれないでいる
姿が有った。

殺害しているのはほぼ確定的だけど証拠を見つけなければならず
スコット自身もまさか証拠が見つかるとは思っていなかった
のか家宅捜索にも全面的に協力。
犯行現場らしき血痕と漂白剤で拭き取った跡を見つける決定的
かに思われた。しかしギルが遺体に付着した遺体を調べて
下した死亡推定時刻は5日前ではなく3日前だということ。
ブラスはちゃちゃっと死亡推定時刻は5日前だとしてくれれば
良い程度のことを言っていたんだけどね。
5日前ならばアリバイは無かったものの、3日前にはれっきとした
アリバイが存在していた為に、弁護士と共に相当強気な態度
に出られてしまった。

死因がずれた原因は遺体をくるんでいた布が体を密閉していた
為に虫の成長が妨げられたというもの。
ただ検察側でも、都合良く一度出た証拠をすりあわせただけだ
と言われると厳しい案件だった。
ブタの死骸で実験するところが笑えた。ハムにされそうに
なるところを横取りしてきたんだとのこと。

最終的には殺したときに使われた銃弾が特殊なテフロン加工
されたものだと判明し、遺体と銃弾に付着していたことから
導き出したもの。

しかし線条痕ですぐに分かりそうだし、虫から割り出す死亡
推定時刻もまた時間がかかったね。「BONES」のホッジンズ
ならば一瞬で導き出すな。

■絵の盗難事件

事件を担当したのはキャサリンとウォリック。
警報装置を切っていたということで身内が盗難したのだろう
と疑われた事件。
結果的に息子が盗んだもので、判明したのは壁に付着した
耳の形だった。
すぐに大学性の息子のジェイソンは罪を認めて絵を返したもの
のキャサリンはインターネット情報から、ポール・ソレンセン
の市場に出回る絵の15%は贋作だという事を知って本物かどうか
を調べる。ジェシカによると絵の具に使われているチタンを
加熱分析器で調べると正式な年代が分かるということで調べると
贋作だと判明。ジェイソンの大学を調べると本物があり、
家の中に飾ってある名画の殆どが贋作とすり替えられていた。
父親は息子に感心が無く絵ばかりを見ているのですり替えた
との事だけど、本物は売ろうとしていたのだろうか?

■シェリル失踪事件

ニックが担当した事件。
所轄の刑事のセクーラ刑事という人と一緒に捜査を担当。
ニックとは一度食事をしているらしく、セクーラはニック
に興味を持っていたみたい。
車のトランクから血痕を発見し事件性があると思われたが
クレジットカードの使用歴から、単なる浮気で男とモーテル
にしけ込んでいた事が判明。旦那には言わないでといっていた
けど、これまで居なくなった事をどう説明するんでしょうかね。

■数々の名言

サラが今回感情的になり、その事をギルは盛んに指摘していた。
その際にサラはギルに対して、色々とギルが過去に発言した言葉
を引用していた。

「被害者の残した最後の言葉を聞くのが仕事」
「10人の証言よりも1個の証拠の方が力がある」

科学捜査に関する議論も行われて、
科学捜査は1235年に中国で行われ、信用を失った後に
17世紀・フランチェスコレディが復活させたこと。
19世紀にベルジェーダーボクが再発見したとのこと。

■ウォリックの件、キャサリンの件

キャサリンが福祉局からリンゼイの養育環境について調べられ
ているという事が今回明らかになった。ただ聞き取り調査程度
のもの。
またウォリックが仕事中に賭博をしていた件で、エクリーから
ウチの部下に口裏合わせをさせるなと指摘され、ギルはサラ
にウォリックの行動調査を依頼。賭博のモナコの防犯カメラ映像
から勤務中の賭博が発覚。