CSI:科学捜査班
CSI: Crime Scene Investigation
(シーズン11)

http://www.tv-tokyo.co.jp/csi11/
http://www.watch-csi.jp/csi/csi11episode.php




 

Feb. 17, 2011
第15話 地獄へ道づれ Targets of Obsession

脚本/David Weddle、Bradley Thompson
監督/Alec Smight
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ニックは仕事を終えるとこれからジムに行く事を告げる。
ロッカールームで逢ったレイ(レイモンド)に死んだ時にロビ
ンスに良い体を見せたいからなのか?と問われる。レイは
これから
ハスケルの法廷の為に出かけるとのこと。

いざ法廷にやってくるハスケルは、陪審員や弁護士、判事、
傍聴人の前で、突然自分は冷静に勤めようとしているが、メデ
ィアは僕の事をモンスターの様に扱っているとし、とらわれてい
るのはごく普通の人間だ訴える。陪審員には本当の私は知って
欲しいとし、幼児期に父はアルコール中毒者で暴力を振るわれた
事を訴える。自分の弁護人は国選弁護人だが、自分のことを
否定的に扱っているので解雇したいことを判事のフランシス
語る。自分で弁護をするのだというと、一応権利としては認め
られているというが・・・

ニックは帰宅すると突然ジェイソン・マッキャンから彼の
携帯電話に電話が鳴る。兄を助けると言ったのに何で撃ち殺
したのかと問う。あんたは殺されて当然だとし、ニックの家
の壁には
"暴君は常にかくの如し (SIC SCMPER TYRANNIS)"
書かれていた。しかしジェイソンはそんな主張とは別に、
家には入らないでと告げる。その言葉を聞いてニックはドアを
開けるとなんとそこには
手榴弾のついたトラップがある
事を知り、すぐに爆弾処理班を呼ぶ。
ニックは俺への挑戦状だとして、犯人を殺してやると激高する。
キャサリンは冷静になるよう告げる。
ニックに対して不審者は居なかったかと尋ねると、近くに
赤茶色
のバン
が停まっていたが、不審者だとは思わなかったのだと
いう。ジェイソンから電話が鳴ると、彼は警官の葬儀で爆破を
手伝った悪党だという。爆弾を仕掛けられた日に電話が有った
事は決して偶然ではないとして、ジェイソンが関与していること
を指摘する。

一方レイは法廷で、ハスケルから肝臓を刺されたときの事を
聞かせて欲しいと言われる。検事は異議を求めるが、必要な事
だとして、却下される。レイは刺された時には焼け付いた
ような感じで、不信感と死への恐怖を感じたという。

爆弾を調べると、結び目は
Zタイプのモヤイ結びで左利きだった。
結び方を知る人物は限られているとし、その内左利きなのは
人口の15%未満だという。更にサラによると半結びの跡が見られ
るという。アレックス・マッキャンが使った爆弾と同じで、
ジェイソンが左利きかどうかを確かめてもらおうと告げる。

警察署にジェイソンがやってくると彼の顔にはあざがついて
いた。ニックは取調室で君の電話のお陰で命拾いをしたこと
を語り、力になるので君の敵のことを知らせて欲しいと頼む。
しかし言ったら殺害されるとして証言を拒む。
そんな中、彼の後見人のハクスビー博士がやってくるとジェイ
ソンを引き取っていく。ニックは博士にジェイソンの顔のアザ
の事を聞くとスケボーで転んでケガをしたのだろうと語る。
ハクスビーの経歴を調べると
博士になる前には沿岸警備隊の
隊員だった
事を知る。モヤイ結びは得意なのではないか?
とするが、私は暴力には反対主義だと語る。書類にサインを
求め、ペンを握る彼の利き腕を調べる。
ニックに対してジエイソンは殺害した事を責めるが、アレックス
が銃を抜いたので撃った事を告げると、いつでも電話が鳴る
のを待っている事を語る。兄さんの仇を取るつもりならば
ニックを助けるハズは無いと語る。

手榴弾の破片からは微量の安息香酸ベージル(アセトン)が検出
された事が分かる。軍ならば普通爆薬にはコンポジジョンB
を使用するハズで、アセトンならば爆薬にはトリアセトン
トリペリオキシド(TATP)が使われるわねとサラ。
ジェイソンの兄が作っていたパイク爆弾の中身をそのまま
手榴弾に詰め込んだようだと語る。

そんな中ハクスビーが
クレジットカードを使って買い物をして
いる事が分かる。大量のアセトンと塩酸を購入していること
が分かる。

キップバルタン、ニックとキャサリンは、ハクスビーが
住んでいる倉庫へと足を運ぶ。以前の住まいは反体制主義者だ
と知られて追い出されたとのこと。倉庫の中に入るとハクスビー
が殺害されている事が分かるが、部屋にはいろんな爆薬の
仕掛けがして有ることが分かる。
外にでるにも扉にはセンサーが取り付けられていて、逃げられ
ない状況だと知る。部屋の中心には時限爆弾が設置してあり
天井には監視webカメラが設置されていた。携帯電話の妨害電話
も流されていて、外部と連絡が取れない事を知る。

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レイモンド教授はハスケル事件の裁判に参考人として出廷する
中、ニックはオフに際してジムに行こうとする。
帰宅しようとしたニックの元に突然ジェイソン・マッキャン
から電話が鳴り、兄のアレックスを殺害した事に恨みを抱いて
いる様子だったが、その反面家に入る際には気をつけて欲しい
と忠告され、爆弾のトラップによって危うく殺されかける。
ニックは犯人が自分を狙ったと考え、これは殺し合いの戦い
だとして、受けて立つと闘志を燃やしていくが・・・

爆弾ネタはシーズン11の初回に始まった流れの終着点。

CSIのスタッフもいつでも犯罪者によって命が狙われているこ
とを示唆しているようで何とも怖いエピソードだった。
いつにも増してニックが熱くなっていたし、結局手をさしのべた
にも関わらず命を狙ってきたジェイソンの事を撃ち殺すこと
で幕引きした感じだけど、ニックが銃を使ってしまったという
ことは、今後また内務調査なりカウンセラーの必要性が唱え
られてしまうというところなのか。

爆弾の事件は、如何にも殺されます的存在感を放つ爆弾処理班の
キップが登場。ニックやキャサリンを死ぬせずにキップが殉職
するのは明らかだと思っていたので、どのような形にするのか
密室の中で難しいものが合った。
ニックは以前の爆弾騒の爆弾解除の際にはレイモンド教授
の寄り添っていたけど、最近男気有る命知らずっぽいアウトロー
なキャラクターを求めているのだろうか。
キャサリンに対して時には頼ってくれと語る際にハグした
シーンが印象的だった。

兄弟と元軍人の関係がイマイチよく分からないものがあった
けど、ジャスティン・ビーバーを派手に撃ち殺して終わる
辺り、昔の日本の刑事ドラマを彷彿とさせるな。

一方教授が関係するハスケル事件はシーズン11の1話のところ
にも書いたけど、シーズン11のメインの敵となるようで、
シーズン11だけで5つのエピソード(1話、15話、20話、21話、
22話
)に登場する。
元々はシーズン9の9話が初登場で、
Season 9, Episode 10
Season 10, Episode 22
Season 10, Episode 23

と息の長い登場の仕方をしているキャラクターだ。

無罪に持ち込む為にハスケルは自分は幼少期に虐待されて
いた生活環境と、元々の遺伝的素因として存在しているMAOA遺伝子
というものを使って、悪いのは遺伝子であり環境であること
を訴えていたけど、レイモンド自ら、自分も幼少期は虐待を
受けそしてMAOA遺伝子の持ち主である事を告げ、それでも
殺人は犯さないことを語っていた。教授はこれまで父親の遺伝子
から来るアルコール中毒の事を気にしているのかと思った
けど、そういった遺伝的な事でも深く悩んでいたのね。

グルーピーの存在がまたアホらしいし、その結末もまたバカ
っぽくて、滑稽な感じだったけど、逃げられてしまったこと
でまた何をするのか分からない恐怖が終始存在していくことに
なるね。このグルーピーの女性たち、みんながみんな金髪で似たよう
な格好をしているところが不気味だった。

キャサリン・ウィロウズ (マージ・ヘルゲンバーガー) CSI(新主任)
レイモンド・ラングストン (Laurence Fishburne) LV.1捜査官
ニック・ストークス (ジョージ・イーズ) CSI
サラ・サイドル (Jorja Fox) s10で復帰
ジム・ブラス (ポール・ギルフォイル) 刑事、警部
アル・ロビンス (ロバード・デヴィッド・ホール) CSI検死官
グレッグ・サンダース (エリック・スマンダ) CSI研究員
デビッド・ホッジス (Wallace Langham) CSI
コンラッド・エクリー (Marc Vann) CSI上司
デビッド・フィリップス (David Berman) CSI (眼鏡の方) 検死
ソフィア・カーティス (Louise Lombard) CSIから刑事へ
ウェンディ・シムズ (Liz Vassey) CSI (DNAラボ)
ヴァルタン (Alex Carter) 刑事
ジョー・メトカルフ (Joseph Patrick Kelly) 刑事
ボビー・ドーソン (Gerald McCullouch) CSI、銃弾検査
ヘンリー・アンドリュース (Jon Wellner) CSI
ミッチェル (Larry Mitchell) 刑事
サム・ベガ (Geoffrey Rivas) 刑事
エイカー (Larry Sullivan) 刑事
デブリン (DeLon Howell) 刑事
アーチー・ジョンソン (Archie Kao) CSI (PC分析など)
マンディ・ウェブスター (Sheeri Rappaport) CSI、指紋
ウィリアムズ (Gabriel Casseus) ベガス署の刑事
アンディ・エイカーズ (Larry Sullivan) 刑事

ジェーソン・マッキャン (Justin Bieber) 爆弾犯
キップ・ウッドマン (Josh Dallas) 爆弾処理班
ハクスビー (Jude Ciccolella) 博士、ジェーソンの保護者
クラウド・メルボイ (Larry Poindexter) 検事
フランシス・グランストン (Megan Gallagher) 判事
ビビアン・ティンズデール (Kate Blumberg) グルーピー
コーリー (Robert Pine) 精神科医
ティモシー・ジョンソン (Falk Hentschel) 元兵士
ケイシー (Gabriel Salvador) 捜査官
ネイト・ハスケス (Bill Irwin) 女性連続殺人犯
ロビン (Annie Little) グルーピー
--- (Ambrit Millhouse) Jury Foreperson
--- (Derek Ray) Lead Fireman
--- (Jason Sweat) Bailiff
ティナ (Amanda Wyss) グルーピー
--- (Nikki Tuazon) Dancer

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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