CSI:科学捜査班 CSI: Crime Scene Investigation (シーズン11) http://www.tv-tokyo.co.jp/csi11/ http://www.watch-csi.jp/csi/csi11episode.php

Mar. 31, 2011
第18話 ギャンブルラボ Hitting for the Cycle

脚本／Richard Catalani、Daniel Steck
監督／Alec Smight
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ニックがホワイトボードにスケジュールを書いていると、後ろ
からヘンリーが見ていた。グレッグもやってくると、なんで
固まっているのか?と問われるが、ニックはヘンリーが突然
「ビューティフル・マインド」状態になったのだという。
ヘンリーは話してしまうと縁起が悪いとして口をつぐむが、
ニックは自分たちのシフトで遺体が発見されたが、"殺人"、
"自殺"、"事故"の案件を取り扱っている事を知る。これに
"自然死"が加わればサイクルヒットになるのだという。
前回サイクルヒットが訪れたのは何時のことだったのか。
ホッジスがやってくると、前回は4年7ヶ月13日2時間10分前だ
という。科学を信じる我々が迷信なんて・・・というが、
ホッジスは突然自然死を誰が発見・担当することになるかを
賭けないか?と告げる。ホッジスはニックに賭ける事を告げ、
ニックは自分に賭けるという。グレッグも自分自身に賭ける
と告げる中、ヘンリーが胴元になることになる。
周りの職員に呼びかけると、色々と集まってくる。
こんな事を賭けの対象にするなんて・・・ここはベガスだから
と言われる。

腹が膨らんでいる女性・キャス・エリオット(ママ・キャス)の
遺体がモルグに運ばれてくる。決して妊娠しているものでは
ない者だった。モルグにはL.Aから来た新人検視官のケビンが
来ているが、とにかく態度が悪く・口の悪さから、遺体は
食い過ぎであり、死因はデブだろと告げる。L.Aでは死因も
カジュアルだという彼に戸惑うデビットたち。アルがお腹に
メスを入れると液体が出て来て感染症だと分かる。
そんな中、話題はニックたちが行っているサイクルヒットの事
になる。それを聞いたデビッドは、一日に白人・黒人・ヒスパ
ニック、アジア系と関係を持つ様なものなのか?と告げる。
遺体を調べると結腸に何かが刺さっていて、クリップだと分か
る。オフィスで誤ってクリップを飲み込んでしまったものだ
ろうという。

そんな中、"419"の通報を受ける。
自宅のソファで亡くなっていた遺体で、
現場にいくグレッグとサラに対して、ブラスが現場にいて
"黙示録へようこそ"と言われる。グレッグは被害者の部屋
でMMORPGの"アーロン軍団"が起動されている事を知り、
被害者はDV8アベンジャーというハンドル名のプレイヤーだ
った。午前4時38分の遺体で、オンラインで対戦していた
バンクーバーのゲーマーからの通報で対戦相手がこの5時間
AFK(キーボードから離れている)との連絡を受けたというので
ある。DV8アベンジャーの本名は、スティーブン・パイルズ。
紙おむつまでして、トイレに行く暇も惜しんでゲームをして
いたケーマーだった。デビッドとケビンが検視の為に現地
入りする。ケビンは心不全じゃないかとし、クジラ君は
脳卒中が心因ではないかと告げる。しかしデビッドはここで
は検死解剖を知るのだと語る。体温は30度、死斑の状態から
6時間から8時間経過しているので、対応は32度から33度で
無いとおかしい事をサラは告げる。

更に死亡事件が発見される。
アレクサンダー邸の庭師が発見した遺体で、プールの中で
男性の遺体が浮かんでいた。遺体はベンジャミン・ファウラー
(39歳)であり、離婚したばかりでここに仮住まいしていたのだ
ろうとの事。事件を捜査するのはニックとレイモンドだった。
ゲストルームを調べると、ドアが蹴破ろうとした跡が有り
ドアにゲソ痕が付着。窓硝子が割れていて、鍵を開けて押し
入った形跡が有った。靴跡をシ調べるレイモンドは、
ヘリンボーンだと告げ、窓硝子の割れ方は放射線状のもの
なので外から割ったものだろうとのこと。ドアを蹴破ろう
としたが出来ずに窓を割って入ったのではないかと推察。
強盗と出くわして、ベンは殺害されたのではないかと告げる。
室内にはテレビを含めて金目のもの全てが盗まれていた。

アルとキャサリンはパイルスの遺体を調べる。
食道に未消化の嘔吐物が引っかかって窒息死したのではないか
という。健康に悪い食事をしていた事は事実で、激しい逆流
から声帯に詰まったものだろうとのこと。
またアルはキャス・エリオットの遺体は、肥満による心筋
死亡変性だと語る。

ギャンブルの総額は2千ドルに膨らんでいた。

キャサリンは何故嘔吐物が食道から外に吐けずにいたのかが
疑問だった。アルは舌の状態を見ると被害者は発作の持病が
有った形跡が有るという。室内からはカルバマゼピンという
抗痙攣剤・てんかんの薬だという。てんかんの人がゲーム
中に死んだのだとすると、この場合、死因は事故死になるの
かと告げる。グレッグはサムにゲームをしている人ならば
ゲーム内容を記録しているハズだとして、ハードディスクの
内容を調べようという。バーチャルな世界に手がかりがある
かも知れないと語る。
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ニックたちは自分たちが勤務しているシフト中に、気がつくと
"殺人"、"事故死"、"自殺"が起きた事を知る。これに"自然死"
が加われば、CSIの中でも滅多に無いサイクルヒットになると
して、CSIスタッフたちは、自然死を見つけるのは誰なのか、
本当に自然死のケースが出てくるのかをかける事になる。
この日、11件の人の死に遭遇するが、果たしてその中に自然死
のケースは見つかるのか。

新人検視官のケビンが相当癖が有り、デビッドはイライラっと
させられていたけど、見ていても相当不快なキャラだった。
イライラさせられる程に死のフラッグが立てられて、アスピリン
を飲んでいた際には益々死ぬんじゃないだろうかという感じ
がした。ただ自殺なのか自然死なのかの判別って騒動難しい
気がするんだけどね。

先日グレッグとニックの間の死を巡る賭け事の時には、ニック
は不謹慎だとしてグレッグに勝った賭け金を返していたけど、
こういう事は不謹慎ではないのかって感じ。
ベガスならではの何でも賭けの対象にしてしまうというのは
面白いアイディアなんだけどね。

全員が誰にかけているのかが気になるものがあった。
ホッジスはニックに賭けて、チームストークスと語る辺りは
笑えたし、キャサリンは自然死は無いに賭けていた。
レイモンドはここはベガスなんだから、何もこんなところで
賭けないでも良いとして事態していた。最終的にはデビッドに
賭けたアルが総取り?。

死に関しては、主にゲーム中に亡くなったとするスティーブ
ン・パイルズと、プールの中で発見されたベンジャミン・ファ
ウラーの遺体がメインとして取り上げられた。

スティーブンにはてんかんの症状がある中で、食生活は乱れて
いるは、症状に悪そうなゲームを一日中熱狂しているわで、
死ぬべくして死んだ感じがするのだけど、ゲームの武器である
閃光弾を使って死んだとしたら起訴出来るものなのだろうか?
結果としては、太った彼の事を溺愛していたエヴァンと同性
の彼女を好きだったモニカが捜査線上に上がり、太った男
に彼女を奪われたことの嫉妬心で薬を盛って殺害したのが
明らかになった。エピソード自体が不自然な感じだったけど、
思わずグレッグはスティーブンに溺愛しているエヴァンを
見て"嘘だろ〜"みたいな発言をしていたのが印象的だった。
"私の彼よ、他のビールっ腹にして!"とDV8にメールして近づく
女性を追い払っていたエヴァンの姿を見ると確かに嘘〜って
感じ。

ブラスも"ゲームオーバーだ野郎共!"とゲーム大会に乗り込む
様が笑えたし、俺は若い頃に本物の戦場で人を殺したと
告げる辺りの皮肉が響いたエピソードだった。
ゲームの男、ニンジャ・アサシンの口まねをして"そんなとこ〜"
と語る辺りも笑えたけどね。

ベンジャミンの死はとても切ないものだった。
事業に失敗し、転落した一人の人生の末路だった。
ラスベガスでなくてもこういう人生は有るのだろうけど、
ラスベガスだからこそ、こういう死もまた響くものがあるな。
妻のために死を偽装して、保険金を残そうとする姿はとても
切ないものがあった。

キャサリンがいつものように銃の弾道検査をしていたけど
水中で銃を使うという実験。髪の毛を束ねている姿はちょっぴり
ドキっとするものがある。

ベンジャミンに金を貸していた高利貸しの男・カールを演じた
Sal Landiは、現在放映中の「デスパレートな妻たち8」でも
全く同様に高利貸し役で登場し、マイクを殺害した。

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