CSI:科学捜査班
CSI: Crime Scene Investigation
(シーズン1)

http://www.watch-csi.jp/csi/




 

Mar. 8, 2001
第17話 心の闇 多重人格 Face Lift

脚本/Josh Berman
監督/Lou Antonio
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スタンベリー通りで陶器店を経営しているマークアンは店に
やってくると強盗が入って店内が荒らされているのを知る。
また被害が有ったとして、マークは防犯装置を本格的に設置
する必要がある事を呟く中、アンは金庫が壊されて売上金が
盗まれている事を知る。盗むのであれば金庫は壊さず金だけ
盗んでと皮肉る中、マークはそこで
男性が倒れているのを
発見
する。

ギルとキャサリンとニックが現場の陶器店にやってくる。
ブラス警部によると被害者はジョセフ・フェルトン(44歳)
の事だった。キャサリンは現場から
指紋を採取し、ニックは
強盗の
侵入・脱出経路を調べていく。
犯人は金庫を焼き切っていて、昨日の売上金500ドルを盗んで
いったという。被害者は後頭部に複数回殴られた痕がある
とし、不意を突かれて背後から頭を殴られたのだろうと。
強盗同士仲間割れしたと言うことなのか。

ロビンスは遺体をモルグで調べると、
三回頭部を殴打した際に
脳幹への傷が致命傷
に至ったものだと結論を出す。
凶器の特定は出来ていないが、サンプルは検査に回しておいた
とのこと。
黄色い塗料光っている粒子が付着しているとの
こと。キャサリンは被害者の
髪の毛に何かが付着しているのを
見て櫛でとかしてそれを採取する。詳しく見てみると
胞子
とし、シダに触れたのだという。ニックは裏口にシダが生えて
いた事を語る。

ギルは現場の指紋を登録されている指紋と照合していた。
キャサリンがやってくると、ギルは一致する指紋が検出された
という。現場には38個の指紋が有ったが、そのウチの一つは
コロラド州で21年前に誘拐された4歳の少女・メリッサ・マー
ロー
のものだと告げる。当時は誘拐され死んだものとして
処理された案件だった。手の大きさは変わっているが、
指紋は決して変わらないとして、詳しく調べる。
店で指紋は見つかるが、指紋は誇りまみれになっていたので
かなり前に来店した事が分かり、殺人事件とは関連がないかも
しれない事を告げる。

一方サラとウォリックは、
椅子に座りながら焼死したナディア
の遺体を調べていた。骨まで燃えているもので、特に外傷が
なく骨まで燃えていることから、
人体の自然発火によって
亡くなったものではないか?
というサラ。ウォリックはそんなの
はSFでの世界のことで実際に人体が自然発火することなど
あり得ないと語る。
木綿の切れ端が焼け残っていて、それが
ナイトガウンだった
事が分かる。体は灰になっているのに、
どうしてガウンだけが焼け残ったのか。
更に天井には穴が空いていることが分かり、相当その場所だけ
激しく炎が燃え上がっている事を示唆していた。
アービントン刑事は既に夫のラリーは署に連れて行き事情を
聞いている最中だと語る。

オライリー刑事は、ラリーから話を聞く。
ラリーは寝室で寝ており、妻は居間の椅子に座って寝ていたのだ
という。朝起きてくると燃えて死んでいたと。夫婦仲は良かった
事を告げるが、なぜ同じベッドで寝ていないのかと問われ、
妻のいびきが酷いので別々に寝ていた事を告げる。

陶器店の
金庫はプラズマトーチで破られている事が分かる。
高性能電気バーナーで普段は鋼鉄を切断する時に使う物だという。
金庫破りにしても珍しいもので、99年に同様の道具を使って
窃盗事件が発生していた。当時の容疑者もやはりジョセフ・フェ
ルトンだったが、犯人はダリン・ハンソンだと証言したことで
ジョセフの起訴は見送られていた事が分かる。ダリンは12日に
出所したばかりだと知るのだった。

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■陶器店に入った強盗・殺人、そして21年前の誘拐事件

担当したのはギルとキャサリンとニック。
最近この三人で組むことが多いね。

店内に残る指紋から21年前に4才の時に誘拐されたメリッサ
の遺体がある事が判明。まだ当初の段階では殺人の容疑者
ではなかったけど、遺体を確認しに来た際に、彼女の服の襟に
被害者に付着していたシダ類の胞子が付着していたことで
一気に容疑者として疑いをもたれることになった。

生きていたと知った両親は相当嬉しかっただろうけど、
メリッサはタミーとしての生活をしており、両親のことなど
一切分からない。
精神科医によると3才児未満の記憶は残らないけど、4才児は
もしかすると記憶が少しくらいは残っている可能性を示唆
していた。

凶器に使われていたのがなんとウラニウムという放射性物質
だと判明。ただ50年代までは放射能が有毒であることを
認知されておらず、昔は酸化ウランは塗装剤に添加されること
も多かったようだ。店の陶器からその物質を検出して
凶器を特定。さらにその流れから令状をとって家宅捜索した
結果、手袋、指紋が検出されて、彼女が育ての親で誘拐した
男を殺害していた事が判明する。

ただ問題は二重人格者ではないかとする疑いが出てきたこと。
CSIでも気むずかしい精神的な分野に踏み込み始めたようで、
二重人格の中のメリッサとタミーが頭の中で混在していて
殺人を科学的に証明出来るのかどうかが焦点となった。

キャサリンが拘置所に会いに行った際には、二重人格など
存在せず寧ろ社会適応障害によって、常識がかけ離れている
事が判明した。
結果保釈中に逃走。親は全てをなげうちそして逃走に幇助
したことで逮捕され、メリッサ本人は逃げてしまうのだから
たまらない。しかも逃げる相手は、ジョセフの元相棒のダリン
だというのだから、どうなっているのか全く理解出来るもの
が無かったかも。

ギルたち、諦めるのが早いだろうって感じだけど、
シーズン2の9話で解決させるようだ。

■自宅の居間のイスの上で焼死した女性・ナディア

担当したのはサラとウォリック。
サラは証拠から見てあらゆる可能性を検証した結果、
人体の自然発火ではないかと告げる。デビッドもまたサラが
好きなものだからその意見に加勢する姿が有った。

ブタを使って実証実験。
ナイトガウンを着せた状態でタバコの火からどのようにガウン
が燃えて人体が焦げるのかを調べていた。
ギルはあっさりと答えを知っていたようで、「Dr.ハウス」の
ハウスが部下たちを試すようにして、病状を知りつつ実験
させているみたいだった。
まぁ流れはよく分からないところが有ったけど、ブタを
燃やすという実験をやりたかっただけだろうな。

大量の睡眠薬セコナールが検出されているというし、何処か
らどう見ると自然発火説が出るんだろうか。

それにしてもサラってタバコを吸っているんだね。
ウォリックがタバコで火を使う際に、サラはすっとライター
を差し出していた。

ギル・グリッソム (William Petersen) CSI
キャサリン・ウィロウズ (マージ・ヘルゲンバーガー) CSI
ニック・ストークス (ジョージ・イーズ) CSI
ウォリック・ブラウン (Gary Dourdan) CSI、賭け事が好き
ジム・ブラス (ポール・ギルフォイル) 刑事、警部
グレッグ・サンダース (エリック・スマンダ) CSI
サラ・サイドル (Jorja Fox) CSI
アル・ロビンス (Robert David Hall) 監察医
コンラッド・エクリー (Marc Vann) CSI
デビッド・フィリップス (David Berman) 監察医
ブライアン・モブレー (Glenn Morshower) 保安官

シャーロット・メリディアン (Susan Gibney) CSI職員
ジェナ・ウィリアムズ (Judith Scott) 検死官
ブライアン・モブレイ (Glenn Morshower) 保安官
コンラッド・エクリー (Marc Vann) 昼番のCSI主任
デビッド・フィリップス (David Berman) 監察医
マンディ・ウェブスター (Sheeri Rappaport) CSI、指紋
レイ・オライリー (Skip O'Brien) 刑事
アーヴィントン (Greg Collins) 刑事

タミー・フェルトン (Brigid Brannagh) メリッサ・マーロー
フィリップ・ケーン (Reginald VelJohnson) 精神科医
ハンク・マーロー (James Eckhouse) メリッサの父
リゼット・マーロー (Joan McMurtrey) ハンクの妻
テリ・ミラー (Pamela Gidley) 法医学者
ダリン・ハンソン (Larry Holden) ジョセフの元相棒、泥棒で服役
Mr.ウィンストン (Brian Howe)
ランディ・ペインター (Tom Gallop) 弁護士
ジョセフ・フェルトン (James Wellington)
--- (Teddy Lane Jr.) Uniform Officer
アン (Kathy Christopherson) 陶器店
マーク (Craig Woolson) 陶器店
--- (William Wantland) Extra


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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