CSI:科学捜査班
CSI: Crime Scene Investigation
(シーズン2)

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Dec. 13, 2001
第11話 女が男を殺す理由 Organ Grinder

脚本/Ann Donahue、Elizabeth Devine
監督/Allison Liddi-Brown
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デボン・ホテルチャックシンディは出会ったばかりで
一晩を共にしようとエレベーターに乗ると男性が倒れている
のを見つける。

ギルやブラス、サラはすぐにホテルにやってくる。
ブラスによると何者かから人が倒れているという通報が有った
のだという。現在男性はデザートパーム病院に搬送しているが
助かるかは分からないという。被害者はボブ・フェアモント
宅地開発業者・フェアモントホームの社長だった。
ブラスは搬送前に現場の写真を撮影して置いたとしてギルたち
に見せる。その写真を見ると明らかに倒れているボブに何者か
が服を着せた跡が有ると語る。

ニック、キャサリンも合流するとサラとギルは被害者ボブが
泊まっていた部屋を調べに行く。ギルは"殺し部屋"に泊まって
いた事を指摘すると、ニックはその意味がよく分からず尋ねる
が馬鹿にされて憤怒する。
ニックとキャサリンはエレベーターを調べてくれとギルは語る。

ブラスはボブの妻・ジュリアから話を聞く。
すると夫はとても面食いな人で浮気をしていたかも知れないが
自分は干渉していなかったという。

一方部屋を調べるギルとサラ。
シャンパングラスが2つ有るがどちら共に口紅は付着していなか
った。香水のにおいから女性が居たことは明らか。そして性交渉
したであろう事も分かる。カーテンが開けっ放しで違和感が
有った。部屋には下着が落ちていてサラによると85のCカップの
ブラジャーだという。女性と一緒に居たのであれば、通報した
という男性は一体何者なのかと疑問に感じる。

キャサリンとニックはエレベーター内で白い粉を見つける。
ニックはコカインなのかと尋ねるが、それとは違うというキャサ
リン。見ただけで分かるとは年季が違うと告げる中、分析に回す
ことに。

ギルとサラは室内から体液が無いか調べていく。
ベッドからは体液・精液、そしてシャンパンの染みが出てくる。
また使用済みのコンドームも発見される。

グレッグはラボで白い粉を調べる。するとこれは頭皮であり
フケだという事が分かる。脂漏性皮膚炎の人物がボブをエレベーター
に運んだであろうことを示唆している事が分かる。グレッグは
キャサリンに対して、サラをディナーに誘ったら付き合って
くれるだろうかと相談する。

ウォリックがやってくるとキャサリンに対して、現在フェアモント
事件を担当しているのかと問う。ウォリックは3年前に自分の
初の仕事だった事を告げ、フェアモントの自宅で起きたものだと
いう。ボブ本人は銃の手入れ中で自分で撃ったものだとしていた
が、あれがホントに事故だったのか分からなかった。

そんな中ギルの元にアルから電話が鳴る。
モルグに遺体が運ばれてきた事を告げ、それがボブだと分かる。
ボブはくも膜下出血で死亡したもので、38歳にして脳死の状態
だったという。既にこの2時間で8つの臓器が医師によって抜き取ら
れているとのことだった。
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デスパレートな妻たちのブリー・バンデカンプ役のMarcia Cross
が容疑者として浮上する話。

結論から語ると、今回珍しいことに事件は起訴に至るまでの
決定的証拠が見つからなかったという案件だった。

いわゆる交換殺人って感じのもので、被害者の妻・ジュリアと
社長秘書・クローディアのどちらが殺人を犯したのかを証明・立証
するのが難しいという為のもの。

しかしドラマを見ていると証拠はあまりあるくらいに発見されて
いるし、実行犯を証明出来ないというだけで無実になるというの
も相当な違和感のある案件だった。

いつものギルならばとことん追い詰めるのに、科学は決して万能
ではないと語るところも普段の彼とは違うしね。

今回主に事件に肩入れしていたのはサラだった。
ギルは妙に今回の事件に深入りしていなかった感じがするのは
気のせいなのかって感じだったけど、サラが走り回って遺体を
調べていた。

時々このドラマでも登場する葬儀社のランディも登場。
妻のジュリアはあまりに手際よく、夫の遺体を臓器提供していた
り、また根こそぎ金目のものを夫からはぎ取り火葬していると
いうのだから凄いものが有った。

よく分からないのは、毒殺を企てたものであるのならば、わざわざ
ホテルに行く必要など有ったのかどうかという点だと思う。
ジュリアとクローディアの二人がホテルにいた事は明らかなので
二人共に起訴出来ないのだろうか?

グレッグのお手柄で、検索でクローディアの夫のジョンもまた
1993年にアリゾナで亡くなっており、亜セレン酸塩が検出されて
いる事から起訴出来そうな感じはするけどね。
またジュリアが夫の股間を撃った3年前の案件に関しても、
撃ったことは認めているのに、被害者が亡くなっているというだけ
で罪には問われないものなのだろうか?

ちなみにギルが言っていた殺し部屋とは、殺人現場として最適な環境にある
ホテルの死角の部屋のことを言うそうだ。非常口に近いとか、カメラが
なく、人に見られないようにして外にすぐに出られる様な部屋のことみたい
だね。


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ギル・グリッソム (William Petersen) CSI
キャサリン・ウィロウズ (マージ・ヘルゲンバーガー) CSI
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ボビー・ドーソン (Gerald McCullouch) 弾を調べる

ジュリア・フェアモント (Marcia Cross) ボブの妻
クローディア・ギディオン (Anne Ramsay) ボブの秘書
ランディ・ゲセク (Kelly Connell) デザートヘイブン葬儀社
カール・マーシー (John F. O'Donohue) 肝臓の移植
ストックトン (Spencer Garrett) Mercer's Doctor
シンディ (Erinn Bartlett) カップル
チャック (Dax Griffin) カップル
--- (Rene Ashton) Receptionist
ロバート・フェアモント () "ボブ"、フェアモントホーム社長
ジョン・ギディオン () 牧場


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