CSI: 科学捜査班
CSI: Crime Scene Investigation
(シーズン7)

http://www.tv-tokyo.co.jp/csi7/
http://www.watch-csi.jp/csi/csi7episode.php


第13話 罠
Redrum

脚本/Richard Catalani、David Rambo
監督/Martha Coolidge
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ダニーロ・ザメスカ議員が人里離れた場所で殺害される。
一人息子を麻薬の売人によって銃殺されて以来、ザメスカ議員
は麻薬撲滅を訴え公務に捧げてきた人物だけにマスコミも大き
く取り上げた。彼の後を継いで闘う議員は居ないとか、あいつ
も麻薬に浸かっていたのではないかとコメンテーターの意見も
飛び交っていた。

現場検証をするとタイヤ痕の近くにはスポンジが見つかる。
また犯人が残していったコーラのストローから指紋が検出し、
犯人はウェストコーストの麻薬王・トーマス・サイモンである
事が分かる。すぐに彼が経営するバーを訪れるが、彼はここ3
週間姿を見せていないという。

世間も注目している事件だけに、副保安官のマッキーンは、
キャサリンやブラス警部、ケプラーの居る前で容疑者の逮捕を
急かすと、ケプラーはフィラデルフィアで使った手が有ると提
案。それは現場をでっち上げて別の容疑者を打ち立てて別の
犯人を逮捕させる事で、サイモンの嫌疑が晴れたように誤解さ
せるというものだった。その為にはCSIの身内も騙さなければ
ならないとするとキャサリンは懸念を示す。ウチの職員達を
騙すことは絶対に出来無いという。
被害者と犯人、そして検事への根回しが必要だとされ、仕方
なくキャサリンも作戦に加わる。

ニックとウォリックには車両窃盗の捜査に向かわせる。
サラはグリッソムから送られてきた小包をみた後、グレッグ
と一緒にアパートで見つかったジャンキーの女性・モニーク・
カーター殺害事件現場を調べる。第一発見者はアパートの管理
人で、デビッドの検死の結果死後48時間は経過。頭部を鈍器で
殴られた事が死因だという。被害者の腕には麻薬の常習を示す
注射痕と共に、サソリ座のタトゥーが描かれていた。
携帯電話は残されており、部屋はジャンキーにしては食べ物が
多く残されていた。もしかすると誰かと一緒に居たのでは無い
かという。

一方ブラス警部は逆行捜査の犯人役として麻薬の売人のラット
を選ぶ。彼には別の人生を用意すると条件を提示する。そして
被害者役には麻薬課の囮捜査官ホルスタインが選出される。

ザメスカ事件では9mm弾3発が撃たれており、2種類の靴跡、そし
て2種類のタイヤ痕が検出された。

ヘンリーが麻薬・ヘロインの分析を行っていたラボに近づく
キャサリンは隙を見てヘロインを奪取する。
ケプラーはボビーの隙を付いて銃弾検査を行い、使用済みの
銃弾を持っていく。

ホッジスはケプラーの不審な動きにいち早く気がつくと、彼は
内務調査の為に送られてきた調査員であると疑う。

いよいよ偽装現場を作る。
議員が殺されたのと全く同様に、車中に血痕を霧吹きで吹きつけ
窓ガラスを点火プラグで割る。そして仕上げにヘロインと銃弾
を車中に残していく。そしてラットにコーラの容器を現場に落と
させる。
ケプラーは事件が有ったことを匿名で通報し、その情報を無線
で受けたとしたブラスが直ちに現場に向かうと応答する。
キャサリンは検死中のアルに電話を入れ、マスコミ対応の為に
現場の遺体をすぐに運び出したい事を告げると、現場の状況を
きちんと採取してから動かすよう指示を受ける。
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逆光捜査を提案するケプラー

証拠をでっち上げて別の犯人を逮捕し、何処かに潜伏している
本当の犯人をあぶり出すというもの。
しかしその為には仲間達もダマさねばならず、下手をすれば
部下達の信頼の全てを失うという危険な作戦である。

でっち挙げた証拠をCSIは見破ることが出来るのか。

今回はニックが鋭い視線で描かれていたね。
最初は車両窃盗の処理を依頼されて外れクジを引かされていた
が、ラボに戻った彼は議員事件に関してキャサリンが証拠の
資料を隠している事に気がつく。

ホルスタイン事件で現場の血痕の中に脳組織や骨が見つかって
いない事、そしてガラス窓が銃弾によって割れたのではなく
点火プラグによって壊されている傷が見つかったこと。
また遺体に関してもラボに無かったり、モニーク事件が完全に
一連の事件から無視されている事を見つける。

マッキーン副保安官による落ち度

彼が検事に根回ししていなかったことで、でっち挙げた証拠と
本当の証拠の選定が出来無くなり、起訴が出来無くなるという
ハプニング。
なんとかニックたちのお陰でモニークのアパートに居たのは
サイモンである事を見つけて、モニーク殺しで起訴できること
にはなった。

キャサリンはこのピンチを乗りきることが出来ようか。

犯人検挙のためとはいえリーダーとして部下達の不信を失った
事は今後影響すると思われる。グリッソムならば絶対にこんな
捜査はしなかったからね。

ケプラーの才能。

ただものではないと思ったけど、状況証拠を見て犯人の気持ち
に感情移入して犯行状況を思い浮かべることが出来るようだ。
今後ともこの人の能力に頼る場面が多くなるのか。

ギル・グリッソム (ウィリアム・ピーターセン) CSIリーダー
キャサリン・ウィロウズ (マージ・ヘルゲンバーガー) CSI (新主任)
ニック・ストークス (ジョージ・イーズ) CSI
サラ・サイドル (ジョージャ・フォックス) CSI
ジム・ブラス (ポール・ギルフォイル) 刑事
ウォリック・ブラウン (ゲイリー・ドゥーダン) CSI
アル・ロビンス (ロバード・デヴィッド・ホール) CSI検死官
グレッグ・サンダース (エリック・スマンダ) CSI研究員
デビッド・ホッジス (Wallace Langham) CSI
コンラッド・エクリー (Marc Vann) CSI上司
デビッド・フィリップス (David Berman) CSI (眼鏡の方) 検死
ソフィア・カーティス (Louise Lombard) CSIから刑事へ
ウェンディ・シムズ (Liz Vassey) CSI (DNAラボ)
マンディ・ウェブスター (Sheeri Rappaport) ラボ
ヴァルタン (Alex Carter) 刑事
ジョー・メトカルフ (Joseph Patrick Kelly) 刑事
ボビー・ドーソン (Gerald McCullouch) CSI、銃弾検査
ヘンリー・アンドリュース (Jon Wellner) CSI

マイケル・ケプラー (Liev Schreiber) 新任

ジェフリー・マッキーン (Conor O'Farrell) 保安官
ダニーロ・ザメスカ (A Martinez) 議員
エドウィン・デニソン (Adam Nee) 通称"ラット"。犯人役
エゼキール・ホルスタイン (Darris Love) 巡査。被害者役
--- (Gill Gayle) アパート管理人。第一発見者
トーマス・サイモン (David Fabrizio) 犯人。麻薬の売人
--- (Jernard Burks) 証拠保管庫の黒人
モニーク・カーター (Suzy Cote) 元弁護士、ジャンキー、死亡
ミッチェル (Larry Mitchell) 刑事
--- (Geno Monteiro) バーテンダー。サイモンの店

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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