CSI:科学捜査班
CSI: Crime Scene Investigation
(シーズン1)

http://www.watch-csi.jp/csi/




 


Feb. 8, 2001
第13話 大爆破 絶体絶命 Boom

脚本/Josh Berman、Ann Donahue、Carol Mendelsohn
監督/Kenneth Fink
--------------------------------------------------------
オフィスビルで爆破事件が発生し、警備員の一人が爆風によっ
て亡くなる。
ギルによると爆弾は少しの知識が有れば誰にでも作れるとし、
現場に来たウォリックやサラ、キャサリンに目についたもの
爆弾の一部だと思われるもの全てをラボに運べと支持する。
キャサリンも例え粉々になろうとも密閉した空間で部品がなく
なることはないと語る。ウォリックは現場での撮影を行う。

ニックは24時間勤務の後、大学時代の同期がラスベガスに遊び
に来ていた為に一緒に飲んでいた。友人はもう一軒行こうと
誘うがこれ以上は無理だとして帰ろうとする。
すると道の向かいで、娼婦のクリスティが男性(ジャック)に
絡まれているのを目にする。ニックは何かトラブルでも有った
のかとクリスティに声をかける。ニックは興奮している男に
何か話があるならば署で話を聞くというが、単に意見が食い違
っただけだとつげ、その場から去っていく。クリスティはお陰
で助かったと告げると、あなたと会うときはいつも私が困って
いる時ねと告げる。ニックはクリスティを自宅まで送っていく
という。
車の中でニックはそろそろ仕事を変えたらどうかと告げると、
クリスティ自身そろそろ潮時かもしれない事を口にし、大学
を中退しているが戻ろうかと思うという。家に到着すると
彼女はニックをビールに誘う。
商売抜きで家に来れば良いと
してニックも部屋に上がることに
なる。

爆発現場ではFPと書かれた爆弾の部品を発見していた。
そんな中、ギルの元にはドミニク・クレツカーという男性が
やってくる。男はビルの警備員でたまたま食事で現場から
離れていたのだという。
ドミニクは爆弾に詳しく、ギルの
こともテレビや新聞を通して詳しく知っていて、警察官に
憧れのようなものを抱いている人物
だった。マスコミが事件
の様子を報道しているのを見ると、
英雄願望があるドミニク
は解決してテレビに写ったりしたいと告げる。ギルはドミニク
に捜査に協力する意志はあるか?と尋ねると、制服警官に
ギルはドミニクを監視するよう告げる。

翌日ニックはクリスティに電話するが電話には応答がなかった。
クリスティの家の前を通ると、警察官たちが規制線を張って
いるのを目にする。昼版のCSIが自宅で殺害された人物の捜査
をしていることを聞くニック。被害者はクリスティ・マリー・
ホプキンス
だと聞くとニックは衝撃を受ける。

ドミニクはベガス署にやってくると、色々とパイプ爆弾について
説明しは始める。とても詳しく普段から自分で爆発の実験を
しているというドミニク。フィンという弁護士がやってくると、
勝手に弁護士無しで会話するのは禁止だと言われる。

キャサリンたちは半径5m内の爆弾の破片を集める。
被害者はこれだけの爆風ではあったが、ズタズタにはならなかっ
た。キャサリンによると室内には真空効果と呼ばれる静かな
空間が一部出来るのだという。
ギルは
時限装置に使われていた時計の一部を見つけ、そこに
オレンジ色の溶けた繊維が付着していることが分かる。サラに
話してこれが何かを分析するよう告げる。
そんな中、ニックがギルの元にやってくる。
ニックはクリスティと朝まで関係を持っていたが、その人物が
自宅で今朝殺害されて発見されたとし、昼版の捜査官・エクリー
たちが捜査している事を告げる。現場からは俺の指紋やDNAが
沢山見つかるだろうとのこと。彼女と別れたのは朝の4時頃だ
と告げる。キャサリンも現場にやってくると、ニックがクリス
ティと朝まで一緒にいたことを知っていた。身に覚えがない
のであればエクリーに話すこともないとつげ、散歩にでも行って
クリスティに絡んでいたというジャックを見つけてくるのも
良いのではないかと告げる。

--------------------------------------------------------

■ニックが殺人の容疑者に・・

これまでニックと良い雰囲気のあった娼婦のクリスティ
が彼と関係を持った数時間後に殺害されるという自体が
発生。捜査を担当するのが昼版のエクリーということで
また嫌なヤツが絡んでくるという状況だったけど、確かに
刑事(正確にはCSI)が娼婦と関係を持ってしまえば、言い訳
は出来ないものだよね。

ニックがピンチだという時に、キャサリン以外の人物がその
容疑を晴らそうともしないところが凄く非情な感じにも思えた。
最新のシーズンならば、取りあえずロビンスやグレッグ
くらいは手が空いているのだし手伝ってくれそうだけどね。

例え無実でも一度でも逮捕されてしまうと、CSIからは無条件
に辞めなければならないという縛りがあるならば、キャサリン
が一人で現場にいき、凶器に使われたロープ発見。
そこからDNAが検出されて、犯人の自供がまるで嘘だった
ことが判明するけど、前科者の言うことを聞いてニックの
意見を無視するとは、なかなかチームとしてもまだまだ
絆は生まれて居なさそうだ。

それにしても過去に3度登場したクリスティの死はちょっぴり
切ない。とはいえ根っからの娼婦根性を出していたという
辺りは寂しいかな。ニックが葬式を出すようで、家族が居ない
という事を聞くと、彼女もそうせざるを得なかったのだろうね。

取りあえずニックのゲイ疑惑が晴れたのが一番の収穫なのか
も。

■爆弾事件

今回担当したのは、ニックを除いた全員の捜査官だった。
ドラマとして面白くしたのは、爆弾マニアで英雄願望の有る
警備員のドミニクが関与してきたことだろうか。
大抵はこういう人が犯人だと分かっていくけど、この人のして
いる事は額面通り親切で、優しい人物だった。
ただ怪しい人物には違いがないけどね。

現場で見つかったのは、FPと書かれた金属片、オレンジ色
の繊維の溶け出したもの。

アルミのブリーフケースで現場に運び、時限装置は目覚まし
時計で、黒色火炎が使用されていること。パイプの種類を
特定する為に爆破実験をしていたけど、必要だったのか
という感じ。
第二の爆発事件が発生したことで拘置所にいられていた
ドミニクは無罪だとして釈放。
オレンジ色の物質がポリエチレンであること。
第二の犯行現場のスリフトライトレンタカー店のスタッフ
ジャンバーがまさにそれに該当するということで、その関係
者を調べていくと、解雇されたことに腹を立てていた
元支店長のノーマンが浮上。
ウォレックがFPと彫ったものが初心者用のエッジングの榛
だと知って突き止め最終的にはその息子が犯人だと判明する。
息子は、父親が息子のした事を怒っていることに「何故?」
と理解を示していなかったところが何気に怖い。

ノーマンを演じていたのは24のチャールズ・ローズン
大統領役のGregory Itzin。

ギル・グリッソム (William Petersen) CSI
キャサリン・ウィロウズ (マージ・ヘルゲンバーガー) CSI
ニック・ストークス (ジョージ・イーズ) CSI
ウォリック・ブラウン (Gary Dourdan) CSI、賭け事が好き
ジム・ブラス (ポール・ギルフォイル) 刑事、警部
グレッグ・サンダース (エリック・スマンダ) CSI
サラ・サイドル (Jorja Fox) CSI
アル・ロビンス (Robert David Hall) 監察医
コンラッド・エクリー (Marc Vann) CSI
デビッド・フィリップス (David Berman) 監察医

ドミニク・クレッツカー (Stephen Lee) 警備員
クリスティ・ホプキンス (Krista Allen) 娼婦、25歳
ジャック・ウィルマン (Mark Valley) クリスティ殺害、前科者
ノーマン・スティアリング (Gregory Itzin) 父親、会社をクビ
タイラー・スティアリング (Tim Redwine) サミット高校、息子
ブライアン・モブレイ (Glenn Morshower) 保安官
マーガレット・フィン (Palmer Davis) 弁護士
エリック (J.D. Evermore)
ニコール (Kristin K. Ulrich)
アービントン (Greg Collins) 捜査官
--- (Jonathan Bray) Manager
ジェイク・リチャーズ (Jeff Brockton)
--- (Carlos Ragas) Orpheus Security Guard
--- (William Wantland) Extra

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

inserted by FC2 system